こんにちは!旅人サイファです!
今回は…電気の話。
日本の電力って…不思議なんです。
ご存知の方も多いと思いますが、なぜか東日本と西日本で電力のHz(ヘルツ)が異なるんです。
Hz(ヘルツ)とは、周波数。冷蔵庫やテレビ、電子レンジなどの電化製品は、一定のHz(ヘルツ)でしか使えません。
ですので、日本向けの家電を生産する時は、東日本用の50Hz専用機と、西日本用の60Hz専用機と、二種類作らないといけません。
なぜこんなことになったか…はいずれ記事にしますが、それよりこれ!
これ、職場の電子レンジに貼られていた注意喚起のステッカーです。
『この機器は50Hz専用です!』とでかでかと書かれています。
でも…あれ?ちょっと待って?
『新潟県の本土部分は50Hzなのに…佐渡島は60Hzなの!?』
佐渡島へ渡るには、同じ新潟県内の新潟港か直江津港から船(フェリー)で渡らねばいけません。
例えば、船に乗る前に新潟市内で買った家電製品を佐渡に持ち込もうとしても…佐渡島内では使えないんです!!
なんで!?どうして!?
これ、よく調べてみると面白いことが分かりました。
そもそも、新潟県内の電力を供給しているのは『東北電力』です。
しかし、同じ東北電力管内であっても、新潟県本土部分は50Hz、佐渡島は60Hz。
なぜ異なる周波数が併用されているのか?
その答えは、明治以降の佐渡島の開発の流れにあります。
明治維新のあと、かつて江戸幕府の直轄地であった佐渡金山は、関西系の財閥によって引き継がれます。
その財閥とは天下の三菱!三菱の鉱山部門である『三菱鉱業』が、金山採掘のために導入したのが周波数60Hz帯の電力設備だったのです。
東北電力も周波数帯の異なると不都合がたくさん出てくるため是正に乗り出しますが、その時には後の祭り。
佐渡島内全ての設備を変えるには莫大な費用がかかるため、そのまま放置とされているようです。
そのため現在も、東北電力管内でありながら、佐渡島だけが60Hz帯が残っている…というワケ!いやしかし…同じ県内でも周波数帯が異なると、かなり厄介ですよね!
いやしかし…今はインターネット通販があるから便利ですけど、昔は佐渡の人はどこで家電買っていたんでしょうね?
富山あたりから直輸入?(笑)
そもそもなぜわかれているのか?