名水の里・郡上八幡を感じる3大スポットをご紹介!
岐阜県のほぼ中央に位置する郡上八幡は、美しい水に包まれた名水の里として知られています。今回は、そんな郡上八幡の水に関わる名水スポット3選をご紹介します!
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『郡上八幡の名水』の歴史
美しい水の町として知られる岐阜県郡上市八幡町。一般的に「郡上八幡」と呼ばれるこの町は、古い町並みと清流名水が魅力の城下町です。
町の中心部には、木曽川の支流である吉田川が流れ、市内のあちらこちらから新鮮なわき水が湧く、町全体が涼やかな名水の里として県内外からたくさんの観光客を集めています。
今回は、そんな郡上八幡の名水を感じられるスポットを3つご紹介します。
①『宗祇水』の見どころ
まずご紹介するのは、郡上八幡を代表する名水スポット『宗祇水』です。宗祇水とは、室町時代の連歌師である飯尾宗祇が、この湧水のほとりに庵を結んで住んでいたことに由来しています。
宗祇水の周辺は、石畳の小径となっており、周囲は石垣や格子戸の古い町並みが続く風光明媚なスポットになっています。
宗祇水はここから湧き出す名水!江戸時代から現代まで、郡上八幡の人々の生活に欠かせない大切な湧水として、地域住民のお手入れによって守られています。
なんとこの『宗祇水』の水は、環境省が設定した「日本名水百選」の第一号に選ばれた湧水!
『宗祇水』の水場は三段になっていて、一番上は飲み水、二番目はこめなどの洗い場、三番目は野菜の洗い場、そして最も下は桶を付けておくさらし場…とその用途が決められているそうです!
現在は上水道が整備されていることで、この水を直接飲む方はほとんどいないそうです。完全な生水ですし、虫がいたりもしますので…手を浸す程度にしておいた方が無難かと思います。
②『やなか水のこみち』の見どころ
続いて訪れたのは…吉田川を挟んだ反対側にある『やなか水のこみち』と呼ばれるスポット。ここは、小さな路地なんですが…真ん中に流れる水路の水が清く澄んでいてとってもキレイ!
取り囲む壁や石畳も雰囲気がありますよね。水路に沿って植えられている柳も雰囲気があります。夏になると、水路に入って水遊びをする子供たちや、ベンチに座って休憩をするお年寄りなど、地域の人々で賑やかな路地になります。
傍らには「野中稲荷神社」も祀られており、この小さなお社が「やなか」の名前の由来にもなっています。
③『吉田川新橋』の見どころ
3番目に訪れたのは…地元の子供たちにとって聖地とも呼ばれる場所!吉田川にかかる『新橋』です。
この橋が聖地とされている理由…それがこれ!
この橋からの飛び込みで重大な事故が発生しています。不馴れな方等よむやみな飛び込みは厳に自粛されるよう警告します。
え…この高さ、ウソでしょ?
実はこの吉田川に架かる『新橋』は、郡上八幡の子供たちによる飛び込みスポット!なんと水面の高さは12mにも及ぶというから…ハンパありません!彼らはこの欄干に登って飛び込むと言うから驚き!
地元の子供たちは、年長者が必ず付き添い、初めて飛ぶ子供がいる場合は、予め水中で浮き上がり岸に上がるまでをサポートする係を付けるなどしてしてこの伝統行事を守ってきました。
観光客でも度胸試しに飛び降りる方もいるようですが…重大な事故が起きていますので決して真似をなさらぬように!
『郡上八幡』へのアクセス/駐車場
岐阜県の中央部に位置する郡上八幡へは、ローカル線である長良川鉄道の郡上八幡駅が最寄り駅になります。駅から町の中心までは多少距離がありますので、路線バスやタクシーで移動すると良いでしょう。
郡上八幡の観光の拠点となるのは、郡上八幡城への登山バスのバス停でもある「城下町プラザ」です。かつての郡上八幡城下町の中心となる場所で、「宗祇水」や美しい町並みなどへも徒歩圏内ですので大変便利です。
お車の場合は、東海北陸自動車道の郡上八幡ICより10分ほど。街中は狭い道路が続きますので気を付けて通行なさってください。城下町プラザの駐車場は有料ですが、どこへ行くにも便利ですのでこちらに駐車なさるのがおすすめです。
『郡上八幡(宗祇水)』の基本情報
アクセス
営業時間
24時間自由
定休日
年中無休
入場料金
無料
駐車場
周辺コインパーキング利用
アドレス