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NHK大河ドラマ【どうする家康】第30話コラム 『新たなる覇者』

30NHK大河ドラマ『どうする家康』第30話コラム

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こんばんは!旅行ブロガーにして、歴史地理コラムニストの旅人サイファです。毎週日曜日夜は、NHK大河ドラマ『どうする家康』コラムをお届けします。

 

筆者紹介

こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均35泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。地理・歴史へも興味が深く、各所で好評を頂いております。

 

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こちらは毎週日曜日にお届けする【NHK大河ドラマ『どうする家康』コラム】の記事をお届けしています。


 

新章突入!

 

本能寺の変を終えて…今回より新章突入ですね。

 

今作『どうする家康』は、家康VSその時期のライバルを描く形で物語が構成されていました。

 

第一章

・VS今川氏真

第二章

・VS武田信玄/勝頼

第三章

・VS織田信長

 

そして今回から、その生涯最大のライバルであった羽柴秀吉との天下取りレースが始まります。

 

清洲会議

秀吉の天下取りのスタートは、織田信長の覇業を継ぐ跡継ぎを決める清洲会議から始まりました。

 

本来、織田信長の跡継ぎは、嫡男・信忠が後継者として決まっていました。しかし彼は、本能寺の変が起きたその日に、京都二条城で明智勢に討たれてしまいます。

 

その結果、織田家の跡継ぎは、信長の次男・信雄か三男・信孝の二人に絞られた…と思いきや、秀吉はウルトラCの荒業を見せるのです。

 

それは、信忠の嫡男・三法師を担ぎ上げるという策。三法師はこの時点でわずか3歳。

 

実は、本能寺の変より前の段階で、信長はその家督を形式的には嫡男・信忠へと譲っていたのです。

 

そのため、信長・信忠亡き跡の正統な後継者は、信忠のそのまた嫡男・三法師にある!と主張したんですね。これは、非常に説得力のある主張でした。

 

尾張清洲城において、織田家重臣たちが集まり、その行く末を協議した清洲会議では、いち早く三法師を担ぎ上げた秀吉の主導によって展開します。そして会議後、秀吉は…織田家を乗っ取り、その天下を簒奪しようと画策を始めるのです。

 

ちなみに彼、三法師はこの後、関ヶ原の戦いにおいても重要な役割を演じます。これはまた後のお話。

 

賤ヶ岳の戦い

こうして、秀吉は織田家の一族や同僚たちを相手に簒奪戦を開始します。

 

まず手始めに標的とされたのは柴田勝家。彼は、織田家重臣筆頭として、お家を守るため奮戦しますが…時代は秀吉に味方しました。

 

近江賤ヶ岳で行われた山岳戦に勝利した秀吉は、そのまま勝家の居城、越前・北ノ庄城を攻め落とします。この時、勝家の後妻として入っていたお市の方は共に自害。秀吉はお市の方を狙っていた…とも噂されていましたが、その願いは叶わずに、非常に落胆したとも言われていますよね。

 

今作のキーパーソンのひとりとして描かれていたお市の方は、ここで退場となりました。

 

もしも、築山殿亡きあと、お市の方が家康の元に嫁してならば…歴史の流れも大きく変わっていたでしょうね。なにせ、家康生涯のラスボスとなった淀殿(お市の長女・茶々)が敵に回らないのですから。

 

結局、家康は、足固めをするために旧武田領である甲斐・信濃への進軍を優先させました。この時、お市の方と、その娘たちを助けなかったせいで、茶々は秀吉の元へと移されます。後に淀殿と呼ばれ、秀吉の子・秀頼を産むことになる彼女は、母や我らを見捨てた家康を生涯恨んだのかもしれません。

 

さて次回…いよいよ家康が動きます。秀吉と生涯ただ一度の直接対決「小牧長久手の戦い」で両者は合間見えるのです。

 

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