日本の滝百選『平湯大滝』のド迫力！
岐阜県高山市、奥飛騨温泉郷のひとつ平湯温泉近くには、日本の滝百選にも選ばれた名瀑布があります。今回は、迫力ある『平湯大滝』をご紹介します！
筆者紹介
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こちらの記事は【GW甲信飛騨温泉旅行記】からシリーズでお届けしております。
『平湯大滝』の見どころ
温泉地としても人気の平湯温泉のほど近くに、日本の滝百選のひとつにも選ばれた直瀑があります。それが…ここ！『平湯大滝』！
この平湯大滝は、平湯温泉の開湯伝説にも登場する滝です。
戦国時代、甲斐の武田信玄は、隣国である信濃国を制圧。その余勢を駆って、さらに奥にある飛騨国にまで侵攻しました。
現在も、信濃飛騨の国境は険しい山岳地帯。現在のように国道やトンネルが付けられている訳ではありませんので、甲斐の軍勢はそれこそ山を越え谷を越え…ようやく飛騨国へとたどり着きました。
甲斐の軍勢を率いるのは、武田家中で名将として知られた山県昌景。彼の率いる軍勢は、どうにか安房峠を越えて飛騨国へたどり着きましたが…既に疲労困憊。ここ平湯大滝の近くで途方に暮れていると…滝の上部から一匹の白猿が降りてきて、こんこんと湧き出る温泉へと導いてくれたのです！
これこそが…現在に伝わる名湯「平湯温泉」！現在も、安房峠を越えた旅人達を癒す、山間の温泉地として人気を誇っています。
『平湯大滝』へは、令和2年に新たな道と駐車場が開かれ、アクセスが大変しやすくなりました。滝見広場の駐車場に車をとめて、遊歩道を歩いて滝見台まで進みます。途中、沢からの小滝を通りますが…これは平湯大滝じゃありませんからね(笑)
遊歩道を歩くこと7.8分。遠くに轟音が響きはじめました…。あれ？うっすら見えるのが…平湯大滝でしょうか？
どーん！これです！これ！これこそが『平湯大滝』！幅6m、落差64mにも及ぶ直瀑で、その轟音と水しぶきがすごい！展望台からは滝壺の近くまでは近寄れませんが…それでもすごい迫力！滝の力で地盤が歪んでいるように見えますね。
周囲には大岩がゴロゴロしていますが…これはもしかしたら滝の上部が崩落したものかもしれません。栃木県の華厳の滝や富山県の称名滝なども、年々滝口が削られ崩落して後退しているということですから、ここ『平湯大滝』も数十年後にはその姿を変えているかもしれませんね。
飛騨を代表する名瀑布『平湯大滝』。新緑や紅葉の時期はその美しさが倍増します。平湯大滝をはじめとする奥飛騨温泉郷に宿泊なさったら…ぜひ立ち寄ってみてください！
『平湯大滝』へのアクセス/駐車場
『平湯大滝』は、平湯温泉の中心部から、南へおよそ1.2kmほどの場所に位置しています。
以前は手前の平湯大滝公園にまでしか駐車場はありませんでしたが、令和2年6月に新たに「滝見広場駐車場」が開設され、アクセスが大変便利になりました。
お車の場合は、東海北陸自動車道の高山ICより60分、長野自動車道の松本ICからも60分ほどで到着します。
電車バスでアクセスする場合は、高山駅もしくは松本電鉄の新島々駅から路線バスで平湯温泉バスターミナルへ。その後はタクシーもしくは徒歩でのアクセスになります。ただ、徒歩ですと25-30分ほど歩くことになるので、はじめからハイキング気分で訪れるのが良いでしょう。
まとめ
平湯温泉からほど近くにある『平湯大滝』のご紹介でした。近年、近くまで車で行けるようになったため大変便利になりました！平湯温泉周辺にお立ち寄りの際、ぜひ一度訪れてみてください。迫力ある滝は圧巻ですよ！
【GW甲信飛騨温泉旅行記】5日目。奥飛騨温泉郷のお宿をチェックアウトして平湯大滝に立ち寄りました。この日は、長野県方面へと車を進め、八ヶ岳のお宿を目指します。次回は信州松本のご当地グルメをレポート！お楽しみに！
『平湯大滝』の基本情報
アクセス
平湯温泉バスターミナルよりタクシーまたは徒歩30分
※平湯温泉バスターミナルまでは
中央自動車道 松本ICより60分
東海北陸自動車道 高山ICより60分
営業時間
24時間散策自由
定休日
年中無休
入場料金
無料
駐車場
無料駐車場あり(普通車20台)
アドレス
