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【愛媛】日本で唯一!由来は女神様の名前『愛媛県庁』は日本で屈指の歴史を持つ県庁舎!

愛媛県庁 本館』は現役県庁舎としてはトップクラスの歴史と風格!

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《こんなに美しい県庁舎は全国でもここだけ!》

 

愛媛県松山市松山城の城山麓に建つ『愛媛県庁 本館』は昭和初期に建てられた、日本屈指の歴史を持つ県庁舎です。

 

筆者紹介

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こちらの記事は【愛媛香川ひとり旅】シリーズよりお届けしております。

 

 

愛媛県庁 本館』の歴史

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松山市の中心、松山城の城山南麓に建つ『愛媛県庁 本館』は、昭和4年に竣工した…90年以上の歴史を持つ県庁舎建築です。

 

この『愛媛県庁 本館』は、明治6年愛媛県の誕生に合わせて作られました。

 

当時の庁舎は、松山城三の丸にあった平屋建てだったと伝わっています。

 

現在の県庁舎は4代目で、昭和4年に竣工しました。設計者は木子七郎で、旧藩主別邸「萬翠荘」の設計を手掛けた人物です。

 

中央にドームを配した左右対称の建物で、その美しい姿は国内でも指折りの美しい県庁舎として知られています。

 

現役の県庁舎としては、大阪府庁(大正15年)、神奈川県庁(昭和3年)に次いで、愛媛県庁(昭和4年)が第三位の歴史を持っているとされています。

 

愛媛県」は日本で唯一!女神さまの名前を冠した県!

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ところで…「愛媛県」って、どことなく愛らしい雰囲気を持つ名前だと思いませんか?

 

だって…「愛らしい姫(媛)」ですよ!?

 

実はこの県名は、日本でたはだひとつ!神話に登場する女神さまの名前をお借りして付けられているんです!

 

愛媛県」という名前は、それまで大小いくつもの藩に分割されていた「旧伊予国」に県が建てられた際に名付けられました。

 

この「伊予国」、イザナギイザナミによる国生み神話において、四国は2男神・2女神の島として誕生しています。この時、伊予国に宿ったのが女神の一人「愛比売」という名前だったのです。

 

幕末に、今治藩医国学者の半井梧庵が記した伊予国地誌『愛媛面影』の中で、「愛比売」に「愛媛」という文字が充てられていたことから、明治6年1873年)2月20日に「愛媛県」という新県名が採用されました。 

 

こんなに風流な名前を持つ県は、全国でここ「愛媛県」だけ!女神さまの名をいただいている日本唯一の事例なんです。

 

これ…この県名にしようと決断したのが誰なのかは伝わっていません。しかし、この愛らしい県名は、今となっては唯一無二。全国に誇れる可愛い県名ですよね。

 

愛媛県庁 本館』の見どころ「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地!

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中央にドームをいただき、左右両翼を大きく広げたような美しいフォルムを持つ『愛媛県庁 本館』へとやって来ました。ここは、現役の県庁舎として活用されていますが、受付で申請すれば自由に見学することができます。事前予約しておけばガイドツアーを催行していただくことも可能です。


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週末になると、玄関前に、ご当地キャラ「みきゃん」のラッピングカーが置かれます。これも可愛いのでぜひチェックしてみてください。


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玄関前に入ると…守衛さんから受付をするよう促されます。入館カードに氏名を書くだけですのでそれほど大変ではありません。なお拝観料金は無料です。


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玄関を入ったところから…もうすでにクライマックスです。大理石で囲まれた空間の真正面に赤絨毯が敷かれた大階段!貴族になったような気分ですねー!


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階段を登りきったところには、柱時計とステンドグラス。格式の高さを感じさせます。素晴らしいの一言!東京の国立博物館がこんな感じですよね。


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大階段は3階まで続いています。横から見るとこんな構造。計算された設計が美しいです。


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そうそう!忘れちゃいけないのが…中二階のステンドグラス前からの眺め!

 

ちょっとスゴくないですか?周囲は白い大理石、大階段は赤い絨毯、正面の床は白黒チェック!いや…すごくモダンな雰囲気ですよね。


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もうひとつ!階段のすぐ脇に見どころがあります。それが…この電話室。

 

ん?電話室ってなんだろ?ってお思いの方も多いはず。この電話室、実は今も現役なんです!


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電話室の中を開けると…いやいやちょっと!これもはや文化財でしょ!?っていう壁掛け電話が現れるんです。受話器を上げて、本体に向かって喋るヤツです。

 

あり、ちなみに「もしもし」の語源は、んな電話機の時代に使われていた「申し上げる!申し上げる!」の略みたいですよ。


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あ。もちろん、この壁掛け電話は現役ではありません。電話室内には緑色の公衆電話も置かれています。とはいえ…若い人にはこの公衆電話の使い方知らない人もいるんだろうな。

 


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いやはや!それにしても美しい県庁舎でした!ちなみにこの庁舎は、映画「世界の中心で愛をさけぶ」のロケ地(病院設定)にも使用されています。

 

 

現役の県庁舎であるため、見学できるエリアはあまり広くはありませんが…それでもこの風格は見事なもの!一見の価値ある建築ですね。

 

愛媛県庁 本館』へのアクセス/駐車場/所要時間

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愛媛県庁 本館』へは、伊予鉄の県庁前駅から徒歩5分かからずにアクセスできます。繁華街の大街道駅からでも徒歩5分ほどです。「松山城」や「萬翠荘」も徒歩圏内ですので合わせてお立ち寄りください。

 

お車の場合は松山ICより20分ほど。平日は県庁駐車場を、週末は県立図書館駐車場をご利用ください。

 

なお、内部の見学は10分~15分ほどあれば充分です。

 

 

【愛媛香川ひとり旅】旅行記2日目。この日は松山市内の名所をいくつか回りました。この後は松山市を離れ、東予地方の名所に向かいました。次回は四国随一の名山を御神体とする神社へ参拝します。お楽しみに!

 

愛媛県庁 本館』の基本情報

アクセス

伊予鉄城南線 県庁前駅より徒歩すぐ

松山自動車道 松山ICより20分

 

営業時間

9:00-16:00

 

定休日

年中無休

 

入場料金

無料

 

駐車場

愛媛県庁 構内駐車場利用

 

アドレス

愛媛県松山市一番町4-4-2

089-912-2243