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【鎌倉殿の13人】ざっくりコラム 第38話 伊豆の小領主の成れの果て…!

こんばんは!旅人サイファです!

 

本日もNHK大河ドラマ【鎌倉殿の13人】ざっくりコラム最速でをお届けします。

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将軍・実朝を思うがままに動かして…鎌倉の実権を握ってきた執権・北条時政と黒幕であるその正室・牧の方りく。

 

2人は、鎌倉殿を動かして、京にいる娘婿の平賀朝雅を将軍に付けるよう暗躍します。

 

しかしここにきて、将軍・実朝が思うように動かなかったことで、時政の命運は尽きます。

 

時政の嫡男・義時は、時政の動きを謀反と断定し、これに征討の兵を向けます。

 

これまで、梶原、比企、畠山など、手向かう政敵を次々と葬ってきた北条一族。ここで、父である時政を許せば、北条は身内に甘いとの非難を避けられません。

 

義時は…父を討つ覚悟で、時政の館を取り囲むのです。

 

『政ごとに私情を挟むことはできませぬ』

 

故・頼朝の正室・政子や鎌倉殿実朝の嘆願にも、義時は非情な判断を下す覚悟を示します。しかし…文官たちの助言もあり、時政らは伊豆への蟄居という沙汰で決着をつけます。

 

こうして、時政によるクーデターは完全に頓挫。伊豆の小さな村落に過ぎなかった北条時政は…こうして表舞台から去ることになるのです。

 

ちなみに、北条一族の本願の地は、伊豆長岡温泉からほど近くの小さな土地。頼朝と政子が結び付かなければ…いつまでも伊豆の小領主に過ぎなかったことでしょう。人と人のシナジーが歴史を動かす!非常に興味深い事例のひとつですよね。

 

そして…りく、政子、美依という、頼朝の最初記から物語を支えた3人の女たちの別れ。頼朝の挙兵にいの一番に駆けつけた北条一族。彼女らは、石橋山の合戦での敗戦のあと、その身に危険が及ぶのを恐れ、伊豆山権現で隠れ住んだ、いわば盟友とも呼べる3人でした。ここでりくが退場することで、名物三人娘(?)も今生の別れとなるのです。

 

北条時政の追放後、執権の座は北条義時によって引き継がれます。これによって、ここまで裏方に徹してきた北条義時が、ようやくここで御家人たちのトップに躍り出ることになるのです。

 

義時の最初の仕事が…時政謀反の原因になった平賀朝雅の処刑。京にいる御家人たちに朝雅殺害を命じることで、その威厳を示したのです。

 

しかしこの処置は、朝廷…特に後鳥羽上皇の逆鱗に触れます。

 

『義時…調子に乗りおって!許さん!』

 

やがて後鳥羽上皇が引き起こすことになる、鎌倉幕府を揺るがす大事件の…発端ともなる事件でした。

 

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