こんにちは!旅人サイファです。
本日は、毎週日曜日恒例のリアルタイム投稿『週末雑感』です。
お花見シーズンもほぼ終わりですね。これから長野県や新潟県、そして東北・北海道へと桜前線は北日本へ移っていく季節になりました。
寒く厳しかった雪の季節から、ようやく訪れる北国の春!ぜひ心穏やかにお花見をして、存分に癒されてください!
週末は夏日を記録しているところも多いみたいですね。感染状況はまだ予断を許しませんが、まさに春の行楽シーズン真っ盛りといえますね!
かねてより再開のタイミングを伺っている【GoToトラベル】ですが、政府はまだ二の足を踏んでいるようです。ただでさえ反対意見の多い【GoToトラベル事業】、これで感染再拡大したら、また非難轟々でしょうから仕方ありませんかね。
しかしそれに代わる事業として、各都道府県民対象の旅行支援策『県民割』事業を積極的に進めています。各都道府県はこれを受けて、県内の感染状況を窺いつつ、徐々に旅行支援策『県民割』を促進するようになってきています。
県民割とは
期間 ~4/28まで(その後の延長を示唆)
補助金額 1人1泊最大5000円割引
クーポン券 1人1泊につき最大2000円分付与
という、とってもお得に旅行ができる旅行補助事業です。
まずは第1段階として、自県民が自県内に旅行する際のみ適用される『県民割』が実施されていました。その後、第2段階として全国を6つのブロックに分けた『ブロック割』への拡大も許可するようになりました。
本日4/10時点で
県民割・ブロック割を開始している県の一覧→45道府県
① ブロック割実施 31道県
県民の自県内+ブロック圏内(+α)が対象
北海道、青森県(4/11~)、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県(4/11~)、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県、新潟県、富山県、石川県、福井県。長野県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
② 県民割のみ実施 14府県
県民の自県内旅行旅行のみ対象
→岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、兵庫県、奈良県(4/15~)、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、沖縄県
県民割すら実施せず 2都府
東京都、大阪府
この『県民割』は、各々の知事がゴーサインを出さない限り実施されません。さらに『ブロック割』ってヤツがさらに厄介でして…居住県の知事と、行き先県の知事が同意していないと、相互割引きにならないんですよね。
ですので現時点では、知事のゴーサインが出されていない東京都民と大阪府民の合計約2000万人だけが蚊帳の外。全く恩恵を受けられないという、いたく不公平な状況になってしまっているのです。
感染状況が落ち着いているということが実施の条件ですし…仕方ないといえば仕方ないのですけどね。
こうして、ざっと上記リスト眺めて見ると、なかなか興味深い傾向が見えてきますね。
- 北海道&東北ブロック→ほぼフルサイズで実施
- 関東ブロック→ほぼフルサイズで実施、東京は除外
- 中部ブロック→信越北陸はほぼフルサイズで実施、東海は県民割のみにとどまる
- 関西ブロック→全て県民割のみ、大阪は除外
- 中国四国ブロック→四国及び山口はほぼフルサイズで実施、その他は県民割のみ
- 九州沖縄ブロック→ほぼフルサイズで実施、沖縄だけは県民割のみ
東日本は東京以外はほぼフルサイズで実施しているのに対して、名古屋を中心とした東海エリアと関西エリアは県民割のみ。西日本は広島岡山鳥取島根が県民割に留まり、それ以外はほぼフルサイズで実施している。沖縄は県民のみ。
うーん!こうして見ると、東京大阪名古屋といった大都市は動きが鈍い傾向が顕著に見えてきますよね。
それにしても…同じ税金を原資にした事業が、住んでいる県によって差を付けられるというのはいかがなものでしょうか。
一昨年の【GoToトラベルキャンペーン】開始の際も、東京都民のみが不利益を被りました。かといって、その分が東京都民に還元されたか…?というとそんな話は一向に耳にしません。
現在除け者扱いされている、東京都民と大阪府民。ここのところ新規感染者の再増加(リバウンド)も懸念されているという、嫌なニュースも聞こえています。このまま、東京と大阪を除け者にしたまま事業停止なんてことになったら…ちょっとモヤモヤしますけどね。
現段階では、東京都民、大阪府民への『県民割』『ブロック割』適用は発表されていません。早く自信を持って旅行ができる日が来ますように!
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