全観光客に薦めたい!『函館夜景号』で楽々夜景鑑賞が可能!
《函館山の夜景を眺める超おすすめコース!お宿までお迎え!行列知らずで楽チン!》
筆者紹介
こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均40泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。
旅人サイファ実績
・「めざましテレビ」「グッド!モーニング」ほかテロップ出演歴あり
・スキルマーケット「ココナラ」にて旅行お出かけカテゴリ売上実績No1
・旅行お出かけメディア「RETRIP」パートナーライター
・スマートニュース/Yahoo!ニュースほかメディア掲載実績多数
・「にほんブログ村」旅行ブログカテゴリPVランキング1位を記録
こちらの記事は【GW北海道旅行記】よりシリーズでお届けしております。
函館山の夜景の歴史
函館市街地の南端、津軽海峡に突き出た標高334mの函館山は、日本三大夜景のひとつとして、古くから人気のスポットとして知られています。
この函館山はかつては離島でしたが…砂州が繋がったことで陸続きの陸繋島となったとされています。
ここ函館山は、戦時中までは津軽海峡を守護する国防拠点が設けられており、一般人は登山することも、写真やスケッチすることすら禁じられていたという歴史があります。
そのため、観光用スポットとして開放されたのは戦後の昭和21年のこと。昭和28年にバスが通れる登山道が、昭和33年に山頂までを結ぶロープウェイが開通し、多くの観光客が押し寄せる人気スポットとなりました。
函館山からの夜景を楽チンに楽しむウラ技!『函館夜景号』!
函館山からの夜景は見たいけど…ロープウェイは混むし、行列してまで行くのはキツイな…と思っているアナタ!
実は、超楽チンに函館山の夜景を楽しめるウラ技があるんです。
それがこの『函館夜景号』のバスツアー!
なんと、函館駅前や湯の川温泉のお泊まりホテル前から、函館山の展望台まで乗り換えなし!ロープウェイや路線バスの乗車待ち行列に巻き込まれることなく、楽々と函館山の夜景を楽しめるツアーなんです。
事前予約が必要ですが、これに乗ってしまえば…ギリギリまでホテルでのんびりしていてもOK!また、お酒を飲んでしまっても問題なし!
タイムスケジュールは、季節によって異なります。
春~秋(バスルート)
18:30~19:30ごろ 湯の川温泉各ホテル発
19:00~19:45ごろ 函館駅前の各ホテル発
19:45~20:15ごろ 函館山山頂展望台着
~山頂到着後 自由時間30分~
20:15~20:45ごろ 函館山山頂展望台発
20:30~21:15ごろ 函館駅前の各ホテル着
21:00~22:00ころ 湯の川温泉各ホテル着
なお、例年11月~3月末までは函館山の山頂へ向かう登山道が冬季閉鎖となるため、この期間はバス&ロープウェイ併用となります。
『函館夜景号』乗車レポート!
と!言うことで…実際に『函館夜景号』を予約して乗車体験をしてきました。筆者が乗車したのは5月のGW期間中であったため、全行程バスルートでした。
この日宿泊していたのが、湯の川温泉エリアにある「湯の浜ホテル」。このホテルもバスの乗降場所に指定されているので、ギリギリまでお部屋でのんびりすることができました。
このホテルをはじめ、湯の川温泉のお宿では『函館夜景号』に乗車する方向けに夕食を17:30~と早い時間に設定しているお宿もあります。こういう気遣いがあるのも助かりますね。
19:10 送迎バスが到着しました。本当にホテルの玄関目の前まで迎えに来てくださるので…乗り込むまで15秒!
ガイドさんが同乗していますので、予約名を述べて料金を支払えば手続き完了です。なお筆者が参加した際は電話予約だったため、支払いは現金オンリーでした。
ここから、湯の川温泉エリアのお宿をいくつか回ってお客さんを乗せていきます。
- ホテル万惣
- イマジンホテル&リゾート函館
- 湯の浜ホテル
- 花びしホテル
- 湯元啄木亭
あまり浸透していないのか?この日はGW真っ只中でしたが、お客さんは我々含めも10組くらい。こんなに便利なのに…もったいない!
