こんにちは!旅人サイファです。
今回は【対馬壱岐旅行記】より、対馬でも最高のパワースポットをご紹介します!
それがこちら!『和多都美神社(わたつみ-)』です!
驚きますよ…なんと、ここは海の神様が作った竜宮城の跡とも言われる場所なんです!
伝説によると…ここには海神「豊玉彦尊」の宮殿「海神宮」があったとされています。
ここに、ある1人の若者が途方に暮れた体でやって来ました。彼の名は「彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)」別名「山幸彦」です。彼は、天照大御神の孫、「ニニギノミコト」の子供です。
彼には兄(海幸彦)がおり、その兄に借りた釣り針を海で失くしていた山幸彦は、釣り針を探すために海神を頼りこの地にあった竜宮城へやって来たのです。
そして、この地で三年の時を過ごし、出会った海神の娘「豊玉姫」と結ばれます。いわゆる、海幸山幸伝説ですね。
この伝説の発祥の地がここ『和多都美神社』とされているんです。
やがて地上に戻った山幸彦と豊玉姫が産んだ子供は「ウガヤフキアエズノミコト」。彼は初代天皇になる「神武天皇」の父です。
つまり、神武天皇の祖父は「山幸彦」、そして祖母は海神の娘「豊玉姫」なのです!
ここ対馬の地で出会った二人が…やがて天皇家の始祖となる…!実は対馬は日本天皇家のルーツの一翼を担っているとも言えるのです!
さらに言えば、ウガヤフキアエズノミコトの妻で神武天皇の母も、海神の女「玉依姫」だったりしますので、神武天皇はその祖母も母も海神(対馬)の血を引く女性なのです。
ここ『和多都美神社』の前は深い入り江になっています。満潮時は本殿間近まで潮に満たされ、鳥居は海中に没します。
この光景はまさに竜宮城!海に浮かぶ神社として崇められていたのでしょうね。
我々が訪れた時は、数年前の台風で倒壊した一の鳥居の修復中でした。
その工事のためでしょうか、入り江を堰止めていましたので、水中に浮かぶ鳥居を見ることはできませんでした。
普段はこの通り!海から本殿近くの三の鳥居まで水中に沈んでいたようです。
まさに竜宮城を彷彿とさせますよね!
この時は、その工事のお陰で海水が引き地面が現れていましたので、二の鳥居まで歩いて行くことができました。
この先、重機の置かれている一の鳥居から神様が上陸した…とも言われている神聖なポイント。うーん!すごい!
二の鳥居から本殿方向を見ると、ちょうど真正面に三の鳥居、そしてこの先に小さく本殿が真っ直ぐ見えています。
さて、四の鳥居を潜って本殿へお参りしましょう。
社伝によると、海神である豊玉彦尊には一男二女がおり、姉妹は先述したように皇祖神に嫁ぎ、長男は「穂高見尊」として、全国に散らばる海人「安曇一族」の祖となったと言われています。
長野県の安曇野はその本拠地。北アルプス穂高岳を御神体とする「穂高神社」の御祭神はまさにこの穂高見尊です。
拝殿は趣のある古めかしい造り。こちらでも宮大工さんでしょうか、修復作業を行っていました。
こちらで二礼二拍手一礼。ご挨拶と旅の安全を祈願します。
側面に回ってみると、拝殿はかなり奥行きがありますね。
その奥に一段高く作られているのが本殿です。
その本殿の左手に…森の中へ続く一本の小道が続いています。
白い砂利が敷かれており、この道だけなぜか明るく見える…。
この道は本殿の裏手奥の方へ続いています。まるで導かれるようにこの道を進むと…
!!!
鳥居の立てられた神域が見える…!?
ここはなんと、豊玉姫の陵墓とされている磐座です。
海神の娘である豊玉姫の正体は龍の化身(真の姿は八尋の大和邇)。出産の際、山幸彦に真の姿を見られた姫は、それを恥じ、産まれたばかりの子供を置いて、そっと海路を閉じて去ったと言われています。
対馬へ戻ってきた豊玉姫は、ここでその人生を閉じたのでしょうか。
この磐座は、岩と巨木が融合した実に神秘的なもの…。ものすごいパワーを感じます。
対馬でも屈指のパワースポットと言われるのも頷けます!
いかがでしたか?対馬でも屈指の絶景とパワーを誇る『和咜都美神社』。
対馬空港からも近く、前回ご紹介した「鳥帽子岳展望台」からもすぐですので、対馬へ来たら絶対に立ち寄るべきスポットです!おすすめですよ!
アクセス
厳原港より60分
対馬空港より45分
営業時間
24時間参拝自由
定休日
年中無休
拝観料金
無料
駐車場
無料駐車場あり
アドレス
0920-58-1488
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