飛び石が楽しい!『鴨川デルタ』は京都のランドマーク!
京都市街北部、鴨川のスタート地点にある『鴨川デルタ』は、観光客や市民の憩いの場!ちょっとしたアトラクション要素もある楽しいスポットです!
筆者紹介
こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均35泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。
旅人サイファ実績
・スキルマーケット「ココナラ」にて旅行お出かけカテゴリ売上実績No1
・グルメサイト「ニッポンごはん旅」公認ライター
・スマートニュース/Yahoo!ニュースほかメディア掲載実績多数
・「にほんブログ村」国内旅行カテゴリPVランキング1位を記録
こちらの記事は【初夏の京都~名古屋庭園巡り旅行記】よりお届けしています。
『鴨川デルタ』は京都の大動脈・鴨川のスタート地点!
京都の川といえば…市街地の東側を流れる鴨川ですよね。夏場は川床が作られて涼を取り、春や秋には若者たちが腰かけて並ぶ風景は、京都の風物詩となっています。
実はこの鴨川は、古くから市民の憩いの場になっていて、出雲阿国がはじめた歌舞伎踊り(現在の歌舞伎の元祖)も、鴨川のほとりに建てられた小屋で披露されたのがはじまりと言われています。
そんな鴨川ですが…実は京都市内にはもうひとつ「賀茂川」と呼ばれる川があるのをご存じでしたか?
考えてみれば…京都を代表する神社も、
と「カモ」の漢字が2種類使われていますよね?
実は、今でこそ名前の違う「上賀茂神社」と「下鴨神社」も、そもそもは「賀茂社」と呼ばれるひとつの神社でした。
この「賀茂社」は、平安京が置かれるさらに前から京都の地に鎮座していた守護神です。平安遷都をもって、さらに力を持つのを恐れた朝廷によって、下社を新たに作らせ、その勢力を二分したとも言われています。それ以降、上社は「上賀茂神社」、下社は「下鴨神社」と呼ばれ、後世に至っています。
この「上賀茂神社」「下鴨神社」の名称は、川の名前にも影響を及ぼしました。
下鴨神社のある合流点よりも下流を「鴨川」とし、高野川と合流する前の上流を「賀茂川」と呼んだのです。
つまり、「鴨川」のスタート地点がズバリここ!『鴨川デルタ』と呼ばれる▽点こそが、鴨川の起点となっているのです。
そんなランドマークである『鴨川デルタ』は、実は様々なアニメやドラマで使われる聖地にもなっているんです。また、周辺には大学も多いことから、学生や市民の憩いの場にもなっています。
『鴨川デルタ』の見どころ
とは言え…?『鴨川デルタ』なんて、ただの川の合流点…でしょ?別にわざわざ見に行くほどじゃないでしょ?
いやいや!さにあらず!
実は、ここ『鴨川デルタ』は、アトラクション要素もある、とってもおすすめのスポットなんです!
『鴨川デルタ』の先端部分、賀茂川と高野川が合流する中州へは、ご覧の通り飛び石が置かれており、迂回して橋を使わずとも渡河することが可能になっています。
この飛び石がまた可愛い!真ん丸の甲羅を背負った亀の形をしているものもあります!ただ、飛び石と飛び石の間隔が意外に開いているので…ジャンプ必須です(笑) 子供だと落ちるかも?
この日は中国からの旅行者さんが、ここで撮影をしていました。アニメなどの影響でしょうか?飛び石を歩いている動画なんかも映えるでしょうね!
ちなみに『鴨川デルタ』の先端部分はこんな感じになっています。右が賀茂川、左が高野川。ふたつの河川が合流して「鴨川」と名前を変えます。
ここ『鴨川デルタ』からは、糺の森や下鴨神社も徒歩圏内です。水辺で遊んだあとは、ぜひ下鴨神社へもご参拝ください。
『鴨川デルタ』へのアクセス/駐車場
『鴨川デルタ』は、京阪電車の出町柳駅から徒歩数分のところに位置しています。周辺には、下鴨神社や糺の森、和菓子店の出町ふたばなど、人気スポットが充実していますので、合わせて訪れていただくと便利です。
また、比叡山方面や貴船神社方面へ向かう叡山電車への乗り換え駅でもありますので、市内北部の観光の合間に立ち寄るのもおすすめです。
お車の場合は、京都駅から川端通や河原町通を北上することおよそ20分で到着します。ただし、これらの通りは観光シーズンは混雑しますので余裕をもってお越しください。
駐車場はありませんので、周辺のコインパーキングをご利用ください。川の反対側にある京都市営出町駐車場はキャパシティも多いのでおすすめです。
【初夏の京都~名古屋庭園巡り旅行記】二日目。銀閣寺方面から出町柳駅へと回ってきました。川のほとりで遊んだあとは…すぐ近くの人気和菓子店へ立ち寄ります。次回もお楽しみに!
『鴨川デルタ』の基本情報
アクセス
京都駅より車で20分
営業時間
24時間自由
定休日
年中無休
入場料金
無料
駐車場
なし
周辺コインパーキング利用
アドレス