極上温泉かけ流し!『雷鳥沢ヒュッテ』は温泉付き山小屋!
極上温泉を楽しめる立山室堂エリアの山小屋!立山連峰の峰々と雷鳥沢のテント村を眺める絶景温泉は唯一無二!この温泉に入るだけでも価値がある!
筆者紹介
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こちらの記事は【立山雄山縦走記】よりシリーズでお届けしております。
『雷鳥沢ヒュッテ』とは?
今回ご紹介させていただくのは…この日宿泊させていただいた山小屋『雷鳥沢ヒュッテ』です。
立山登山の中心地・室堂には、宿泊施設がいくつかあります。
この中で、ホテルタイプなのは、室堂ターミナルに併設しているホテル立山ただひとつ。その他は全て、山小屋スタイルのお宿です。
とはいえ…この室堂にある山小屋は、個室を完備しているところも多く、また豊富な温泉を利用した大浴場もありますので、初めての山小屋デビューにもちょうど良いかもしれません。
今回お世話になった『雷鳥沢ヒュッテ』は、そんな室堂エリアにある山小屋の中でも外れの、雷鳥沢キャンプ場近くにある山小屋です。
室堂ターミナルから、みくりが池温泉や地獄谷を見下ろすエンマ台を過ぎ、急坂を降りていくとたどり着く山小屋で、天気が良ければ気持ちの良いトレッキングをしながら歩けるはずです。ここからの眺めは本当に見事!眼下に雷鳥沢のテント村、正面には別山や大日岳など立山の峰々を一望できるんです!
『雷鳥沢ヒュッテ』の残念ポイント
色とりどりのテントが集まる雷鳥沢を見下ろすビューポイントから坂を数分下ると…左手に見えてきたのが『雷鳥沢ヒュッテ』です。おっと…なかなかハードな外観をしていますね。こりゃかなり古い建物のようです。一年の半分が雪に埋もれる場所に建っていますから…こればかりは仕方ないですね。
正面に回って受付を済ませます。この日は、同行している仲間とふたりで、それぞれ個室を取ってのんびりと過ごさせていただきました。
この日のお部屋は6畳ほどの和室でした。窓からの眺めも良く、個室なので誰にも気兼ねなくのんびりすることができましたが…残念なポイントがふたつ。
ひとつは、コンセントが部屋に無いこと!個室料金(15000円)払ってるのですから…さすがに、電源はキープさせて欲しかったー!
スマホ等の充電は、部屋を出た廊下に共用電源タップが置かれていますので、そちらを利用せねばなりません。
もうひとつは…うん。やはり少々ボロすぎること。お部屋のお掃除はきちんとされていますが、窓枠や部屋の隅はちょっと残念。まあこれは仕方ありませんかね。室堂エリアで最も古い小屋のようですし。
しかし!しかしですよ!そのボロさや不便さを補って余りあるのが…ここ『雷鳥沢ヒュッテ』の温泉!これがまた素晴らしすぎるんです!
『雷鳥沢ヒュッテ』のおすすめポイント
『雷鳥沢ヒュッテ』の温泉は内湯が男女別にひとつずつと、離れの半露天風呂がひとつずつ。
まずは地下1階に降りての内湯へ。ここはあまり温泉感の強くない泉質ですが、山小屋とは思えないほど広い浴槽がすごい!シャンプーや石鹸も置いてあるので、しっかり入浴することができますね!
そして…ここ『雷鳥沢ヒュッテ』の真骨頂がこの離れの半露天風呂!大浴場から出たところにある通用口から行くことができます。
内部が…こちら!!
まず感じるのは、強烈な硫黄の香り!そして白く濁ったお湯が素晴らしい!加水なしの源泉かけ流しのようで、かなり熱いですが…その新鮮さと濃厚さは唯一無二!
窓は開放されており、目の前には雷鳥沢のテント村と立山の主峰がバッチリ見えます!いやぁ…最高すぎる!母屋の古さなんて気にならなくなるほど、素晴らしい温泉!
また、もうひとつのおすすめポイントが…この眺望です。こちらは玄関前に置かれたベンチですが、ここからの眺望が見事なもの!主峰の雄山はもちろん、雄山から続く大汝山、真砂岳、富士の折立、別山、室堂乗越、大日三山…と、稜線をぐるっと眺めることができるんです!ここで飲む生ビールは格別ですよ!
ベンチに座ってこの景色をボーっと眺めているだけでも癒されますね。身体が冷えたらすぐ温泉に行けるのもポイント高し!
さて。夕飯の時間になりました。この日のメインはトンカツ!それにおかずが5-6品付いてきますので栄養満点!山で消費した身体のエネルギー回復にもってこいですね。
トンカツはしっかりと厚みのある豚肉で、とっても美味しくいただけました。ご飯とお味噌汁はおかわり自由です。明日の山行に向けてエネルギー補充できました!
翌朝も同じ会場でいただきました。本来は6:00~ですが、5:45くらいには準備ができていましたので少し早めにいただきました。こちらも定食スタイルでおかずが6-7品。糖質とたんぱく質は大事ですからね!しっかり食べて、エネルギー蓄えます。
山小屋料理で、決して豪華さはありませんが、エネルギー効率の良いお食事で、とっても美味しくいただきました!ご馳走さまでした。
この日は快晴!目の前には地獄谷とその奥に大日三山が聳え立っています!格好良い!
この日は、ここ『雷鳥沢ヒュッテ』を出発して、まずはみくりが池温泉で仲間と合流!そこから、立山の主峰・雄山と周辺のピークを目指します!さ!出発!
『雷鳥沢ヒュッテ』へのアクセス/宿泊料金
『雷鳥沢ヒュッテ』のある立山室堂へは、マイカーの乗り入れが禁止されています。アクセスするには、立山黒部アルペンルートの乗り物を乗り継いで、ルートの最高所である室堂ターミナルから徒歩で移動せねばなりません。
室堂ターミナルからは、徒歩45分ほど。アップダウンのある登山道を歩かねばなりませんので、しっかりとした靴をご準備ください。
なお、予約は電話のみです。オンライン予約は受け付けていないようなのでご注意ください。
今回は、ひとり一室の個室料金で1.5万円でした。複数人での個室利用や大部屋利用の場合はもう少しお安くなります。
なお、室堂方面に一段上がったところにある雷鳥荘はオンライン予約可能です。
【立山雄山縦走記】3日目の朝を迎えました。この日は今回のプランのメインイベント!立山三山の縦走に出発します!次回もお楽しみに!
『雷鳥沢ヒュッテ』の基本情報
アクセス
立山黒部アルペンルート 室堂ターミナルより徒歩45分
アドレス
076-463-1835