『御射鹿池』湖面に映る紅葉が圧巻！
日本の美しい風景。その秘訣は「四季」にあります。春は花が咲き乱れ、夏には山や海がきらめき、秋は紅葉で真っ赤に燃え、冬は白銀の世界が広がる。
日本には、その季節にしか出会えない素晴らしいスポットがあります。その季節にその場所を訪れたものだけが出会える風景は、やはり格別です。
毎週月曜日は、そんな特定の季節にしか見ることができない【季節の絶景スポット】を毎週ひとつずつご紹介します。
筆者紹介
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毎週月曜日は旅人サイファ厳選【季節の絶景スポット100】と題して、毎週1ヶ所ずつ、その季節ならではのおすすめスポットをご紹介しています！
『御射鹿池』のおすすめポイント
そこはまるで絵画の世界。池の縁を彩るかのように色とりどりに紅葉した木々。そしてそれをまるで鏡のようにくっきりと映す静かな湖面。
長野県茅野市、八ヶ岳の中腹にある『御射鹿池』の紅葉は、人が立ち入ってはならないかのような荘厳な雰囲気を持つ絶景紅葉スポットです。
周囲400mほどの小さな池。しかも本来は農業用のため池に過ぎないのですが…周囲を取り囲むカラマツを中心とした木々が湖面に映り込む風景はなんとも神秘的な雰囲気！空気すらも神聖なものに感じるほどです。
日本画家の東山魁夷は、ここ『御射鹿池』をこよなく愛し、ここの風景を描いた「緑、響く」は彼の代表作にもなっています。
『御射鹿池』の紅葉ベストシーズン
東山魁夷が描いたのは新緑の時期ですが…それに勝るとも劣らない絶景が、秋の紅葉時期です。
例年、ここ『御射鹿池』一帯の紅葉ピークは10月半ば～後半です。この時期は、天候も安定していることが多く、風の無い日はまさに鏡に映したかのような、この世のものとは思えない絶景が現れます。
秋の紅葉、特に靄のかかる早朝は、まさに幻想的な風景を作ります。ぜひ一度タイミングを合わせて立ち寄ってみください！
『御射鹿池』へのアクセス/駐車場/所要時間
『御射鹿池』は、長野県茅野市の東方、八ヶ岳の中腹に位置しています。非常に美しく人気のあるスポットですが…アクセスはあまり良くありません。
近くまで鉄道や路線バスは通っていませんので、公共交通機関ご利用の場合は、最寄りのJR茅野駅からタクシーでのアクセスとなります。
お車でのアクセスは、中央自動車道の諏訪南ICからおよそ30分です。ご来訪者向けの無料駐車場も整備されていますが、紅葉真っ只中の週末は非常に混雑しますのでご注意ください。できれば午前中早い時間にアクセスなさることをおすすめします。
散策に必要な時間はおよそ30分。ゆっくり散策なさる場合でも45分～60分あれば見て回ることができます。
『御射鹿池』を訪れる際のおすすめお宿
『御射鹿池』を訪れる際におすすめなのが、近くにある「奥蓼科渋温泉」に宿泊すること！武田信玄が愛したという隠し湯のひとつで、戦場で傷ついた兵たちの療養にも使われたと言われています。
ここ「奥蓼科温泉 渋・辰野館」は、『御射鹿池』から車で5分ほどですので、朝食前の早朝散策や、夕食前の夕景散策もでるのが最大のメリットです。ほとんど人がいない時間帯ですので、その絶景を独占できちゃいます！
ここの源泉は約20°の冷鉱泉です。適度に加温されていますので、ゆっくり長湯することもできます。慣れた方は源泉そのままにも入浴することができますが…秋口だと厳しいかもしれませんね。
『御射鹿池』の基本情報
アクセス
中央自動車道 諏訪南ICより30分
営業時間
24時間自由
定休日
年中無休
※冬季はアクセス困難
入場料金
無料
駐車場
無料駐車場あり
アドレス
長野県茅野市豊平
0266-72-2101(茅野市観光課)
