こんにちは!旅人サイファです。
本日も【秋の鹿児島旅行記】からの記事をお送りします。
鹿児島神宮と隼人塚の参拝見学を終えて、いよいよ今回の旅の目的地のひとつ『尚古集成館(しょうこしゅうせいかん)』および『仙巌園(せんがんえん)』へ向かいます。
共に世界遺産「明治日本の産業遺産」の構成施設のひとつに数えられています。
途中、霧島市内から海岸通りの国道10号線に出るあたりに見る桜島は興奮しましたねー!海越しに見る雄大な桜島のなんと美しいことか!
霧島市内から鹿児島市内まで小一時間でしたが、終始正面左手に桜島を眺めつつの絶景ドライブでした。
さて、ここ『尚古集成館』および『仙巌園』は、鹿児島市中心部の北方、海沿いに位置しています。
敷地はかなり広く、また収蔵品や見学施設も多いため、じっくり見て回ると半日くらいかかります。もしも行かれる際は、2~3時間くらい余裕を取って訪れることをおすすめします。
道路沿いの駐車場に車をとめて、まずは施設に入る前に奥に見えた神社へお参りします。こちらは「鶴嶺神社(つるみね)」。ここ薩摩を含む九州南部を、およそ700年に渡って治めた島津家の歴代当主をお祀りした神社です。
明治2年に創建された際は、鹿児島市の中心部、現在照国神社の地に建てられましたが、大正6年になってこの地へ遷されました。さすが島津公ゆかりの神社だけあって、拝殿も本殿もとても綺麗に手入れがなされています。
ここ「鶴嶺神社」は、有料エリアの外にあります。そのせいか、あまり訪れる方が少ない穴場スポットになっていました。スルーするには勿体ないので、ぜひこちらにもお立ち寄りください。
さて、窓口で入場券を購入し、内部を散策します。次に訪れたのは『尚古集成館本館』。こちらは、幕末に建てられた日本最古の石造り洋式機械工場。
内部は、島津家の700年に渡る歴史や所有する宝物を展示する博物館となっています。歴史好きにしてみたら、この展示資料が非常に魅力的!ここだけで数時間は居れそうなくらい充実しています。内部撮影禁止なのが惜しまれます!
また南側半分は、幕末から明治大正にかけて実際にここで使われていた工業機械の実物が展示されています。文明開化と日本における産業革命を支えたのがこの機械たち。そう考えると感慨深いものがありますね。
さて、『尚古集成館本館』を出て、一度正面入口まで戻ります。正面にはかつてこの地に建っていた反射炉跡が残されています。
こちらは跡のみですが、礎石を見るとかなりの大きさだったことでしょうね。ちなみに日本で現存する反射炉は伊豆韮山と山口萩の二基のみ。これらも世界遺産の構成資産に含まれています。
ここまでの見学で既に小一時間経過しています。この先、明治時代に島津の殿様が暮らした磯御殿とそのお庭・仙巌園が続くのですが…ここで小休止!
さすが分かってますね!ちゃんとこの位置にはお休み処と小腹を満たせるショップが並んでいるんです。
内部は明るくてキレイ!座って休めるスペースも設けられています。いくつかお店が並んでいますので、色んなものをみんなで少しずつシェアするのも楽しいですね!
鹿児島と言えば…やっぱこれでしょ、さつまあげ!
注文するとアツアツで出してくれるのですが、これが美味!お魚の風味が口いっぱいに広がって…口の中がずっと美味しい!
今回筆者がセレクトしたのは枝豆。ぶりっとしたさつまあげに、枝豆のゴロゴロ感がベストマッチ!ちょうど良く小腹を満たしてくれました。
この他にも、お餅を刺した名物の「両棒餅」や沖縄発のアイスクリーム「ブルーシール」、種子島名産の「安納芋の焼き芋」などご当地グルメのショップも出店しています。
この後…島津藩主の別邸である仙巌園と御殿も行くのですが、ここまでで少し長くなりましたので明日に回します。次回、素晴らしい御殿建築と庭園の絶景をお届けしますね!
尚古集成館
アクセス
鹿児島空港より車で40分
鹿児島中央駅前より車で20分
営業時間
9:00-17:00
定休日
年中無休
3月第1日曜日は鹿児島マラソンのため休館
入場料金
大人1000円
小中学生 500円
駐車場
有料駐車場(1回300円)あり
アドレス
099-247-1511
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