こんばんは!旅人サイファです!
毎週日曜日の夜はこちら!NHK大河ドラマ【鎌倉殿の13人】ざっくりコラムをお届けします。
いやあ面白い!狐とタヌキの化かし合い!表では流人でしかない源頼朝(佐殿)を巡って、各陣営が裏を読み合う展開ですね!
源頼朝は東国の武士達の間では極めて微妙な存在でした。
表では平家に仇なす流人。一方では平家打倒を目指す源氏の貴種。
平家にすり寄る者にとっては、その監視役として重要な役割を担うことになります。しかし、平家の横暴に眉をひそめる者にとっては、反平家の旗頭として一発逆転を狙う貴重な存在になりうる。
頼朝は、伊豆国東部の有力者「伊東祐親」の娘・八重と離縁し、伊豆国中部の豪族「北条時政」の娘・政子と急激に距離を縮めていきました。
姉・政子と頼朝に接近するのを見て北条義時が言ったセリフ
『出ていって下さい。北条から。』←(北条を巻き込まないでください!この厄介者!)
これは頼朝を匿った各陣営が同じように思っていた内心。アナタが動くと厄介なんですよ!大人しく閉じ籠ってててください!
これに対し、頼朝は一枚上手でした。
『私には後ろ楯がない。八重どのを娶い、伊東が後ろ楯になってくれることを願ったが、そうはならなかった。だが今、北条が現れた。そのために政子殿が必要なのだ。政子殿と北条を後ろ楯に…憎き平清盛を討つ!』
この勢いに、義時が発した言葉は
『ははぁっ!!!』
え。おいおい『ははぁっ!!!』じゃねーだろ(笑)
突然舞い込んできた厄介者。この厄介者をどう扱うかによって、北条家の方針は180度変わります。この難しい情勢の中、一瞬で頼朝に丸め込まれた北条義時…(笑)
この後、いつの間にか北条一族は、時の権力者、平清盛に仇なす反政府勢力に祭り上げられることになるのです。
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