『尾瀬のミズバショウ』は初夏を彩る風物詩
日本の美しい風景。その秘訣は「四季」にあります。春は花が咲き乱れ、夏には山や海がきらめき、秋は紅葉で真っ赤に燃え、冬は白銀の世界が広がる。
日本には、その季節にしか出会えない素晴らしいスポットがあります。その季節にその場所を訪れたものだけが出会える風景は、やはり格別です。
毎週月曜日は、そんな特定の季節にしか見ることができない【季節の絶景スポット】を毎週ひとつずつご紹介します。
筆者紹介
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毎週月曜日は旅人サイファ厳選【季節の絶景スポット100】と題して、毎週1ヶ所ずつ、その季節ならではのおすすめスポットをご紹介しています!
『尾瀬ヶ原』のおすすめポイント
尾瀬ヶ原は、群馬県、栃木県、福島県、新潟県に跨がる国内最大の高層湿原です。尾瀬一帯は「尾瀬国立公園」として自然が保護され、現在も鉄道はおろか車道すらも敷かれていません。そのため、尾瀬に行くためには…人は必ず徒歩でないと入り込むことはできないのです。
そんな尾瀬一帯は、東側の尾瀬沼、西側の尾瀬ヶ原と2つのエリアにまたがっています。いわゆる、草原の中に木道が伸びる「尾瀬」のイメージは、西側の尾瀬ヶ原のイメージですね。
尾瀬のシンボルといえば、至仏山と燧ヶ岳という2つの山です。群馬県側の至仏山は尾瀬ヶ原から、福島県側の燧ヶ岳は尾瀬沼からそれぞれよく展望できます。向かい合う2つの山の間に開けた高層湿原が「尾瀬」です。
尾瀬のおすすめポイントは、やはり大切に守られた自然そのものでしょう。広大な尾瀬一帯でも、人が歩くことを許可されているのは木道の上と一部登山道のみ。人が踏み入れるエリアを制限することで、貴重な生態系が維持されているのです。
実はここ「尾瀬」の大部分は、東京電力グループの所有する私有地です。大正時代に、電力供給源を急ぐ当時の国の方針に沿って、尾瀬の豊富な水資源を元にダムを作り、水力発電所を建造する計画があったのです。
しかし、戦争や資材の高騰、さらに自然保護の観点から発電所計画は凍結され…尾瀬の大自然は守られました。それからというもの、東京電力は尾瀬の自然保護のために木道設置するなど、多大な貢献をしています。もしも水力発電所が作られていたら…景観は一変したでしょうね。
『尾瀬ヶ原』のベストシーズン
尾瀬のミズバショウが見頃を迎えるのは初夏の6月ごろ。7月初旬まではあちらこちらでその可憐な姿を見ることができます。7月後半でもまだ残ってはいますが…その姿はジャンボ!まるでお化けのような姿になっています。
ぜひ、雪解けの至仏山をバックにミズバショウの大群落を見れる最盛期を狙っておでかけください。6月中旬~7月初旬の期間限定です。
『尾瀬ヶ原』へのアクセス/駐車場
尾瀬への代表的な入山口は5ヶ所あります。
※参照元ヤマケイオンライン
・鳩待峠
・大清水
関東側から尾瀬沼への玄関口
マイカーアクセス可(駐車場あり)
・沼山峠
会津鉄道の会津高原尾瀬口駅からのアクセス良好(東武線の尾瀬夜行&バス)
・御池
マイカーアクセス可(駐車場あり)
・富士見下
かつてのメイン入山口
現在では鳩待峠からのアクセスがほとんど
マイカーアクセス可(駐車場あり)
比較的電車やバスでもアクセスしやすい尾瀬ですが、やはり自由度が高いのは車(マイカー、レンタカー)です。
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尾瀬を訪れる際は、どこへ行きたいのかをきちんと決めてから入山口を考えた方が良いです。尾瀬ヶ原のミズバショウを楽しむのであれば、アクセスしやすい「鳩待峠」からのアクセスがおすすめです。
車でアクセスする場合は、鳩待峠か大清水、電車バスでアクセスするなら御池や沼山峠が良いでしょう。
『尾瀬ヶ原』を訪れる際のおすすめお宿
何度も申し上げている通り、尾瀬へは車の乗り入れができません。そのため、入山口まで車やバスで移動し、そこから歩いてアクセスせねばなりません。
東京側からアクセスする場合、入山口は「鳩待峠」が便利です。鳩待峠までは環境保護の観点からマイカーの乗り入れが規制されていますので、その手前の戸倉からシャトルバスに乗り換えねばなりません。
ここ『尾瀬戸倉温泉 玉泉』は、筆者も宿泊したことがあるお宿ですが…尾瀬へ入るためにとても便利なお宿でおすすめです。なにせ、鳩待峠へ向かうシャトルバス乗り場はすぐ目の前!さらに、良質な温泉は湯の華の舞う源泉かけ流し!しかもハイキングや登山を終えて、チェックアウト後の温泉入浴すら無料サービスというから驚き!筆者が以前宿泊した際は、鳩待峠以外の入山口までも送迎バスで送ってくださるという、とてもありがたいサービスもして下さりました!(現在は要相談)
『尾瀬ヶ原(鳩待峠)』の基本情報
アクセス
関越自動車道 沼田ICより50分
営業時間
シャトルバス運行時間に準じる
定休日
入場料金
無料
駐車場
戸倉周辺に無料駐車場あり
アドレス
0278-58-7311