こんにちは!旅人サイファです!
今週も引き続き【紅葉の京都ひとり旅】からの記事をまとめていますー!
京都滞在三日目の午後、京都御所から西へ移動して『北野天満宮』へお詣りしに来ました。
『北野天満宮』は、言わずと知れた学問の神様!「菅原道真公」を祀る天満宮・天神社の総本社です。
京都市バスに乗って北野天満宮前で下車すると、すぐ目の前に大鳥居が見えて来ます。ここ北野の地は、御所の北西を守る守護神として、道真公をお祀りする前から神社が営まれていたようです。
北野天満宮の参道は、鳥居を抜けるとゆるーく右手へカーブする不思議な作り。毎月25日は、道真公の誕生日および命日にちなんで縁日が開かれ、この参道も露店屋台がたくさん並ぶそうです。
参道を進むと、天神さまの象徴のひとつ「撫で牛」が。牛は天神さまの使いとされ、境内のあちこちに像が置かれています。
これは、道真公が丑年だったことや、大宰府で生涯を閉じられた際、御遺骸を運ぶ牛車が動かなくなり、やむ無くその地に埋葬したといつ逸話にも由来しているようです。
参道を進むと見事な「楼門」が聳え立っています。上部には「文道大祖風月本主」の文言が刻まれています。これは、道真公を讃えた言葉です。
菅原道真公(菅公)を祀る全国約12000社に及ぶ天満宮・天神社の総本社。
「和魂漢才」の精神を提唱された菅公は、後に「文道大祖風月本主」と称えられ、学業成就や厄除、技芸上達の神として信仰を集めている。
村上天皇天暦元年(947)、平安京の北西(天門)に創祀され、天徳三年(959)藤原師輔卿が御社殿を造営、以来朝野の崇敬篤く、殊に一条天皇には「北野天満大自在天神」の神号を賜り、格別の尊崇を受け、「天神さま」として全国に伝播した。
また、天正年間には豊臣秀吉公が境内一帯の北野松原で北野大茶湯を催し、慶長年間には出雲阿国が京において初めてややこ踊り(歌舞伎踊り)を演じるなど、日本文化発信の地として強く意識されてきた。
現在の御社殿(国宝)は、豊臣秀頼公が、慶長十二年(1607)に造営されたもので八棟造と称し、権現造の原型となった桃山建築の代表的遺構である。また中門は三光門と呼ばれ、後西天皇御辰筆の勅額「天満宮」を掲げている。
宝物としては、上本着色北野天神縁起絵巻・承久本(国宝)をはじめ、貴重な文化財を多数蔵している。
毎月二十五日の御縁日(天神さんの日)には多くの参拝者で賑わう。
参道の突き当たりに壮大な門が建っています。この中門は「三光門」と呼ばれ、神秘的な伝説が残っています。「三光」とは、太陽、月、星の光のこと。門には「日の彫刻」「月の彫刻」が刻まれています。
しかし…どこにも「星の彫刻」は見当たりません。
実は、この門の真後ろには北極星が輝いており、彫刻が無くとも常に星の光りに守られている…という説があるようです。
三光門を潜ると、国宝の拝殿・本殿です。この造りは「八棟造(やつむねづくり)」と呼ばれるもので、桃山時代の華麗な装飾が美しい!この社殿は、豊臣秀頼によって造営されたものです。
天満宮の本殿は、唐破風と金箔装飾がきらびやか!また、天満宮のもうひとつの象徴でもある梅の木が境内にたくさん植えられているのも特徴的ですね。この、周囲に吊るされた金燈籠には、毎月25日の縁日の際に灯がともされ、より幻想的な雰囲気を作るそうです!一度見に来たいですね!
北野天満宮の西側一角には、豊臣秀吉が京都の城塞化を目的とした堀と土塁を作った「お土居」が残されています。今では、お土居にはたくさんのカエデが植えられ、春の青もみじ、秋の紅葉ライトアップと、見事な風景を見せてくれます。今回訪れた12月初旬は既に散りはじめていましたが、こちらもまた改めて訪れてみたいところです。
ちなみに、ここ『北野天満宮』を総本社とする天満宮・天神さまですが、日本各地にある天満宮のうち、「日本三大天満宮」を名乗る神社がいくつかあります。
諸説ありますが…
の二社は不動として、
などが、それぞれ日本三大天満宮を名乗っていたりします。日本三大稲荷神社といい…なかなか興味深いものですね!
アクセス
JR京都駅より市バス50・101系統 北野天満宮前より徒歩すぐ
京福電車 白梅町より徒歩5分
開門時間
5:00-18:00
(冬季は5:30-17:30)
定休日
年中無休
参拝料金
無料
宝物殿拝観は有料1000円
もみじ苑入場500円
駐車場
参拝者専用駐車場あり
アドレス
075-461-0005
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