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【東京】『和のあかり×百段階段』ホテル雅叙園東京で開催中のイベントがスゴい!

ホテル雅叙園東京が誇る文化財が色とりどりの映え空間に!『和のあかり×百段階段』見学レポート!

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東京都内屈指の名門ホテルで行われている『和のあかり×百段階段』は絶対行くべき映え空間です!期間限定のイベントですので、お早めに足をお運びください。

 

筆者紹介

こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均35泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。

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こちらの記事は【お出かけ報告】シリーズからお届けしています。

 

 

ホテル雅叙園東京『百段階段』の歴史

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JR目黒駅から徒歩10分。都内でも屈指の名門ホテル『ホテル雅叙園東京』は、創業なんと95年!昭和初期から存在する伝統のホテルです。

 

元々は、芝浦で料亭として開業しましたが、昭和6年に現在の目黒の地へと移転してきたようです。当初は宿泊部門は存在せず、本格的な中華料理や日本料理を提供する料亭でした。ちなみに、中華料理店でよく見られる中央部がぐるぐる回るのも円形テーブルも、ここ目黒雅叙園が発祥と言われています。


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目黒雅叙園は、その後の幾多の改築増築を繰り返しますが、昭和6年の創業当初から存在する木造の旧館は「百段階段」と呼ばれ、現在は東京都より有形文化財として指定されています。

 

この「百段階段」は、建物そのものが既に芸術品!地形に沿って作られた直線階段の各階に、趣向を凝らした小部屋が並んでいるのですが…これがまたすごい!全部で8つに分けられた各部屋は、それぞれ個性が異なる空間で、創業時に当代屈指の画家たちが作り上げた豪華絢爛なしつらえがしてあります。

 

まず、百段階段へアプローチするエレベーターから驚愕します。


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なんと、エレベータードアや内部まですっかり螺鈿細工がぐるり!螺鈿細工とは、貝殻の内側にあるキラキラした部分を採取して加工する美術工芸品です。通常は木材に埋め込むことが多いのですが…ここではなんと金属製のエレベーターにふんだんに使われています。

 

さて…今回期間限定で行われている『和のあかり×百段階段』は、このエレベーターを降りたところからスタートします。

 

『和のあかり×百段階段』の見どころ

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『和のあかり×百段階段』は、「ホテル雅叙園東京」の文化財「百段階段」を大胆にも会場として使ったアート展です。ただでさえ豪華絢爛な高級ホテルの広間を、日本文化が培った「和風の灯り」をテーマにしたアート作品で飾る…という前代未聞の企画なのです!まさにアート×アートの掛け合いが素晴らしい!

 

『和のあかり×百段階段』は2015年に始まった企画展で、2023年で7回目を数える名物となっています。「ホテル雅叙園東京」の夏の風物詩として定着しつつありますね。年によって趣向の違う展示がなされますので、毎年足繁く通う熱烈なファンも多いとか。筆者は今回初めてお邪魔しましたが…もう圧倒されました!


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螺鈿で細工されたエレベーターを降りると…既にアート空間は始まっています。前面には山口県柳井市の名物「柳井金魚」と風鈴たちが出迎えてくれます。


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百段階段へは、ここから靴を脱いでお邪魔することになります。文化財に入りますので、靴下持参が推奨されていました。


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こちらが「百段階段」です!目黒台地の傾斜に合わせて建てられているため、ほぼ直線的な階段が99段も続いています。そして、片側(上って右側)に個性豊かな客室(個室)が連なる作りをしています。

 

まず、一番はじめの部屋が「十畝の間」です。

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ちょ…待って待って。何このアート空間!スゴすぎるんですけど!装飾とライティングは青に統一され、まるで鏡のような床が美しいリフレクションを作り出しています!


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角度を変えて見ると…また表情が変わりますね。もう脳が追い付かない!もともと美しい格天井などで装飾されている部屋のど真ん中にアート作品が展示され…この世のものとは思えない空間が生み出されています。

 

続いて次のフロア、「漁樵の間」へ。


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うおおおお。この部屋はまさに百鬼夜行!赤くライティングされた鬼の空間になっています。もともと、襖絵や柱に漁師と木こりの姿が描かれている部屋なのですが…それらすらも鬼に、すら変えてしまうような圧倒的な演出に絶句!


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まさに、すぐそこに鬼たちが生きているかのような…大胆な赤色の迫力がすごい!

 

次の「草丘の間」は百段階段の中でも最も広い部屋です。

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こちらは、「和のあかり」というテーマを最も表現している展示が印象的でした。色とりどりの張りや提灯で照らされる灯りの美しさ。派手さはありませんが、最もテーマに即した演出ですね。


続いてのお部屋は「静水の間」です。

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この部屋は…ちょっと寒気すらしました。部屋に入ると、なんとススキが植えられており…その奥には鬼の姿。薄暗く演出された部屋は、鬼が本当に動きだしそうな雰囲気ですね。

 

続いて「星光の間」へ。

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ここはこれまでと変わって現代的アートな空間が作られています。この照明…カッコいい!床に照らされる英字がまるでミステリーサークルのように美しく散りばめられています。

 

次の「清方の間」はアート作品が並ぶ部屋になっていました。
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いかがですか?闇夜に浮かぶ灯りたち。展示台が鏡面になっているせいで、どこからどこまでが実作品なのか一見分からなくなっています。「闇の使い方」が面白いですね。


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この部屋の廊下にはこんな面白い仕掛けも作られています。これはぜひ現地で体感してみてください。不思議な空間がそこに広がりますよ!

 

さあそして次がラストの「頂上の間」です。
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この建物は「百段階段」と呼ばれていますが、実は階段は99段で終わっています。これは、「完璧ではない」ことを意図しているようですね。


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頂上の間もさまざまなアート作品が展示されています。こちらは、まるで花火のように空間に花が浮かび上がっています!

 

いやあ…それにしても!元々が素晴らしいお部屋に各々趣向を凝らしたアート作品で彩るという『和のあかり×百段階段』!2023年の開催は9/24まで!ぜひお早めに足を運んでみてください!素晴らしいですから!

 

なお、ここ「ホテル雅叙園東京」は宿泊することもできます。都内屈指の名門ホテルに宿泊して楽しんでみたらいかがですか?

 

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『ホテル雅叙園東京』へのアクセス/駐車場

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『和のあかり×百段階段』を開催している「ホテル雅叙園東京」は、JR山手線の目黒駅から徒歩10分ほど歩いた場所にあります。

 

JR目黒駅、またはJR品川駅からは無料の送迎バスも出ていますので、アクセスの際はそちらをご利用ください。

 

ホテル地下には駐車場も完備されています。『和のあかり×百段階段』ご入場者は駐車場割引も受けられます。

『和のあかり×百段階段 ホテル雅叙園東京』の基本情報

アクセス

JR目黒駅より徒歩10分

JR目黒駅または品川駅より無料送迎バスあり

 

営業時間

11:00-18:00

 

開催期間

2023年7月1日~9月24日

期間中無休

 

入場料金

当日券 大人1500円 学生800円

 

駐車場

ホテル駐車場利用

 

アドレス

東京都目黒区下目黒1-8-1

03-3491-4111