『釧路市丹頂鶴自然公園』はタンチョウツルの保護施設！5月には産まれたばかりの赤ちゃんにも会えるかも！？
釧路のシンボルと言えば…そう！タンチョウツル！実は通年でタンチョウツルを見学できるスポットは数少ない貴重な施設があるんです！
筆者紹介
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釧路のシンボル！タンチョウツル！
釧路と言えば…釧路湿原、そしてタンチョウツルをイメージされる方も多いのではないでしょうか？
スラッと細い足を伸ばしたスレンダーな姿は、時々日本の象徴としてデザインされることも多い美しい鳥ですよね。
このタンチョウツル、世界的には渡り鳥として季節によって棲息域を変える鳥なんですが…日本にいる種は、渡りをせずに生涯を送る「留鳥」なんです。これ、日本にいるツルの種類では唯一なんですって！日本のタンチョウツルは、北海道内だけで生活する、北海道外では見られない、とても貴重な鳥なんです。
かつてタンチョウツルは、北海道全土に生息していました。しかし開拓が進むに連れて、タンチョウが生息する湿地帯は農地に転用され、彼ら徐々に住むところを失います。さらに当時高く売れたということで…狩猟による乱獲で一気にその数を減らしました。
昭和初期、わずかに残っていた釧路湿原のタンチョウの保護政策が開始され、1952年には「釧路のタンチョウ」として国の特別天然記念物に指定されます。
タンチョウツルと言えば…釧路湿原など広大な大自然に棲息しているため、自然界での個体を目にする機会は多くありません。道民でも、野生のタンチョウツルを見たことない人がかなりの数いると言うから、そのレア度がよく分かるでしょう。
そんな貴重なタンチョウツルに通年で会える施設が…今回ご紹介する『釧路市丹頂鶴自然公園』です。
『釧路市丹頂鶴自然公園』の見どころ
ここ『釧路市丹頂鶴自然公園』は自然環境で弱ったタンチョウツルを保護し、人工的に繁殖させている施設です。
筆者が訪れたのは2023年5月のある日。この日は施設内に13羽のタンチョウが飼育されていました。
エントランスをくぐると…一直線に厩舎が並んでいます。タンチョウツルは、縄張り意識が強い動物で、きちんと区画を整理しないとケンカが始まってしまうとか。現在では、厩舎を区切って、つがい1組ずつに自由なスペースを与えているようです。
まずひとつめの区画を見ると…あ！いるいる！目の前にタンチョウが優雅に歩いています。いやー！こんな間近でタンチョウを見たのは初めてかもしれません。スラッとしてスタイル良いですねえー！想像以上に間近にタンチョウツルを見れてやや興奮気味な筆者。いやいや。しかし！見どころはこれから！
なんと！5月～6月は産卵シーズン！筆者が訪れたのは5/20ですから…なんと生後5日のひな鳥に会えるかもしれない！！うわ！マジかー！
この時期のひな鳥はまだ10cmに満たないサイズ！親鳥の足元でヨチヨチ歩きをしているかも…
ん！？
い！い！いいいいい…いるじゃん！赤ちゃんがヨチヨチ歩いてる！うわー！生まれたての赤ちゃんツル！かわいいー！！
こんなに小さな頃からちゃんとエサを食べるんですねえ。親鳥からもらったエサを一生懸命についばんでいます！いや！ちっさ！かわゆ！
ひな鳥に会えるかどうかは…タンチョウたちの気分次第！つい先日、某テレビの旅番組でここ『釧路市丹頂鶴自然公園』を訪れていましたが、生後2ヶ月ほどたったひな鳥がテレビに写っていました。多分、筆者が見たひな鳥の成長した姿でしょうね！体長1m近くまで育っていてびっくりでした。
タンチョウツルの産卵シーズンは、例年5～6月です。可愛らしいひな鳥に会えるかどうかは運次第ですが、初夏の釧路にお越しの際は、絶対にここ『釧路市丹頂鶴自然公園』を訪れてくださいね！赤ちゃんツルの愛らしさに…メロメロになりますから！
『釧路市丹頂鶴自然公園』へのアクセス/駐車場
『釧路市丹頂鶴自然公園』は釧路市の西の外れに位置しています。釧路空港からはすぐですので、飛行機で釧路へアクセスされる方には立ち寄りやすいスポットですね。空港からは車で10分かからずに到着することができます。
釧路市街地からは、JR釧路駅からおよそ30分ほど。帯広方面からは、道東自動車道阿寒ICから10分ほどです。敷地内に無料駐車場も完備されています。
公共交通機関ご利用の場合は、JR釧路駅から路線バスでのアクセスになります。ただし1日2往復と極めて本数が少ないため、あまり実用的とは言えません。適宜タクシーの利用がおすすめです。
『釧路市丹頂鶴自然公園』の基本情報
アクセス
釧路空港より車で10分
道東自動車道 阿寒ICより10分
営業時間
9:00-18:00
※冬季は16:00までの短縮営業
定休日
年末年始(12/31-1/3)
入場料金
一般 480円
小・中学生 110円
小学生未満 無料
駐車場
無料駐車場あり
アドレス
北海道釧路市鶴丘112
0154-56-2219
