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【山梨】日本百名城!武田信玄の本拠地『武田神社』へ!

武田神社』は武田信玄の本拠地躑躅ヶ崎館跡!

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日本百名城のひとつ!甲斐の英雄・武田信玄が本拠地とした城跡は、現在はその信玄公をご祭神とする神社となっています。

 

筆者紹介

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こちらの記事は【GW甲信飛騨温泉旅行記】のシリーズよりお届けしています。
 

 

武田神社』の歴史

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数ある戦国時代の英雄の中でも、指折りの人気を誇る武田信玄。特に彼が本拠地とした甲斐国(現在の山梨県)では、絶大な人気を誇っています。

 

上杉謙信と戦った川中島の戦いでの英雄譚や、織田信長徳川家康らと渡り合った武田信玄は郷土の誇り!まさに神格化された英雄として崇められているのです。

 

武田信玄が慕われているのは、戦の強さだけではありません。「信玄堤」の名で知られている通り、暴れ川として庶民を苦しめていた釜無川や御勅使川の治水を行った功績も大きく評価されています。山がちな甲斐国ではあまり米は獲れません。甲府盆地の治水を整えたことで、甲斐国の住民はその生産性を大きく向上させたのです。

 

そんな武田信玄が本城としたのが、現在の甲府市街地の北方にあった「躑躅ヶ崎館」です。山に囲まれた甲斐国そのものを城と見立てた信玄は、その居城を堅牢にはせず、質素な中世の館造りのままで過ごしました。

 

もともと躑躅ヶ崎館は、三重の堀に囲われた中世武士の館でした。武田氏は、信玄亡きあとでここ躑躅ヶ崎館を破棄して、より要害堅固な新府城へ移ってしまいますが…ほどなくして織田信長らに攻められ亡ぼされます。こうして…長く甲斐を治めた源氏の名門武田氏は、滅亡するのです。

 

躑躅ヶ崎館」のあったこの地はやがて荒廃しますが…信玄公を慕う山梨県民の願いを受けて、現在は『武田神社』として整備されています。また「武田氏館」として日本百名城のひとつにも数えられています。

 

武田神社』の見どころ

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かつて「躑躅ヶ崎館」と呼ばれたこの場所は、現在武田信玄主祭神とする『武田神社』として整備されています。

 

織田信長徳川家康からも恐れられた「甲斐の虎」こと武田信玄は、この地を本拠地として甲斐、信濃駿河、上野などを版図に治めた大大名です。

 

現在は神社として整備されているため、もちろん、往時の城郭としての姿からは大きく縮小されているようですが…それにしても、大大名の本拠地としては作りが質素だと思いませんか?

 

武田信玄自身が残したとされる名言

人は城 人は石垣 人は堀

情けは味方 仇は敵なり

の言葉を象徴するかのように、その本拠地である「躑躅が崎館」は最低限の防御設備しか置かれていませんでした。

 

天守閣や壮大な櫓などはなくとも、それよりも国を支える人の力の方が重要…と説いたのです。

 

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5月の武田神社は、新緑が輝く素晴らしい時期です。甲府駅から続く坂道の突き当たりにあり、市街地から高台に位置しているためか、どこか神聖な空気感に溢れています。堀を渡る朱塗りの橋の先にある石段を登ると、そこは旧本丸にあたるエリアです。武田信玄は、ここに屋敷を構えて生活していたのでしょう。


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境内の最奥に本殿が鎮座しています。武田氏のシンボル「武田菱」が翻っていますね。江戸時代に、町の中心が南の甲府駅周辺へ移ってからは、この辺り荒廃していたようです。しかも、明治新政府は当初、武田信玄を悪人とする論説を展開しており、新政府の県令と地元住民の間では火種が燻っていました。

 

武田信玄の名誉が回復され、武田神社が創建されたのは大正8年にもなってからでした。武田神社主祭神武田信玄そのひと。武人・戦いの神としてだけでなく、かつて暴れ川に翻弄されていた甲斐国の治水を整えた土木の神としても篤く敬われています。


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武田神社へ訪れた際には、神社のすぐ向かいに建つ「信玄ミュージアム」へもぜひお立ち寄りください。躑躅が崎館から出土した発掘品なども展示している資料館です。


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内部は、無料エリアと有料エリアに分かれており、武田信玄をはじめ、父・信虎や子・勝頼の時代も含めた甲斐武田氏の歴史を学ぶことができます。無料エリアだけでも充分楽しいのでぜひ!

 

武田神社』へのアクセス/駐車場

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武田神社は、JR甲府駅からおよそ4-5km北方に位置しています。徒歩ですとかなり大変なうえ、上り坂になっているためあまりおすすめできません。甲府駅からは路線バスが出ていますので、ぜひそちらをご利用ください。

 

お車の場合は、中央自動車道の一宮御坂IC、甲府南IC、甲府昭和IC、双葉スマートICからいずれも20-30分ほどです。おすすめは一宮御坂ICもしくは双葉スマートICです。この2つですと甲府市中心部を通らなくても済むため、あまり渋滞せずにたどり着くことができます。


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駐車場は、参拝者用の駐車場がいくつか用意されていますので、それらをご利用されると便利です。一番のおすすめは、境内にある駐車場。あまり知られていないので、周辺駐車場が混雑していても、境内の駐車場は比較的空いていることも多いです。

 

甲府駅から武田通りを北へ走らせると、武田神社にぶつかります。ここを右折して回り込むと、境内の駐車場に入ることができます。

 

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注意が必要なのが、境内の西側にある参拝者用駐車場。こちらはコインパーキング形式になっているんですが…参拝された際に、社務所で駐車券を処理していただかないと有料になってしまうんです。社務所までは往復15分以上かかってしまいますので、参拝された時はすぐに社務所に駐車券を持っていくのを忘れないようにらしてください。

 

まとめ

武田信玄の本拠地であった武田神社は、戦国ファンからも人気の歴史スポットです。甲府市で最大の観光スポットであるため、時によって混雑することもあります。できるだけ朝早くに訪れた方が良いでしょう。

 

【GW甲信飛騨温泉旅行記】二日目。この日は山梨県甲府市を観光しています。この後は、甲府盆地を離脱し長野県内へ。まずは信州蕎麦のランチをいただきます。次回もお楽しみに!

 

武田神社』の基本情報

アクセス

JR中央本線 甲府駅より路線バス

中央自動車道 甲府昭和ICより30分

 

営業時間

24時間立ち入り自由

 

定休日

年中無休

 

参拝料金

無料

 

駐車場

参拝者用駐車場あり

 

アドレス

山梨県甲府市府中町2611

055-252-2609