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【福岡】戦国無敗の名将「立花宗茂」父子を祀る神社!『三柱神社』は柳川の守護神!

福岡県柳川に鎮座する『三柱神社』は柳川藩祖「立花宗茂」と妻とその父の三神をお祀りする神社!

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福岡県柳川市。水郷としても名高いこの町は江戸時代、立花家によって治められた城下町でもあります。そんな柳川の市街地近くに…ここ『三柱神社』は鎮座しています。

 

こんにちは!この記事は、全国47都道府県を駆け巡っている旅行プランナー/旅行ブロガーの「旅人サイファ」が執筆しています。こちらは6月に訪れた九州旅行の記録を【西九州ドライブ旅行記】としてまとめて記事をお届けしています。

 

『三柱神社』へのアクセス/駐車場

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「三柱神社」は水郷・柳川を代表する神社です。場所は柳川市の中心街、西鉄柳川駅から徒歩5分ほどのところに鎮座しています。

 

駅から徒歩圏内ですが、お車の場合でもアクセスは良好です。境内の裏手には参拝者用の無料駐車場も完備されていますので安心してアクセスできますね。お車の場合は、九州縦貫自動車道「みやま柳川IC」から25分ほどのところにあります。

 

『三柱神社』の歴史

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『三柱神社』の御祭神は、読んで字のごとく、三柱の神様をお祀りしています。なお、神社では、神様を数えるときは「○柱」と数えます。

 

『三柱神社』の主祭神

立花宗茂

・立花誾千代姫君

立花道雪

 

この三者は、柳川藩を建てた立花家の礎となった人々です。このお三方は…三者三様に個性的な人物でした。

 

立花宗茂

柳川藩初代藩主

 

元は大友家配下の勇将として知られていたが、豊臣秀吉九州征伐を期に大名として独立。

高橋鎮種の長男として産まれたが、同じ大友家の重臣立花道雪に才能を見初められ、嫡男ながらその婿養子となる。妻は道雪の一人娘誾千代。

関ヶ原の戦いの際、西軍に属したために領地没収され、一時期浪人として困窮生活を送る。

後に徳川秀忠に出仕。奥州棚倉で1万石の大名として復活を遂げる。さらに後、筑後柳川13万石へ移封、西軍に属し追放された武将で、旧領復活を遂げた唯一の存在である。

 

立花誾千代

立花道雪の娘で立花宗茂の妻、立花城主

 

道雪の一人娘として産まれ、男子に恵まれなかった道雪により、女ながら立花家の跡継ぎになるべく育てられる。

誾千代7歳のとき、道雪より家督を譲られ立花城主となる。当時としては極めてまれな女城主であった。

19歳のとき、高橋鎮種の長男・宗茂を婿養子に迎える。

秀吉による九州征伐ののち、宗茂と共に柳川に移るが、夫と不仲であったため、城下には入らず、郊外に屋敷を作り別居生活を送ったとされる。

婿養子である宗茂を疎んじ、あくまでも立花家当主として振る舞ったとも言われている。

 

立花道雪(戸次鑑連)

大友家の重臣、立花城主

 

大友家きっての猛将として知られる。男子に恵まれず、一人娘の誾千代を跡取りとして育て、わずか7歳の娘に立花城とその家督を全て譲るという思いきった判断をする。

若い頃、雷に撃たれて下半身不随とも言われており、戦陣では配下に御輿を担がせ、その上で采配を振るったと伝わる。

また、雷撃された際に、咄嗟に帯びていた愛刀で稲妻を切り付けたという伝説もあり、「雷神を切った男」として有名。その愛刀「雷切」も立花家に現在も保存されている。

 

この『三柱神社』の創建は江戸時代後期。柳川藩第九代藩主によって作られました。

 

『三柱神社』の見どころ

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かつてここ『三柱神社』には、日光東照宮を模した楼門と宮島厳島神社を模した回廊が作られていました。江戸時代から残る貴重な文化財として、柳川を代表するスポットとして知られていました。

 

しかし…平成17年に火事により全焼。本殿こそ類焼を免れたものの、壮大な規模を誇った楼門や回廊、拝殿その他もほぼ全てが灰塵に帰してしまったんです…!

 

その火事というのは、原因は放火によるもの。しかも犯人は、当時消防団に所属していた人物で、動機が「大火の消火活動をしてみたかった」という極めて個人的で身勝手なものでした。貴重な文化財であり、柳川市民の心の拠り所であった『三柱神社』は、一夜にしてその姿を一変させてしまったのです。


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しかし!柳川市民と『三柱神社』は復活を目指し再び立ち上がります。

 

残された本殿を大切に守りつつ…寄付金などを募りながら徐々に境内を整備し、かつての姿を取り戻そうと復興への道を歩んでいるのです。

 

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再建された拝殿内部には、主祭神である「立花宗茂公、立花誾千代姫君、立花道雪公」三者の絵が掲げられています。


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関ヶ原の戦いののち、一時期は、乞食のような生活を送りながら、大名として柳川への帰還を果たした「立花宗茂」。その不死鳥のような魂を祀る『三柱神社』は、今も復活に向けて、歩み続けているのです。

 

【西九州ドライブ旅行記】3日目。この日は水郷柳川を散策しています。この後は、柳川を代表するスポットへ立ち寄ります。邸宅と日本庭園が見事なスポットです!次回もお楽しみに!

 

三柱神社

 

アクセス

西鉄大牟田線 西鉄柳川駅より徒歩5分

九州縦貫自動車道 みやま柳川ICより25分

 

参拝時間

24時間参拝自由

 

定休日

年中無休

 

参拝料金

無料

 

駐車場

参拝者用無料駐車場あり

 

アドレス

福岡県柳川市三橋町高畑323-1

0944-72-3883

 

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