湯の川温泉エリアの各宿を回ったら…続いて函館駅前エリアのホテルへとバスは進みます。
函館駅前では…
- ラビスタ函館ベイ
- 函館国際ホテル
- センチュリーマリーナ函館
- 函館駅前
…で乗車可能です。
各所でお客さんを乗せて…こここら本格的なバスツアー開始。まずは函館山山頂へ向かう登山道路にむかいます。車窓からはライトアップされた函館の町を楽しむことができます。
ちなみに…函館山の山頂へ向かう登山道路は、下記の期間・時間帯はバスやタクシーといった許可車両以外は進入することができません。
2024年函館山登山道交通規制
4月19日(金)~9月30日(月)17~22時
10月1日(火)~11月10日(日)16~21時
※一般車両は通行禁止
※11月11日(月)~翌年4月10日ごろまでは冬季通行止め
逆にいえば…上記規制時間前や規制時間後は、マイカーでアクセスすることも可能です。
しかし!夜景が最も美しいのは、日没直後から夜空が段々と黒く染まる時間帯ですので…やはりマイカーでの訪問は避けた方が良いでしょうね。
20:15 函館山展望台に到着!見てください…この人だかり!これみんな…下山するためのロープウェイ待ちの行列です。これに並んでいたら…麓に着くまで60分以上はかかったんじゃないでしょうかね。
さて!『函館夜景号』でやって来た我々も、ここからは自由時間!展望台に上がって100万ドルとも言われる夜景を楽しみましょう!
しかし…ひとつ難点があるんです。
それは…バスやタクシーには山頂滞在に時間制限があるということ。
マイカー規制の対象外ですので、山頂まで車で進入できるバスやタクシーですが…実は山頂駐車場内で滞在できる時間には制限があるんです。そりゃそうですよね。限りある駐車スペースですから、譲り合って使わないと。
その滞在可能時間とは…およそ30分間!これは『函館夜景号』のようなバスツアーでも、タクシーでも同じ条件のようです。
ですから!ここからは時間との勝負!30分間でどれだけ美しい夜景を堪能できるか!?
ここ函館山山頂の展望台は3階建て。中でも最も美しく夜景が見えるのは屋上の展望スペースです。
しかし…!屋上展望台には人…人…人!ものすごい人だかりです。うへえ。通勤ラッシュの山手線くらい人がいます。さすがGW真っ只中!予想をはるかに越えた人混みです。恐るべし!
一段下のスペースも大混雑!揉みくちゃにされた状態で夜景を撮影に挑まなければなりません。
どうにか屋上展望台の最前列へとやって来ました。眼下には人だかり。その先に…憧れの函館の夜景が見事に見えています。おおーー!美しいー!!
函館山から伸びるクビレ部分もしっかり見えていますね。空気も澄んでいて、バッチリ夜景日和です。
この日は函館山の展望台で50枚くらいシャッターを切りましたが、最も美しく撮影できたのがこの1枚!ほかの観光客が映り込むこともなく函館の美しい夜景をパシャリ!右下にはロープウェイが入っているのもポイントです。
屋上展望台から広場を見下ろしてみると…先ほどよりも下山ロープウェイ待ちの行列が伸びています。うーわ。これに並んでいたら…ホテルに帰るの何時になるんだろ!?恐ろしすぎる!
あ!そうそう!これだけの行列と展望台の混雑ですと、落ち着いて夜景を見たり撮影したりは…できないと思いますよね?
ふふふふふ!実は、穴場スポットを発見しちゃったんです!
それが…ここ!下山ロープウェイ待ちの行列ができている山頂広場にある「函館山」モニュメントのさらに奥!展望台建物の根元にあたるポイント。
ここは待機行列のさらに向こう側に行かないとたどり着けないため…ほとんど人はいません!ここから撮影したのがこの写真です。しっかり函館のクビレまで見えていますでしょ!?
