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長野のシンボル!『善光寺』は日本仏教の根源!【秋の信州温泉紀行⑤】

皆さんこんにちは!旅人サイファです。

【信州温泉紀行】も三日目になりました。

この日は、戸倉上山田温泉をチェックアウトし、長野市内のスポットをいくつか回ってから、湯田中温泉へ向かう行程です。

 

まず始めに訪れたのは…こちら!

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長野市の象徴『国宝・善光寺』です。青空のもと、善光寺の本堂が映えますね!


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この日は三連休中日ということで…なかなかの人出でした。地元のTV局も、久々に活気ある様子を取材していました。


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善光寺』は、長野市の中心部、長野駅から北方に車で10分ほど。

ダラダラ坂を登っていくと、正面に大きな門が見えてきます。参道の両側に並ぶお店を横目で見ながら、少しずつ大きく迫る仁王門は圧巻です!

 

仁王門を通りすぎたところにある休憩所。中には牛の像がちょこんと鎮座しています。
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なぜ牛?と思われる方もおおいかもしれません。実はこんな伝説があるんです。


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むかし、善光寺から東に十里の村里に欲張りで信心薄いおばあさんが住んでいました。ある日、川で布をさらしていると、どこからか一頭の牛が現れ、角にその布を引っかけて走って行くではありませんか。あわてたおばあさんは、布を取り戻したい一心で、牛の後を一生懸命追いかけました。走りに走って、おばあさんはついに長野の善光寺までたどりつきました。ところが牛の姿を見失い、日もとっぷり落ちて途方にくれ、仕方なく善光寺の本堂で夜をあかすことに。するとその夜、その夢枕に如来様が立ち、不信心をおさとしになったのです。目覚めたおばあさんは、今までの行いを悔いて善光寺如来に手を合わせました。その後、信心深くなり、たびたび善光寺に参拝に訪れるようになったおばあさんは、ついに極楽往生を遂げたということです。一説には、おばあさんが家に戻ってみると、牛が引っかけていったはずの白布が観音様の肩にかかっていたともいわれています。それが、現在の小諸市にある布引観音だということです。

このお話、「牛に引かれて善光寺参り」としても知られていますよね。小諸市の布引観音もいつか訪れなければ!


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さて、ここ『善光寺』は全国的に有名な仏教寺院ですが…何宗のお寺かご存知ですか?比叡山を筆頭とする天台宗弘法大師真言宗

 

実はここ善光寺は、日本では珍しい「無宗派」の寺院なんです!それが、日本仏教の総本山とも言われる由縁です。

それはなぜかというと…、善光寺のご本尊である阿弥陀如来像は、なんと飛鳥時代に中国から伝来した日本最初の仏像とされているからなんです!

 

この阿弥陀如来像は仏教の伝来と共にインドから中国へ、中国から朝鮮(百済)へと送られたものです。そして聖徳太子の祖父である「欽明天皇」の時代に、朝鮮から日本へと送られました。

 

この時、仏教を受け入れることを主張した「蘇我一族」と、他国の神を受け入れるのを良しとしない「物部一族」の間で、激しい論争になります。

 

仏教反対派の物部尾輿は、仏像安置後に都に疫病が蔓延したことを、「他国の神を受け入れたせいだ!」と主張。蘇我一族の屋敷を焼き討ちし、あろうことか仏像を難波の堀へ捨ててしまいます。

 

数年後…信濃国の住人「本田善光」が都にのぼり、役目を終えて帰ろうとしたその途中、難波の堀の中から、光輝く仏像を発見します。

 

この仏像こそ、かつて日本にもたらされた初めての仏像!本田善光は仏のお告げに従ってこの像を持ち帰り、信州にお堂を建てて奉りました。このお堂こそが、現在に連なる『善光寺』なのです。

なんと善光寺のご本尊は飛鳥時代に大陸からもたらされたもの!

そのため日本仏教の根源であると考えられてきました。

 

こういった経緯から、善光寺は特定の宗派に属さない特別な寺院とされています。

どの宗派を信奉する人でも、また男性でも女性でも分け隔てなく全ての人が参拝できるのが、善光寺の特徴とも言えますね。


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さて、ようやく本堂までやって来ました。こちらの本堂は国宝に指定されています。

本堂内でのお参りはもちろん無料です。分け隔てなくお参りできる善光寺らしさがここでも出ていますね。

 

お参りそのものは本堂外陣からできますが…ここでおすすめのスポットがあります。

それは本堂内部の地下通路!ここから先は有料ですが、ここはぜひ行って欲しい!

撮影禁止なのが惜しいのですが、ここ善光寺の本堂には秘密の地下通路があるのです。

その地下通路は、普段は封印されていて見ることができないご本尊・阿弥陀如来像の真下まで通じているとされています。

 

地下通路は明かりもなく真っ暗。壁伝いに手探りで通路を進まねばなりません。ご本尊の真下には、秘密の錠前がかけられているのですが…運良くその錠前に触れることができれば、ありがたいご本尊と縁を結ぶことができ、極楽往生が約束されると言われています。

真っ暗闇の通路を手探りで進み…ようやく錠前に触れた時は、思わず興奮して声が出ちゃいました(笑)

 

さて、お参りを終えたら参道と仲見世を散策しましょう!
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ここ善光寺の参道は江戸時代に整備されました。

この時、様々なところから寄進があったようで、美しく均整の取れた石畳の参道が作られています。その数はなんと7777枚とか!


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左右には、美味しそうなお店がたくさん並んでいます。信州名物のお蕎麦におやきはもちろん、名産のリンゴを使ったものなどの様々なスイーツが目白押し!


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気になったのがこれ!「焼きたてカスタードアップルパイ」!信州産のリンゴを使ったアツアツのアップルパイです!


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周りのパイ生地がサックサク!中はカスタードクリームと和えたリンゴがトロトロ!大変美味でございました!

その他にも美味しそうなものがたくさんありますので…色々食べ歩きするのも楽しいですよー!

 

我々一行はこの後、信州のソウルフードを食べに移動します!

次回もお楽しみに~♪

 

国宝 善光寺

アクセス

JR北陸新幹線ほか 長野駅より路線バス15分

上信越自動車道 長野ICより30分

 

参拝時間

本堂外陣まで

24時間参拝自由

 

本堂内陣 

夏季 4:30ごろ~16:00

冬季 6:00ごろ~16:00

 

定休日

年中無休

 

料金

本堂外陣での参拝無料

本堂内陣ご戒壇めぐり 大人500円 子供50円

 

駐車場

各所に有料駐車場あり

2時間500円~

 

アドレス

長野県長野市大字長野元善町491-イ

026-234-3591

 

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