こんにちは、旅人サイファです!
毎週日曜日はその時起こっていることをリアルタイムで執筆するコラム『週末雑感』です。
猛威を奮っていたオミクロン株の感染もようやく落ち着きを見せ…世間の空気も楽観的な雰囲気になってきましたね!
それを受けて、これまで我慢していた「旅行」を解禁させようかと考えているあなた!
もしかしたら、その旅行…お得になるかもしれませんよ!
政府は、全国的な旅行誘導策『GoToトラベルキャンペーン』の再開には、慎重な姿勢を見せています。まだまだ批判が怖いのでしょう。もしもここで緩めて、感染が再拡大したら…と二の足を踏んでいます。
ただ、未来的に『GoToトラベルキャンペーン』再開させる試金石として、各都道府県単位で実施する『県民割』を拡大する形で、旅行誘導を検討しているようです。
『県民割』とは、自県民が自県内への宿泊に対して、1泊につき5000~10000円の補助をするという形のキャンペーンです。
キャンペーン内容は県によって様々で、補助金額も各々の県によってマチマチでした。
この『県民割』は、都道府県によって温度差があったようです。例えば…東京都。都民が都内へ旅行する…という形は残念ながらあまり考えにくいもので、あまりお得な感じは受けません。まあ、小笠原諸島や伊豆諸島といった一級品の観光地もあるにはありますが…なかなか一般旅行者が行く旅行先としてはなかなか難しいものです。
しかし一方で、北海道や長野県のような、広大かつ観光地に恵まれている県では、その恩恵はかなりのものでした。
政府は、そんな使いにくかった『県民割』を全国6のブロックに分ける形で拡大し、『GoToトラベルキャンペーン』に先駆けて実施すると発表したのです!
県民割(地域観光事業支援)とは?
地域観光事業支援とは、GoToトラベル事業が再開するまでの間、感染状況が落ち着いている都道府県が、同一都道府県内での旅行代金を割引・補助する観光支援策を実施する場合、1人1泊あたり最大7,000円を補助するものです。
支援額の7,000円の内訳として、旅行代金の割引に最大5,000円、旅行期間中に土産店や飲食店など幅広い産業で使えるクーポン等を発行する場合は追加で最大2,000円を補助します。
この、県民割の適用範囲が広がるということですね!
補助対象期間
令和4年4月1日~4月28日まで
ふむふむ。GW前には終了するようですね。
その他適用条件
ワクチン接種歴や検査については、ワクチンを3回接種済であること、または検査結果が陰性であること。
補助を受ける条件として。ワクチン3回目接種が必要です。まだお済みで無い方はお早めに!ワクチンが接種できない方でも、PCR陰性などの条件をクリアすれば、補助を受けることができるようですね。
地域ブロック
そのブロック分けがこちら!
① 北海道・東北ブロック
② 関東ブロック
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、山梨県
③ 北陸信越・中部ブロック
新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
④ 近畿ブロック
⑤ 中国・四国ブロック
鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県
⑥ 九州・沖縄ブロック
来月4月からは、自分の住む都道府県が属するブロック内の旅行であれば、補助を受けられるようになります。自県内でしかなかった『県民割』からは大幅に利便性がアップしそうですね!
しかし…このブロック分けですが、あまりにもざっくりと「地方」で区切りすぎな気がします。こういうところが、お役所と旅行者の意識の差なんですよねえ。
例えば、もっとも不遇な扱いを受けているのが近畿ブロック。最も人口の多い大阪府民や京都府民の気持ちになって考えると…福井県や岡山県辺りまで入れてくれないと、わざわざ旅行先として選びにくい。大阪府民が、京都や神戸に泊まりに行きますかねえ?
筆者が担当者でしたら、
① 東日本ブロック
北海道+東北+関東(神奈川除く)+甲信越
※首都圏から誘客したいブロック
② 中日本ブロック
東海+北陸+東近畿(滋賀京都)+神奈川
※東海道新幹線や北陸への行き来を促したいブロック
③ 西日本ブロック
東近畿+中国+四国+九州+沖縄
※大阪神戸と九州の行き来を促したいブロック
のような、有機的な繋がりを意識したブロック分けにしますけどね。お役所的には難しいのかな?
まあそもそも、『県民割』や『ブロック割』も不要だとは思いますけどね。早く全国一律の『GoToトラベル』再開して欲しいところです!
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