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【長野】美しい日本庭園!松代『真田邸』と『真田宝物館』は必見!

『真田邸』は美しい日本庭園が魅力の貴重な御殿建築!

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真田10万石の城下町松代には、美しい日本庭園を持つ貴重な御殿がそのまま残されています。それが、今回ご紹介する『真田邸』です!

筆者紹介

こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均35泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。

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こちらの記事は【冬の信州温泉旅行記】よりお届けしております。

 

 

『真田邸』の歴史

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『真田邸』は、松代藩9代目藩主・真田幸教が、その母上のために建築した松代城の城外御殿で、当時は「新御殿」と呼ばれていました。

 

その後は、藩主やその家族、また前藩主の隠居所として活用されていましたが、明治以降は、伯爵となった真田氏の私邸となりました。

 

母屋や表門など、江戸時代末期の御殿建築の様式をよく残しており、松代城と一体として国史跡に指定されています。全国的にも数少ない御殿建築がそのまま残る貴重なもので、松代城の建築物として唯一、当時のままの姿をとどめています。

 

『真田邸』の見どころ

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『真田邸』の見どころは、その格式高い邸宅と美しい日本庭園にあります。この大玄関からして格式の高さを窺わせますよね。


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早速中へ入らせていただきます。ここは藩主やそのご家族が実際に生活した邸宅。筆者が訪れた時は、他にドイツから来たという旅行者さんがおひとりだけ。静かな空間を楽しむことができました。

 

はじめの広間には、戦国から生き抜いてきた真田家の歴史を学べるスペースになっています。真田家は、まさにゼロから10万石の大名にまで上り詰めた武の家柄。大坂の陣で華々しく散った、真田幸村が有名ですよね!戦国時代でも、最も人気のある一族です。


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邸内には2016年のNHK大河ドラマ真田丸」で使われた小道具なども展示されています。こちらは、大泉洋さんが演じた真田信之が、父祖伝来の「幸」の字を捨て「之」へと改名する場面で使用されたものです。


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『真田邸』内部は拝観順路に従って毛氈が敷かれています。


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襖絵や壁紙、天井までも造作が施されており…その格式の高さをここでも感じることができますね。


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筆者がこの『真田邸』で最も美しいと感じたのが…ここ御居間から眺める庭園!お庭は南側に面しており、真っ直ぐに入ってくる日の光が、お庭の「明」と邸内の「暗」のコントラストを強く引き出してくれます!


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縁側に出ると…象山の峰を借景にした素晴らしい風景を楽しむことができます。この日は暖かい1日でしたが、まだ信州は真冬!木々を守るために雪吊りがされていますね。


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縁側に座ってお庭を眺めます。うーん!美しい。ここで、同じタイミングで見学していたドイツ人の男性と少し歓談。彼は日本を好いてくれているようで、今回で7度目の来日とか!お庭の話や邸宅の話など…とても詳しく勉強されている方で、話をしていてとても楽しかった!日本語もお上手でしたよ。

 

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さて、ここ『真田邸』のお庭は外に出て鑑賞することもできます。一度玄関を出てお庭に回ると、郡役所としても使われていたお部屋が見えてきます。明治時代初期、まだ市町村などが整備される前は、ここ『真田邸』が役所機能も兼ねていたようですね。

 

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パンフレット等で使われる、池を前面に配した構図はこの辺りから撮影されたものでしょうか。池の目の前まで行ければ美しく撮影できたのかもしれませんが、木々が生い茂り、なかなか上手い構図で見れなかったのがちょっと残念!

 

『真田宝物館』も必見!f:id:traveler-cipher:20230417223529j:image

もうひとつ!松代で見逃せないスポットが、『真田邸』のすぐ隣にある『真田宝物館』です。ここは、真田氏に伝わる武具、調度品などの大名道具と、武田信玄豊臣秀吉石田三成徳川家康らからの書状など、貴重な資料の実物が展示されている博物館になっています。

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特に国重要文化財の「青江大太刀」や真田昌幸着用の「昇梯子の具足」などは必見!これらは、年4回季節ごとに展示替えが行われていますので、季節を変えて何度も楽しめるのが良いですね!


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今回筆者がしびれたのは…これ!なんと豊臣秀吉からの書状!秀吉から真田昌幸に宛てた最初期の書状です。まだ武田滅亡後間もない時期で、当時の真田氏は、上杉、北条、徳川の三者に囲まれ、いつ踏み潰されてもおかしくない時期。この時点で、中央で織田勢力を継承しつつある秀吉に誼を通じるとは、昌幸の先見の明がこんなところでも実感できますね。


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なお、『真田邸』『真田宝物館』の周辺は、城下町の雰囲気がよく残っています。白壁が伸びる風景は、まさに当時のまま!


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また、ここ「横田家住宅」をはじめ、風情ある武家屋敷も多く残っています。町歩きも楽しいので、ぜひのんびり歩いてみてください!

 

『真田邸』へのアクセス/駐車場

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松代城跡』のある松代は、長野市街地の南方に位置しています。松代へは鉄道が走っていませんので、JR長野駅から路線バスでのアクセスがメインになります。

 

お車の場合は、上信越自動車道の松代SAから 直結の松代スマートICをご利用いただくと便利です。ICからはおよそ5分から10分程度で到着します。

 

『真田邸』『真田宝物館』の目の前には、大きな無料駐車場がありますので、そちらをご利用いただけばスムーズです。

 

まとめ

長野市松代は、真田10万石の城下町!「松代城跡」だけでも素晴らしい城跡ですが、それだけでなく、今回ご紹介した『真田邸』『真田宝物館』も素晴らしいスポットです。ぜひ、半日くはい時間をかけて、歴史と文化の町・松代をお楽しみください!

 

松代大本営跡から象山神社松代城、真田邸と、見どころたくさんの松代の町を散策した筆者。次の目的地は蔵の町並みが美しい須坂の町をレポートします!次回もお楽しみに!

 

『真田邸』の基本情報

アクセス

JR北陸新幹線 長野駅より路線バス

上信越自動車道 松代スマートICより5分

 

営業時間

9:00-17:00

冬季短縮あり

 

定休日

年末年始(12/29-1/3)

 

入場料金

一般400円

小中学生100円

真田宝物館他との共通券あり

 

駐車場

無料駐車場あり

 

アドレス

長野県長野市松代町松代1

026-215-6702