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2020年11月01日放送『麒麟がくる』ざっくり解説  天皇家に目を向けた信長の革新性

本日放送のNHK大河ドラマ麒麟がくる』ざっくり解説。

今回、織田信長は時の天皇正親町天皇と拝謁しました。

そして天皇から、天下を平らかにせよとの勅命を授かっています。

しかしよくよく考えてみれば、この当時、天皇家に目を向けていた人間がどれだけいたでしょうか。

一般の人々にとっては天下の主は足利将軍。

天皇はあくまでも形式上の権威にすぎない。

もしかしたら天皇という存在を認識していない人間の方が多かったかもしれません。

(わずかに毛利元就天皇の代変わり費用を負担したりしていますが)

ほとんどの大名が、足利将軍を助けて世の中をまとめることしか考えていなかったこの時代。

その将軍を任命する天皇に目を向けたことこそ、織田信長の革新性の現れとも言えそうです。

武家が政権を取るより前の懐古的存在に目を向けることが革新とは…逆説的な皮肉ですがね。

やがて足利将軍を追放して、我が手で天下を握ろとした織田信長

もしも織田信長が天下を統一していたら…天皇家とどのような関係を築いていただろうか。

実力のない権威を忌み嫌った織田信長

私は、天皇家を滅ぼしていた可能性もあった…と考えています。

以前にもこのブログで書きましたが、天皇家までもを蔑ろにしようとした織田信長の暴走を止めるために…明智光秀が起こしたのが本能寺の変だったのではないでしょうか。

明智光秀は、現在まで続くこの国の形を守った英雄なのかもしれません。

また今回の話で、越前の朝倉義景を討伐する指示が出されました。

朝倉義景にとってみれば、つい先日まで我が手元にあった足利義昭を奪い、我が物顔で京都政治を牛耳っている織田信長は、恨んでも恨みきれない存在だったでしょう。

自分の腰の重さを棚に上げた、逆恨みに過ぎませんが…ね。
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