こんにちは！旅人サイファです。
【新潟群馬温泉紀行】四万温泉のお宿「あやめや旅館」さんにチェックインをした後で、四万温泉の温泉街をぶらり散策に出掛けました。
ここには、あのジブリアニメ「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルのひとつとも言われる旅館があるんです！
それがこちら！四万温泉随一の格式を誇る『積善館(せきぜんかん)』さん。
赤い欄干橋と高い楼閣は、まさにジブリアニメで描かれた「油屋」に瓜二つ！
四万川へ注ぎ込む、小さな川を挟んで本館と別館が向かい合って建っています。
そして川を渡る廊下橋が架けられていますね。いやあ！趣きありますねえ！
現在、感染対策のため『積善館』内部は見学できませんでしたが、玄関やその雰囲気はさすがの一言！その開業は驚きの江戸時代初期。
なんと大坂の陣とほぼ同時代から続いているとか！代々「関善兵衛」を名乗る当主の名前から『積善館』と名付けたらしいですよ！
いつか機会があれば宿泊したいお宿のひとつです。※ご予約はこちらからどうぞ！
ここ四万温泉の歴史は古く、なんと一説によるとその起源は奈良～平安時代とか！
こんな山奥の温泉地がなぜ！？
四万温泉の起源は二説あります。
1つは、桓武天皇(737～806)の御代に征夷大将軍として蝦夷征伐に来た坂上田村麻呂が、この地で入浴したことが始まりという説。
2つ目は、延暦年間(782～806)に源頼光の家臣、日向守碓氷貞光が四万の地に訪れ夜に読経をしていた際、童子があらわれ「汝が読経の誠心に感じて四万(よんまん)の病を治す霊泉を授ける。我はこの山の神霊なり」という神託を夢うつつで聞き、覚めると湧き出る温泉を見つけたというものです。
このお告げと温泉に感謝しお堂を建て薬師如来の像をお祀りしたのが、「日向見薬師堂」です。
なお、近代でも四万温泉は高く評価され、昭和29年に制定された「国民保養地」の第一号に指定されたのがここ四万温泉です。
四万温泉は昭和29年に国民保養温泉地の第一号に指定されました。
国民保養温泉地とは、温泉の効能が顕著湧出量が豊富付近の景観が優れ、環境がよいことなど、温泉だけでなく環境よい温泉地であるとで環境省により指定されます。
四万温泉の温泉街は、草津や伊香保とは違い、まとまった温泉街は形成されていません。どこかのんびりした田舎町と言った感じが素敵！
さて、四万川沿いに散策していると…河原に面白い建物を発見。
なんとこちらは共同浴場『河原の湯』！
9:00～14:00までですが、無料で入浴することができます。ちょっと下まで見て来ましょう！
朝早くだったので誰もいませんでした。内部は湯船がひとつだけ。
単純に入浴だけを味わうところですね。
「あやめや旅館」へ戻る道すがら、飲泉所を発見！こちらは『塩之湯飲泉所』。
少し口に含んでみましたが…たしかに！その名の通りほんのり塩味のする温泉でした！
ちなみに、川沿いの共同駐車場からは四万川へ降りることができます。
結構水量が多いのでお子さまは注意！ですが冷たくて気持ち良い！夏場は水着を用意してザブン！と飛び込んでも良いですね！
いかがでしたか？四万温泉のひなびた温泉街散策。
湯上がりに気持ち良い山あいの風を受けながら歩くのは、とっても気持ち良いですよ！
四万温泉 温泉街
アクセス
営業時間
24時間散策自由
共同浴場入浴料金
無料
駐車場
駐車場あり合計100台無料
定休日
年中無休
アドレス
0279-64-2321(四万温泉協会)
前回です
