こんにちは!旅人サイファです!
苔の名園「祇王寺」の拝観を終えて、奥嵯峨エリアを散策を続けます。祇王寺を出て嵐山方面へ南下すると…すぐ隣には立派な山門のある「二尊院」、そしてその先には、これまた立派な茅葺き屋根のある「落柿舎」へとたどり着きます。
今回はこちらの2つは門の外から一礼し…さらに南へ歩を進めました。
たどり着いたのは…こちら!
これまた新緑の美しい寺院『常寂光寺(じょうじゃっこうじ)』です!
もうね…言葉にならないほど圧倒的な緑のパワー!!
空気や水、人の影や発する言葉すらも緑を帯びているかのような…!
偶然同じタイミングで通りかかったカメラマンからさんも、やや興奮気味に『こんなに絶景独占の常寂光寺は滅多にありませんよ!』と言うほどの神々しさ!
山門をくぐると参道の奥にまっすぐ階段が伸びています。
こちらの『常寂光寺』も、先程訪れた「祇王寺」と同じように、背後に山を背負ったどん詰まり。巧みに地形を活かした伽藍配置になっています。
息を切らして登りきると…そこは陽光眩しい明るい空間が広がっています。
十界大曼陀羅を本尊とする本堂は、なんとかつて伏見城の客殿だった建物を移築したものとか!もしかしたら秀吉や家康もかつて足を運んでいたかも!そう考えると興奮しますね!
なお、この伏見城客殿の移築には、関ヶ原の寝返りで有名な小早川秀秋の尽力があったようです。
そしてここ『常寂光寺』は、かの藤原定家が「百人一首」の選定をした「時雨亭」の跡地と言われています。
この風光明媚な奥嵯峨の地で、何万首もの和歌の世界に浸ったんでしょうね。
本堂から一段上がった最上部には多宝塔が建っています。こちらからは、まさに京都市内を一望できます。ここまで上がれば、かなり高いところまで来たということを実感できるかと思います!
境内にはおよそ2000本のカエデが植えられているとも言われています。新緑期の青もみじも、紅葉の赤もみじも絶品!ぜひ、一度足をお運びください!
いかがでしたか?奥嵯峨の名刹『常寂光寺』。嵐山や渡月橋にばかり足を向けがちですが、実は奥嵯峨には絶景の古刹目白押し!隠れた名所を探しに、ぶらぶら町歩きなんかもおすすめですよ!
常寂光寺
アクセス
拝観時間
9:00-17:00
拝観料
500円
アドレス
075-861-0435
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