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【愛媛】『マイントピア別子』は日本トップクラスの銅鉱山跡地!

『マイントピア別子』は別子銅山跡地に作られたレジャースポット!

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別子銅山跡地に作られたレジャースポットを楽しむ!》

 

愛媛県新居浜市。かつて日本トップクラスの産出量を誇った別子銅山跡地を見学します。

 

筆者紹介

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こちらの記事は【愛媛香川ひとり旅】シリーズよりお届けしております。

 

 

別子銅山の歴史

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かつて、日本で第二位の銅産出量を誇った「別子銅山」。現代まで続く住友グループの繁栄は、この銅山から始まりました。

 

江戸時代初期のこと。伊予国立川銅山近くで、新たな銅鉱脈が発見されました。発見したのは、当時立川銅山で働いていた鉱夫で、彼はこの鉱脈を上役には相談せずに、備中国で鉱山を経営していた住友家に売り込みました。

 

住友家から派遣された住友の番頭は、この地に大鉱脈があるのを確認。すぐに江戸幕府に銅鉱山開鉱を願い出ます。

 

時に元禄4年、1691年のことでした。

 

この1691年の開坑から1973年の閉山までの283年間、ここ『別子銅山』は一貫して住友家が経営していました。やがて国内有数の財閥へと成長することになる「住友」の繁栄の基礎になったのが…ここ別子銅山なのです。

 

別子銅山での銅産業は大いに繁栄しました。

 

産出量は栃木県の足尾銅山に次ぎ国内第二位。坑道の総延長は700kmを超え、最深部は海抜マイナス1000mまて到達したといいます。地面を掘り続けてそんなところまで到達するとは…!ちなみに、この記録は日本国内で最深記録で、現在も破られていません。

 

『マイントピア別子』の見どころ

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『マイントピア別子』は、そんな別子銅山の最も新居浜寄り、かつて採鉱本部が建てられていた「端出場地区」に作られたレジャースポットで、現在は「道の駅」としても活用されています。

 

端出場地区には、温泉入浴施設や売店、食堂などがあるとともに、坑道エリアへ向かう観光列車の発着点にもなっています。


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ここ『マイントピア別子』に来たら…絶対に行って欲しいのが、坑道見学(観光列車付)と東平見学です。※東平地区のレポートは次回詳しくお届けします。


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『マイントピア別子』の本館から、かつての銅鉱山までは、SLを模した観光列車に乗ってアクセスになります。歩いても10分ほどですが、料金は変わらないので、ぜひミニSLに乗車してみてください。


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ミニSLは、可愛らしいトロッコ列車風。様々なタイプの座席が自由に選べますので、お好みの号車に乗ってください。


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ミニSLはトンネルをくぐり…


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橋を渡り…と、短い乗車時間ながらも車窓の変化を楽しむことができます。

 

あ!そうそう!このミニSLの解説は歌手で声優でもある「水樹奈々」さんが担当しています。彼女は地元・新居浜市出身のようで、観光大使も務めているようですよ!


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出発してからはあっという間!坑道見学エリアに到着です。線路は1本ですので、帰りの電車もここから乗車になります。


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ここからは徒歩で坑道へと向かいます。目指す坑道は橋を渡った向こう側。川はターコイズブルーに輝いています。美しい!


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こちらが坑道見学の入り口です。かつてはここからたくさんの鉱夫たちが銅を掘りに入っていったんでしょうかね。


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内部はキレイに掘られたトンネルになっています。なんだろう…この異世界な感じ。別子銅山全体では、総延長700kmにもおよぶ長大な坑道が掘られたといいますが…内部で迷子になったら、もう絶望しかないですよね。特に1691年の開山時はまだ江戸時代。もちろん電灯なんてありませんし。


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当時の坑道は、ご覧のように木枠で囲われており、崩落事故を防ぐ処置がしてあったそうです。


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内部にはご覧のように人形を使った展示がなそれており、当時の銅鉱山の様子を窺い知ることができます。当時の労働者…大変だったろうな。


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なお、この坑道見学エリアの終点部はお子さまが遊べる遊具スペースになっています。銅鉱山内で滑り台とか…うん。なんというか、シュール。


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帰りもミニSLに乗って『マイントピア別子』の本館エリアへ戻ります。特に回転台があるワケでもなく…普通にバックして戻ります(笑)

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本館エリアでは!周辺の特産品などを購入することができます。また、軽食店や立ち寄り温泉施設もありますので、1日ゆっくり過ごすこともできますよ。

 

筆者この後…「東洋のマチュピチュ」とも呼ばれる東平地区へ移動しました。こちらもまたスゴかった!

 

『マイントピア別子』へのアクセス/駐車場

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『マイントピア別子』は、新居浜市街地から山へ入ったところに位置しています。新居浜駅から路線バスでのアクセスも可能ですが、本数が限られますのでお車推奨です。

 

お車の場合は、新居浜ICから10分ほど。道の駅併設ですので、広い駐車場も整備されています。

 

見学の所要時間は、コースによります。筆者が回った、観光鉄道→坑道見学ですと、およそ45分ほどでした。

 

 

【愛媛香川ひとり旅】旅行記も3日目。この日は松山市内から東予地方の名所を巡っています。旧別子銅山の坑道『マイントピア別子』を見学したら、ここからさらに5km山中に入った東平地区を見学に行きました。次回は「東洋のマチュピチュ」と賞される鉱山跡地をレポートします!お楽しみに!

 

『マイントピア別子』の基本情報

アクセス

JR予讃線 新居浜駅より路線バス

松山自動車道 新居浜ICより10分

 

営業時間

9:00-17:00

 

定休日

毎週月曜日

 

入場料金

鉱山観光(観光列車付き)

大人1300円 中高生900円 3歳~小学生700円

 

駐車場

無料駐車場あり

 

アドレス

愛媛県新居浜市立川町707-3

0897-43-1801