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ユネスコ『無形文化遺産』に「工匠の技」決定!

こんにちは!旅人サイファです!

先日、こんなニュースが報じられました。

ご覧になった方も多いかと思います。


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『日本の工匠の技、ユネスコ無形文化遺産登録決定』


同じユネスコが認定する『世界遺産』は有名ですよね。

日本では、「姫路城」や「法隆寺」、近年では「長崎・天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(2018)」「百舌鳥・古市古墳群(2019)」なとが登録されています。

その一方、『無形文化遺産』はあまり知られていません。

世界遺産』との違いはなんなのでしょうか?

最も大きな違いは『世界遺産』が指定するのは有形物のみである点、そして不動産のみという点。

文化や自然といった『その場から動かない有形文化財』のみが『世界遺産』として登録されるのです。

一方『無形文化遺産』は、音楽や舞踏、祭りや儀式、習慣や風習、工芸技術といった、形のない文化財が登録されます。

言うなれば、世界遺産無形文化財版!

時々マスコミでは『世界無形遺産』と表記されることもあります。

※正式名称に非ず

現在、日本国内の『世界遺産』は23件が登録されています。

では、『無形文化遺産』の方は何件登録されているかご存知ですか?

正解は22件!

世界遺産』とほぼ同数なんですね。

以下にそのリストを載せます!

なかなか興味深いリストですね。

歌舞伎、能、雅楽、和食、和紙などは我が国固有の伝統文化なので違和感ありません。

ただ、題目立、チャッキラコ早池峰神楽など…地方のローカルな行事・祭礼もリストアップされています。

これ、一般的な日本人にも馴染み薄いですよね。

また、近年はこう言ったローカル行事・祭礼を個別で登録するのが難しくなっているようです。

京都祇園祭博多祇園山笠など33件の祭礼を複合した「山・鉾・屋台行事」、ナマハゲに代表される10件の行事を複合した「来訪神」など、複合案件が好まれる風潮があるようですね。

今回、ユネスコ無形文化遺産』に登録された「伝統建築工匠の技」は宮大工の技術や茅葺き、瓦葺、畳製作、漆生産といった貴重な日本技術が評価されたということ。

観光地化が甚だしい『世界遺産』とは異なり、やや硬派な『無形文化遺産』。

本当に守るべき貴重な文化を今後も大切に伝承していって欲しいと切に願います。