「ミャアミャアミャア!」
「ミャアミャアミャア!!」
「ミャアミャアミャア!!!」
いやあ、現地で生音を聞いてもらいたい(笑)
車の窓を開けると、辺り一帯にこだまするウミネコの鳴き声!この音量…多分想像以上です!
ここは、青森県八戸市にあるウミネコの聖地『蕪島(かぶしま)』です。
思わず笑っちゃうくらい響き渡るウミネコの鳴き声に、驚きますよー!
こんにちは!旅人サイファです。
今年3月に行きました【青森グルメ取材旅行記】より、今回から数回に渡って、八戸の名所をレポートします。
八戸の市街地からおよそ20分。海に面した「鮫地区」までやって来ました。駐車場に車をとめると、そこは既に周囲に響き渡るウミネコの鳴き声!もう、笑っちゃうくらいです!
沖に目をやると…白い固まり。あれ全部ウミネコ!
この時は3月で、まだウミネコシーズンが始まったばかりでしたが、ピークの5月になると、蕪島とその周辺はウミネコたちに占拠されるとか!?
動画です!
『蕪島』は沖に突き出た小高い山になっています。元々は陸地から切り離された離島でしたが、戦前に日本陸軍によって埋め立てられて地続きになったとか。
山頂には『蕪嶋神社』が鎮座しています。その美しい本殿も相まって、まるで竜宮城のような雰囲気!
この『蕪嶋神社』本殿は2015年に火事によって焼失してしまい、2020年に新たに建てられたばかりのようです。
また、2011年の東日本大震災の際も被害を受けており、この辺りは5.3mまで津波が押し寄せたとか!5mの津波…ビル3階くらいの高さになります。…黙祷合掌。
こちらが階段を登りきった先にある『蕪嶋神社』の本殿です。
木製の美しい社殿ですね。落ち着いた雰囲気があって素敵です。
手水鉢も可愛らしいウミネコデザイン!(感染対策で塞がれていましたが)
『蕪嶋神社』は本殿の裏手をぐるっと歩けるようになっています。ここからの眺めも素晴らしい!天気が良ければ、下北半島の山々がはっきりと見えます。
ちなみに、よく似ている、カモメとウミネコの違いって…ご存知ですか?
ウミネコは、世界中で全52種類確認されているカモメ科のうちの1種なんです。同じ鳥の別名かと思っていましたが…異なる種類なんですね!
カモメは渡り鳥で、日本へは冬鳥として越冬しにやって来ます。一方のウミネコは、一年中日本にいる留鳥。ですので、日本で特に夏場に見られるのはその大部分がウミネコなんですね。
見分け方はメイク術!クチバシの先端を大きく口紅のように赤く染めているのがウミネコです。アイラインもくっきりですね!一方カモメはナチュラルメイクで口紅は付けていません!
また鳴き声も特徴的で、「ミャアミャア」と鳴くのはウミネコ!カラスに近い「クゥワゥウ」と鳴くのがカモメとのこと!
ウミネコの繁殖地は貴重で、ここ『蕪島』は国から天然記念物の指定も受けています。
これは全国で4ヶ所のみ!
1シーズンにここ『蕪島』に飛来するウミネコの総数は、なんと3.5万羽とか!
4月頃から産卵期に入り、最盛期は5月ごろのようです。なんと『蕪嶋神社』の境内も、ほぼウミネコの巣となり占拠されるとか!ウミネコの糞で島全体が真っ白になるという都市伝説(?)もあるようです(笑)
もしも、春の『蕪島』へ行かれることがありましたら、ビニール傘を持っていった方が良いかも?糞がつくと運がつく…とも言われているらしいですけどね!株価が上がるとも!
ウミネコちゃんでワラワラしている『蕪島』!お子さま連れでも楽しめると思いますよ!
アクセス
JR八戸線 鮫駅より徒歩15分
八戸自動車道 八戸ICより25分
営業時間
8:45-17:20
定休日
年中無休
入場料金
無料
駐車場
無料駐車場あり
アドレス
0178-34-2730
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