こんにちは。旅人サイファです。
今回は日本史の時代区分のお話。
歴史の教科書にも出てくる『○○時代』
この○○が覚えられないという方も多く、歴史嫌いを増やしている要因のひとつかもしれませんね。
一般的な教科書に載っている『○○時代』をおさらいしてみましょう。
いくつか(というよりほとんど)の時代に★印を付けてあります。
この★印を付けた時代の共通点、お分かりですか?
実はこれ、場所の名前なんです。
詳しく言えば、政権の置かれた場所を時代区分としているのです。
ご存知の方には当たり前かもしれません(笑)
でも、分かりにくいのがいくつかありますね。
これは『平安京に都が置かれた時代』です。
あくまでも、平安京の朝廷が政治を行っていた時代です。
天皇親政の時代、藤原摂関政治の時代、院政の時代と、政治形態の異なる時代を内包しています。
実はこれも場所なんです。『京都室町地区に幕府が置かれていた時代』。
しかしこの室町幕府。日本史上で最低レベルの弱小政権。
そのため、前半は南北朝の動乱、後半は戦国時代という混乱期を含んでいます。
これもちょっとした無理矢理感(笑)
室町幕府の崩壊から江戸幕府の成立までのわずかな時代をこう呼びます。
安土(織田信長の居城)、桃山(豊臣秀吉の晩年の居城伏見城)の2つを合わせて安土桃山時代と呼びます。
(※伏見を桃山と呼ぶようになったのは明治以後ですが)
縄文時代、弥生時代、古墳時代は、まだ日本に統一政権が誕生していなかった頃の区分。
ざっくり言ってしまえば…
縄文時代→狩猟採集の時代
弥生時代→農耕が始まった時代(村レベル)
古墳時代→村が集まり国を作り出した時代(地方レベル)
そして飛鳥時代→各地方の国がヤマト朝廷の
支配に置かれた時代(首都は飛鳥)
………と続きます。
また明治時代以降は、江戸時代までとは異なり天皇一代ごとに区分けされています。
これまでの流れから言えば…『東京に首都が移された時代』として『東京時代』とするのが妥当ですよね。
もしかしたら遠い未来、教科書には『東京時代』と書かれているかもしれませんね。
次回です!