エメラルドブルーに透き通る『神の子池』は神秘の池!沈む倒木も腐らない不思議!
エメラルドブルーに透き通る!湖中には倒木が腐ることなくその姿を止める神秘的な池、『神の子池』をご紹介します。
筆者紹介
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こちらの記事は【北海道 道東ひとり旅】よりシリーズでお届けしております。
『神の子池』とは?
北海道清里町にある『神の子池』!エメラルドブルーに輝く透明感抜群の池で、昨今注目されている素敵なスポットです。
ですが?この池、なぜ「神の子」と言われているのかご存じですか?実は、この名称…本当に「神の子供」だからそう名付けられているんです。
え?は?神の子ってなに?どゆこと?
その秘密は、この池の成り立ちにあります。
この『神の子池』の南方およそ5kmのところには、かつて透明度世界一とも賞された神秘の湖「摩周湖」があります。
この摩周湖、実は、流れ込む川も流れ出す川もどちらも一本もありません。周囲を断崖絶壁に囲まれ、一筋の小川ですら存在していないのにもかかわらず、その湖面の高さは年間通じてほぼ一定、水の量も変わらないという不思議な湖なんです。
アイヌの人々は、この神秘の湖を「カムイ・トー」と名付けていました。直訳すると…「神の湖」。神の手によって作られた神秘の湖という意味ですね。
そんな神の湖「摩周湖」の北方に、美しいエメラルドブルーに輝く小さな池があります。それが今回ご紹介する『神の子池』…。もうお分かりですかね?
実はこの『神の子池』は、神の湖「摩周湖」の水が地中に染み込み…この地で伏流水として湧き出していると言われているんです!
つまり!この『神の子池』は、まさに「神の湖」の子供のようなもの!そこで名付けられた名称なんです!どこかロマンチックな素敵な名付けエピソードですよねぇ!
『神の子池』の見どころ
『神の子池』は、摩周湖の北方に位置しています。中標津町と清里町を結ぶ道道1115線から、標識に従ってちょっと寂しい林道(ダート)を進むと…広い駐車場が見えてきます。
こちらに車を止めて、散策路になっている木道を進むと…数分で神の子池は見えてきます。
遠くから見ると、一見普通の池にしか見えません。流れる川の水はキレイですが…?
『神の子池』は周囲に木道が付けられて一周することができます。木道から池を覗き込むと…ここからがスゴかった!
見てください!このエメラルドグリーンに透き通る池の水!底までくっきり見えています。一見浅いように見えますが、なんと水深5mもあるそうです。底までくっきり見えているため、そんな深いように見えませんよね。
池の中に沈む倒木がなんとも言えず神秘的!この倒木は、沈んでから何年もこの姿のままだとか!摩周湖からの伏流水がコンコンと湧き出しており、夏でも水温は8℃前後をキープしているそうです。この水の冷たさも、倒木を腐らせずに残している理由かもしれませんね。
それにしても美しい…まさか摩周湖の水がこんなところまで来て湧き出しているとは!この美しさ、青森県にある白神山地「青池」にも匹敵するほどの鮮やかなエメラルドブルーです。まるで人工的にインクを漂わせたかのような色彩に…つい時間を忘れて見入ってしまいました!
『神の子池』へのアクセス/駐車場
『神の子池』は摩周湖の北にひっそりと佇む小さな池です。ここに行くのは電車バスでは少々大変ですので、お車でのアクセスがおすすめです。
弟子屈町側からは、摩周湖の裏側にある裏摩周展望台から北へおよそ5km。途中で道道から林等へ走ること2kmで『神の子池』の駐車場へたどり着きます。途中で林道は未舗装になりますので運転はご注意ください。この林道は冬季除雪が入りませんから、実質的には5月~10月までの期間以外は立ち入りできません。
公共交通機関の場合は、JR釧網本線の緑駅からタクシー利用でのアクセスになりますが、駅からは10km以上ありますので出費は覚悟が必要です。
【北海道 道東ひとり旅】も3日目。この日は弟子屈町の川湯温泉から知床ウトロ温泉を目指す行程です。裏摩周にある神秘の池『神の子池』を見学した後、知床の入り口・斜里へ向かいました。次回は斜里のグルメスポットのご紹介です。お楽しみに!
『神の子池』の基本情報
アクセス
JR釧網本線 緑駅よりタクシー
中標津空港より45分
営業時間
24時間立ち入り自由
※ただし夜間注意
定休日
年中無休
※ただし冬季積雪あり進入困難
入場料金
無料
駐車場
無料駐車場あり
アドレス
0152-25-4111(きよさと観光協会)