こんにちは!旅人サイファです。
今回から、春休みにお出かけした中九州旅行記をいくつかに分けてシリーズでお届けします。
熊本県北部は、元来観光力に乏しいと言われるエリアです。
熊本観光といえば、山の絶景・阿蘇と熊本城を始めとした熊本市内、そして海の絶景・天草へと結ぶ東西のラインがメイン。
また南部は、球磨川、人吉から鹿児島県の霧島温泉へ抜けるルートが定番です。
なかなか訪れる人の少ない熊本県北部。
九州旅行の際にもスルーされることが多いこのエリアですが、実はなかなかにマニア受けする観光要素が豊富!
今回はそんな観光の穴場を、中九州旅行記という形でその魅力を探っていこうと思います!
さて、降り立った熊本空港。久しぶりの熊本空港でしたが…今は工事中なんですね。ターミナルはプレハブ(笑)バス乗り場やレンタカーピックアップスポットも変わっていて軽く迷子でした。
早速レンタカーを借りて北上。まずは菊池市を目指します。
菊池市は九州島のほぼ中央。
九州のヘソとも言える場所に位置する、人口4.8万人の地方都市です。
まずはじめに訪れたのが…ここ『菊池城跡』。
現在はこの地を治めた菊池一族を祀る『菊池神社』が鎮座しています。
かつて九州全土を支配したこともある菊池一族。
「は?九州制覇?冗談でしょ?」…と言われるくらい知名度の低い菊池一族ですが、これ本当!この話は番外編として書きますね!
現在は神社となり城の面影は少ないですが…丘陵地帯の起伏を活かした、なかなか堅固な作りです。
駐車場に車をとめると…鳥居の先に桜並木。
今年は桜が早くに散ってしまったようですが、シーズン中は見事だったでしょうねー!
さて、石段を上り詰めると本丸郭に着きます。
現在は菊池一族を祀る『菊池神社』が鎮座しています。
『菊池神社』は、南北朝時代に後醍醐天皇率いる南朝方として尽力し命を落とした方々を祀る「建武中興十五社」のひとつにも数えられています。
主祭神は、菊池氏の最盛期を創出した第12代武時公、第13代武重公、第15代武光公。
本殿の隣には往時の資料を展示する『菊地神社歴史館』もあります。(この日はコロナ対策?で開いてませんでした)
一通り参拝を終えて下山します。
山麓は広い公園広場になっていて、地元の人々の憩いの場になっているようですね。
その広場の真ん中に鎮座するのが、当地の英雄『菊池武光公の騎馬像』!
これがまた躍動感あってかっこいい!鹿児島県伊集院駅前の『島津義弘像』に匹敵する格好良さです!
少し時間があったので、敷地内の『菊池観光交流館』を覗いてみます。
『菊池武光公』は、何かのゲームにも登場している…?
2次元のイケメンキャラがお出迎えしてくれます。
ここで偶然お話を聞かせて下さったのが『菊池市観光協会』事務局長のT森さん。
やはり、なかなか観光客を誘致できない点を苦慮しておいででした。
やはり私が想像していたのと同じ思いのようで、「熊本観光にいらして頂いても、県北部には足を向けない人が大半だ…」と嘆いていらっしゃいました。
いやしかし!
今回初めて菊池を訪れましたが、なかなか見応えのある町でした。
これから記事にあげる以下の2点は特に、全国的にアピールして良い財産だと思います!
ひとつは市内中心部に湧く『菊池温泉』
もうひとつは郷土の英雄『菊池武光公』
明日以降続く記事も、ぜひお読み頂ければと思います!
菊池神社・菊池城跡
アクセス
九州自動車道 植木ICより30分
開門時間
9:00-17:00
定休日
年中無休
参拝料
無料
駐車場
無料駐車場あり
アドレス
0968-25-2549
次回です