旅人サイファのお出かけブログ

R3.5.15 ブログランキングサイト国内旅行ジャンル第1位獲得!旅行プランナー旅人サイファが送る『旅行に行きたくなるブログ』です!ぜひお立ち寄りください♪

スクロールして項目をお選びください!

【鎌倉殿の13人】ざっくりコラム 第43話 もっとも鎌倉殿にふさわしいのはいったい誰なのか?

こんばんは!旅人サイファです!

本日もNHK大河ドラマ【鎌倉殿の13人】ざっくりコラム最速でをお届けします。

f:id:traveler-cipher:20220109095709j:image

いっこうに跡継ぎを儲ける気配の無い三代目鎌倉殿・実朝。

 

そんなおり、新たな火種となり得る男が、京都から帰ってきました。その男の名は「公暁(こうぎょう)」。北条義時らに謀殺された、先代鎌倉殿「頼家」の次男です。

 

子を為すことができない実朝は、京都から養子を招くことで、朝廷と足並みを揃えて鎌倉政権を運営していくことを画策します。

 

しかし…頼朝の血筋から考えれば、兄頼家の息子である公暁がいる。わざわざ他家から養子を招く必要などありません。

 

このような、筋の通らない後継ぎ策は、大きな内乱を招くのが常です。そして、朝廷から後継者を招くことは、鎌倉の実権を朝廷に牛耳られる危険性をも孕んでいます。

 

三浦義村が危惧したように…

 

「(後継者を招いたら)やがて西のヤツらに乗っ取られるぞ」

 

御家人たちの動揺は激しいものでした。

 

本来、平家をはじめとした京都貴族たちの横暴に対して立ち上がり打ち立てたのが鎌倉政権です。それが、京都から将軍の後継者をお招きしては本末転倒。この後継者指名は、御家人たちの内乱を招く危険性を孕んでいました。

 

しかし…こんな難局を乗り越えたのは、鎌倉と京都で力を持つ、二人の女性でした。

 

鎌倉の北条政子と、京都の藤原兼子。この二人のバチバチの交渉は、利害の一致で決着をみます。こうして、4代目鎌倉殿としてお招きすることが決まったのは…まさかの後鳥羽上皇の皇子「頼仁親王」!

 

政子は、上皇の実子をお招きすることで、仲間内で血を流し合う鎌倉を変えたかったのかもしれません。まあ…元凶はアナタの実家・北条一族なんですけどね?

 

「(天皇家から親王をお招きすれば)御家人同士の無駄な争いは無くなります」

 

まさか上皇の皇子をお招きできるとは予想もしていなかった鎌倉首脳陣。上皇の決定に文句を言えるはずもなく、養子の話は着々と進められてしまいます。

 

しかし…これで、あの男「公暁」には4代目鎌倉殿の芽は失くなりました。

 

自分こそが次代の鎌倉殿に相応しい。そう考える公暁に、そこ乳人である三浦義村が呪いの言葉を告げます。

 

「(父を殺した)北条一族を許してはなりません」。

 

かつて幼少時に比企の尼からかけられた呪いの言葉。義村は公暁に真相を伝えることで、北条、そしてその傀儡となっている実朝へと怒りの炎を燃やします。

 

こうして…鎌倉最大の悲劇、雪の降りしきる鶴岡八幡宮での暗殺劇の幕が、切って落とされることになるのです。

 

 

前回です