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【岐阜】下呂温泉は河川敷から始まった!?下呂の温泉街を散策レポート!

下呂温泉』の温泉街を散策!源泉はなんと川の河川敷!?

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岐阜県を代表する温泉地、下呂温泉!源泉をはじめ、温泉街をぶらり町歩きレポートします!

 

筆者紹介

こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均35泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。

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こちらの記事は【GW甲信飛騨温泉旅行記】からシリーズでお届けしております。
 

 

下呂温泉』の歴史

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岐阜県下呂温泉。日本三名泉のひとつにも数えられる有名な温泉地ですが…実は、この近くには「上呂」や「中呂」という場所もあるって…ご存知でしたか?

 

下呂温泉の広がる下呂市から飛騨川沿いに北方数キロのところには「中呂」という地名がありますし、JR高山本線下呂駅から高山方面へ3つ進むと「上呂駅」があったりするんです!

 

ちなみに「上呂駅」の住所は「岐阜県下呂市萩原町上呂」です。下呂市なのに上呂!なんていう不思議な住所になっているのは…ひとえに「下呂温泉」が有名すぎるからでしょうね。

 

この「上呂」や「下呂」という地名は、元々は「上留(かみのとまり)」「下留(しものとまり)」でした。これは、古代街道の宿場として作られた宿駅です。これが、時代を経るにつれて「じょうる」「げる」と呼ばれるようになり、やがて「上呂(じょうろ)」「下呂(げろ)」へと変化したと言われています。

 

ここ下呂温泉を一躍有名にしたのが、徳川幕府に使えた儒学者林羅山」です。彼は、ここ下呂の温泉を絶賛しています。

 

林羅山詩集第三西南行日録』には「我が国は諸州に温泉を多く有す。その最も目立つものは、摂津の有馬、上州の草津、飛騨の湯島(下呂)、この三か所なり」とあり、さらに「今、有馬、草津は広く世の知るところとなり。湯島は古来の霊湯たること、遠く知るもの少なしといえども、入湯する人はその験を得ざることなし」

と、言及しています。

 

この当時、この地は「下呂温泉」とは呼ばずに「湯之島温泉」と呼ばれていました。

 

実はかつての下呂温泉の源泉は、現在温泉街が広がる街中には湧いていませんでした。下呂温泉から東南にある湯ヶ峰山の山頂、標高1000m超のところに源泉があり、村人やここを訪れた旅人らはその山に登って温泉を楽しんでいたようなのです。

 

平安時代ごろ、この湯ヶ峰の源泉が突如枯渇します。村人はその源泉の枯渇を深く嘆き悲しんだと言われています。

 

しかし、時を経て鎌倉時代。一羽の傷ついた白鷺が、下呂を流れる河川敷で来る日も来る日も水浴びしている様子が見られました。村人はそれを不思議に思い近づいてみると…なんと白鷺が水浴びをしていたのは温泉!地殻変動があったのでしょうか。その原因ははっきりしませんが、湯ヶ峰山頂から平地の飛騨川河川敷へと源泉が移動したようなのです!

 

それ以来、この温泉は、旅人らを癒す人気の温泉地となりました。当時は飛騨湯之島温泉として呼ばれていましたが、昭和になってから「下呂温泉」の名で呼ばれるようになったと言われています。

 

下呂温泉』温泉街の見どころ

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今回の散策は下呂駅からスタートします。レトロな駅舎が雰囲気あるローカル駅ですが、特急列車もとまりますので乗降客は意外と多いです。駅前にはお宿からの送迎バスがひっきりなしに行き来しています。

 

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地下道を通って駅の反対側に回ると、すぐに飛騨川が見えてきます。温泉街は川の向こう側の方が賑わっているようですね。早速向こう側へ渡りましょ…と!いやいやいや!実はこの川の河川敷が実は重要ポイント!


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温泉街の歴史でも述べた、下呂温泉が湧き出した源泉がここ!この橋のたもとの河川敷なんです!『噴泉地』として、現在は足湯として解放されています。以前はここで入浴することもできたんですけどね、囲いもなく丸見えなので…現在入浴は禁止されています。


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早速足湯を体験!ちゃぷちゃぷと足を付けているだけでも気持ち良い!家族連れなどで賑わっていました。


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何かの演出なのか?ちょうど5筋の飛行機雲が流れて行くのが見えました。うーん!空が高くて気分良いですねー!


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さて、足湯楽しんだら、ようやく飛騨川の対岸へ渡りましょう。下呂温泉は、飛騨川を挟んで西側に下呂駅と大きめのホテルが並び、反対側には中小のお宿が並んでいます。川のあちらとこちらで雰囲気が変わるのも面白いものですね。


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下呂の温泉街の真ん中には、何やら楽しげに踊る人物の銅像が置かれています。これ、下呂温泉の名前を全国区にした儒学者林羅山」その人!下呂温泉への宿泊者が年間150万人を越えたのを記念して、平成元年に作られたようです。足元の小猿と親しむ優しい表情が印象的ですね。林羅山といえば、徳川家康が豊臣一族を滅ぼした「大坂の陣」での暗躍が有名ですが…実際はこういう表情もしたのかもしれませんね。


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林羅山像が立つ白鷺橋周辺は、下呂の温泉街でも最も賑わう一帯です。ここ「ゆあみ屋」は、店内に足湯のあるカフェ!ここで売られているほんわかプリンは大人気!足湯に浸かりながらいただくのがおすすめです!


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対岸にはバーも併設した「下呂温泉観光交流センター」があります。期間ごとイベントが行われたり、露店が開かれていたり…と、いつも賑やかです。ベンチもあるので休憩するにはぴったりですよ。

 

 

下呂温泉』へのアクセス/駐車場

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下呂温泉の温泉街は、JR下呂駅から徒歩圏内にあります。下呂の温泉街は、飛騨川を挟んで両岸に広がっており、川の西側には下呂駅と比較的大きな旅館群が、川の東側には昔ながらの温泉街が建ち並んでいます。

 

電車場合は、名古屋駅から特急ワイドビューひだ利用でおよそ90分、富山駅からは135分ほどかかります。

 

お車の場合は、東京方面からは中央自動車道の中津川ICよりおよそ60分、名古屋方面からは東海環状自動車道の富加関ICより70分ほどです。

 

温泉街は道も細く坂道も多いため、お車で入り込む場合はご注意ください。下呂駅側には、比較的広い駐車場もありますので、そちらを利用して温泉街を散策なさるのがスムーズかと思われます。

 

まとめ

日本三名泉のひとつ下呂温泉の温泉街を散策レポートでした!特に川の河川敷にある源泉湧出地は必見です。ぜひのんびり散策して足湯をお楽しみください!

 

【GW甲信飛騨温泉旅行記】4日目。下呂温泉のお宿をチェックアウトする前に、温泉街を散策して参りました。この日はこの後、清流で有名な町の観光へ出掛けます。次回もお楽しみに!

 

下呂温泉』温泉街の基本情報

アクセス

JR高山本線 下呂駅より徒歩

 

営業時間

24時間散策自由

 

定休日

年中無休

 

入場料金

散策無料

 

駐車場

周辺コインパーキング利用

 

アドレス

岐阜県下呂市幸田

0576-24-2222(下呂市役所観光課)