蔵の町並みが魅力!『須坂』を散策!
長野県須坂市。ここは豪商たちが暮らした商人の町。現在も多くの蔵が残る町並みが見事です。
筆者紹介
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こちらの記事は【冬の信州温泉旅行記】よりお届けしております。
『須坂蔵の町並み』の歴史
長野市の東方、千曲川の左岸に開けた須坂市は、江戸時代に須坂藩の城下町として栄えました。
須坂の藩主は堀氏。豊臣秀吉の側近として活躍した堀秀政の一族で、堀家の名家老として知られた堀直政(奥田直政)の子孫が1万石の陣屋大名として須坂を領していました。
秀吉も生前、この堀直政という人物のことは高く評価をしていたようで、古い文献にも「天下の三陪臣」として、名前が挙げられるほど!
天下の三陪臣
秀吉は各大名家の「名家老」を好んだようで、上に挙げた小早川隆景も後に毛利家から引き抜き独立大名にしていますし、同じように鍋島直茂(龍造寺家家老)、片倉景綱(伊達家家老)、佐竹義久(佐竹家家老)なども、秀吉から直接領地を受けていたりもします。
なお「陪臣」とは、家来のまた家来という意味です。身ひとつで成り上がった秀吉にとって、累代の家老というものが欲しくて堪らなかったのかもしれませんね。
江戸時代、須坂藩主・堀氏の館町として繁栄した須坂は、明治から昭和初期にかけて製糸業によって隆盛を極めました。
現在でも須坂の町中には、当時建てられた豪壮な土蔵造りの旧製糸家建物や、繁盛した大壁造りの町屋などの町並みが残されています。蔵を活かした商店、博物館、美術館などで当時を偲ぶことができます。
『須坂蔵の町並み』の見どころ
蔵の並ぶ美しい町並みは、須坂の中心部近くに位置しています。昔ながらの雰囲気が残る旧谷街道は、ちょうど須坂の町を貫く国道403号線と国道406号線の交差点近くから始まります。
旧谷街道の入り口には、「蔵のまち観光交流センター」がありますので、こちらで情報収集すると良いでしょう。ちなみに小さいですがこちらには無料の駐車場もあります。
石畳と古い町並みが残る旧谷街道。ここはのんびり歩いて散策するのがおすすめです。決して派手なスポットではありませんが…昔ながらのリアルな町並みを楽しむことができますよ。
時々、こんな格子戸の旧商家も現れます。当時は…きっと大きな店舗だったでしょう!
ここでは、どこまでものんびりと時間が流れていました。決して主役となるようなスポットがある訳ではありません。しかし、蔵や格子戸の家、昔ながらの大屋根の家など、素朴でのどかな町並みを眺めながら歩くだけでも…不思議と心は落ち着くものです。
かつて豪商たちで賑わった信州の小さな町『須坂』。ぜひ一度、ゆっくり歩いて散策してみてはいかがですか?
『須坂蔵の町並み』へのアクセス/駐車場
蔵の並ぶ美しい町並みへは、長野電鉄の須坂駅から徒歩10分ほどの場所に位置しています。長野駅から須坂駅までは、12駅30分ほどで到着しめす。のどかな車窓も魅力ですのでのんびりいらしてください。
お車の場合は、上信越自動車道の須坂長野東ICよりおよそ15分。蔵の町並みを散策されたい場合は、蔵のまち観光交流センター隣の無料駐車場や、30台以上収容の市営駐車場をご利用ください。
まとめ
古い蔵の町並みが美しい須坂は、コンパクトに見どころがまとまっているため、歩いて散策するのが楽しい町です。お隣の小布施とあわせたり、湯田中温泉へ向かう途中で立ち寄ったりするのもおすすめです!
【冬の信州温泉旅行記】2日目。蔵の町並みが美しい須坂を散策しています。時間はちょうどお昼時、次回は須坂のご当地グルメをご紹介します!お楽しみに!
『須坂蔵の町並み』の基本情報
アクセス
長野電鉄 須坂駅より徒歩
上信越自動車道 須坂長野東ICより15分
営業時間
24時間散策自由
定休日
年中無休
散策料金
無料
駐車場
無料駐車場あり
アドレス
長野県須坂市大字須坂352-2
026-248-6887(蔵の町観光交流センター)