もしも繁忙期で展望台屋上が大混雑していたら…ここ、展望台の根元に移動してみてください。ここなら、ほとんど人はいませんので、落ち着いて夜景を楽しむことができますよ!
20:55 夜景鑑賞を終えて…バスへと戻ってきました。あ。そうそう。2024年のGWは「劇場版名探偵コナン」の舞台だったこともあって市内中混雑していたのも付け加えておきます。路線バスの中には…ご覧のようなコナンくんのラッピングバスも運行していましたよ。
21:55 最終的に湯の川温泉「湯の浜ホテル」へ戻ってきたのはもう少しで22:00になろうかという時間でした。
とはいえ…ロープウェイ行列に巻き込まれていたらその先の路線バスに乗り込むのもかなりの時間を要したことでしょう。この時間に帰って来れたのは…『函館夜景号』バスツアーだからこそだったと思っています。行きも帰りもホテル目の前にバスが着くので、とても楽チンでしたよ。
『函館夜景号』のおすすめポイント!
今回函館山の夜景鑑賞で使用した『函館夜景号』のバスツアー。
しかしあまり浸透していないのか?この日はGW真っ只中でしたが、お客さんは我々含めも10組くらい。それほど混んではいませんでした。
函館市内宿泊…特に湯の川温泉エリアに宿泊しているならば、函館山まで距離もありますし…かなりメリット大きいんですけどね。
ちなみに、湯の川温泉から函館山までのタクシー料金は片道3500円~4000円。往復で7000~8000円かかります。
また時間貸切の観光タクシープランでも、函館山夜景コースは6000円~9000円くらいかかります。
一方、今回ご紹介した『函館夜景号』は、おとな1名2000円~2500円(※バスコース)!ホテル目の前まで迎えに来てくれること、そしてガイド付きで市内の名所も回ってくれることを考えたら…とってもお安いですよね。
人数にもよりますが、特に湯の川温泉に宿泊して夜景を見に行くならば…この『函館夜景号』のコスパの良さが分かるかと思います。
アクティビティ予約サイト「Klook」からでしたら、『函館夜景号』もオンラインでご予約可能です。こちらのリンクからぜひ!
函館山へのアクセス/駐車場
今回は『函館夜景号』に乗って楽々と函館山の夜景を楽しみました。
この『函館夜景号』は、湯の川温泉や函館市街地をはじめ 函館市内の宿泊施設の玄関前までバスでお迎えに来てくれて、そのまま乗り換えなしで函館山の山頂展望台まで連れていってくれるという優れもの!
もしも個人で行かれる場合は…
①路線バスか路面電車で函館山の麓まで行き、そこからロープウェイで山頂へ
②函館駅前ほかから路線バスで直接山頂へ
の2パターンが選択できます。
お車の場合は、函館空港から20分、函館駅前こら5分ほどでアクセスすることができますが、駐車場のキャパシティがあまり多くないので注意が必要です。
今回利用した『函館夜景号』は、湯の川温泉の各ホテルと函館駅前の各ホテルのエントランスまでお迎えに来てもらえます。帰りもホテル前まで送迎してもらえるので、とても楽チンですよ!
【GW北海道旅行記】4日目。この日は函館湯の川温泉に宿泊です。湯の川温泉のお宿まで迎えに来てくれる、何ともありがたい夜景鑑賞バスで函館の夜を楽しみました。翌朝はは函館のランドマークでもある城跡を訪問しました。次回もお楽しみに!
『函館夜景号』の基本情報
アクセス
乗り場各所
営業時間
時期によって異なる
定休日
年中無休
※冬季はロープウェイルートのみ
入場料金
大人2000円
小児1500円
※繁忙期は+500円
※冬季はロープウェイルートのみ
駐車場
周辺コインパーキング利用
アドレス
函館バス函館営業所
0138-51-3137