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陸奥一之宮『鹽竃神社』参拝レポート!なぜここに国譲りの神が祀られている?

陸奥一之宮『鹽竃神社』は東北最大の神社!国譲りの神が祀られているのはナゼ?】f:id:traveler-cipher:20220706213245j:image

『鹽竃神社』…これ「しおがまじんじゃ」と読みます。

地名でいえば宮城県塩竈市、最寄り駅でいうと本塩釜駅、全部字が違う!恐らく、旧字での正式な名称が『鹽竃』なのでしょうね。

 

陸奥一之宮 鹽竃神社の歴史
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ここ『鹽竃神社』は、東北地方の首都として機能していた「多賀城」から北東方向、車でおよそ10分ほどのところに位置しています。

 

多賀城」が政治行政軍事の中心であったのに対して、『鹽竃神社』は宗教神事の中心という関係性だったのでしょう。北東とはつまり「鬼門」!「多賀城」から見て、邪のやって来る方角を守護する役割を担っていたと考えられます。

 

かつて東北地方は、「陸奥国」というひとつの国でした。その陸奥国で最高の社格を持っていたのが『鹽竃神社』です。陸奥国内で最高の神社「陸奥一之宮」として、篤い尊敬を集めていました。

※ちなみに陸奥国には、現在の福島県棚倉町にある「都都古和気神社」も一宮として伝わっています。

 

4つの参拝ルート!アクセスと駐車場!
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『鹽竃神社』の参拝路は、4つのルートがあります。

  1. 表参道(男坂)
  2. 七曲坂
  3. 東参道(女坂)
  4. 車道ルート

七曲坂は九折の山道です。それ以外のルートは石段や舗装された坂道になっているので歩きやすいかと思います。また、七曲坂以外は駐車場も整備されているので、お車の場合も安心です。

 

正式な表参道は、境内の南側にある直線の急階段になっています。参道前に駐車場がありますので、ぜひこちらから登ってみてください!


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しかし…これがまたしんどい!なんと頂上にある社殿までは202段の階段が一直線に伸びるのみ!息を吐き吐き、ようやくたどり着きます。

 

ちなみに、塩釜港側からには車道で頂上付近まで行けるルートもあります。足のお悪い方はそちらをらご利用ください。

 

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さて、表参道を上り詰めると「随身門」が見えてきます。こちらは「本殿」や「拝殿」と共に国の重要文化財に指定されています。江戸時代中期に、仙台藩第四代藩主「伊達綱村公」によって再興されています。

 

伊達家からは、初代「伊達政宗公」より篤く信仰されており、代々の当主が、ここ『鹽竃神社』の大宮司も兼ねていたというから驚きです!

 

随身門を抜けると、極彩色に彩られた神域が見えてきます。

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丹塗りと金細工が豪華ですねー!

 

主祭神は塩作りの神と国譲りの武神
f:id:traveler-cipher:20220710093910j:image『鹽竃神社』の境内は、少々不思議な作りをしています。

 

表参道を上ると、正面に鎮座しているのが「本殿」です。本殿は表からは見えませんが、手前にある「拝殿」で神様に参拝します。

 

実はここ『鹽竃神社』の本殿は左右ふたつに分かれています。拝殿はひとつなので一見そのようには思えませんよね。


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そしてさらに不思議なことに、主祭神は正面右手にある「別宮」にお祀りされているんです。

 

つまりこういうこと!

 

ちなみにこの三神ですが、これも実は江戸時代まではっきりしていなかったようです。

 鹽竈神社の御祭神は別宮に主祭神たる塩土老翁神・左宮に武甕槌神・右宮に経津主神をお祀りしておりますが、江戸時代以前はあまり判然とせず諸説があった様です。

 

伊達家4代綱村公は社殿の造営に際し、当時の名だたる学者を集めて研究せしめ現在の三神としてお祀りされました。

 

主祭神の鹽土老翁神は、日本神話の「海幸彦山幸彦」にも登場する海の神様です。

鹽土老翁神は『古事記』『日本書紀』の海幸彦・山幸彦の説話に、釣り針を失くして困っていた山幸彦に目無籠(隙間のない籠)の船を与えワダツミの宮へ案内した事で有名ですが、一方博識の神としても登場しています。

 

一方、本殿に祀られている「タケミカヅチ」と「フツヌシ」は、国譲り神話で、大国主と対峙したことで有名な神様です。

武甕槌神(茨城県鹿島神宮主祭神)・経津主神(千葉県香取神宮主祭神)は共に高天の原随一の武の神として国譲りに登場し、国土平定の業をなした神です。社伝によれば、東北地方を平定する役目を担った鹿島・香取の神を道案内されたのが鹽土老翁神の神であり、一説には神々は海路を亘り、七ヶ浜町花渕浜(現在の鼻節神社付近)からこの地に上陸されたと言われ、又鹽土老翁神はシャチに乗って海路を渡ってきたと言う伝えもあります。

なんと驚き!国譲り神話で大国主から国土を譲り受けた「タケミカヅチ」と「フツヌシ」は、さらに東遷し、今度は東北地方の平定に向かったそうなのです!

 

なるほど…!そう考えると、なぜこの二神が、東の外れである鹿島や香取に鎮座しているのかが分かる気がしますね!

やがて鹿島・香取の神は役目を果たし元の宮へ戻りましたが、鹽土老翁神は塩釜の地に残り、人々に製塩法を教えたとされています。塩釜の地名の起こりともなっております。

 

天然記念物塩竃桜は必見!

筆者が訪れたのは、ちょうど5月の連休のころ!この時期は、境内が一段と華やかになります。


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その理由がこちら!天然記念物の「塩竃桜」!ひとつの花に30-50もの花びらが付く、とっても可愛らしい八重の桜です。


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白とピンクのマーブルになっているのがとってもキレイですよね!実はこの「塩竃桜」は平安時代から知られており、当時から色々な歌で歌われていたそうなんです。

 

例年、4月下旬~5月初旬にかけて満開を迎えますので、タイミング合わせてぜひ訪れてみてください!天然記念物の可憐な桜の花は必見ですよ!

 

帰り道ももちろん表参道から!
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この階段を一気に下るのは、ちょっと怖かったです(笑)

 

塩竈神社

アクセス

三陸自動車道 利府中ICより10分

JR仙石線 本塩釜駅より徒歩10分

 

開門時間

5:00-18:00

冬季は17:00まで

 

定休日

年中無休

 

参拝料金

無料

 

駐車場

無料駐車場あり

 

アドレス

宮城県塩竈市一森山1-1

022-367-1611

 

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