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2020年12月20日放送『麒麟がくる』ざっくり解説  蘭奢待とは!?

本日放送のNHK大河ドラマ麒麟がくる』ざっくり解説記事です。

足利義昭との戦いを制し、織田信長にとって苦しい時代であった元亀が終わり、天正という新しい年号が始まりました。

最大の脅威であった武田信玄が死去し、近江の浅井長政、越前の朝倉義景を滅ぼした織田信長は、畿内一円でもはや向かうところ敵無し!

既に天下を取ったかの勢いを示しています。


その象徴として、東大寺正倉院に納められていた蘭奢待(らんじゃたい)を切り取るという暴挙に出ます。

蘭奢待とは天下に知られた香木。

当代最高の香の銘木として知られていました。
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蘭奢待実物の写真

この蘭奢待を切り取った人物はわずか数人のみ。

記録に残っているのは足利3代将軍義満、6代将軍義教、8代将軍義政、美濃の大名・土岐頼武、織田信長、そして明治天皇という歴史上わずかな人物のみと伝わります。

実際には50数カ所の切り取り口がみられるということです。

歴代天皇や公家、東大寺の権力者などが切り取って香を炊いたのでしょうか。

この蘭奢待、伝来したのは聖徳太子の時代とも言われるとても貴重なもの。

現在も東大寺正倉院に所蔵されています。

これを切り取るということは、天下第一の権力者の証。

信長は既に天下を手に入れたつもりだったのかもしれません。

次回はこちら!


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