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北海道だけなぜ『道』なのか その3

おっと。『道』の成り立ちのために長々と書いてしまった😜
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さて、話は北海道に戻ります。

時は下って明治維新明治新政府は、それまでアイヌの島『蝦夷地』と呼ばれていた島を、きちんと日本領と示そうと動きます。

そこで新たに新設されたのが、そう!

『北海道』という新たな道!ここに初めて東海道北陸道と同等の『北海道』という名称が登場します。

(その後、明治四年の廃藩置県や続く北海道開拓使統治時代の紆余曲折を経ます)

明治15年には、既に廃藩置県で県となっていた他の県にならって、北海道は廃止→函館県、札幌県、根室県に分割されます。

実は一時期、北海道内には3つの県があったのです!!

ですがそれも束の間。

広すぎる&人口の少ない3県は、早々に県単位では立ち行かなくなります。

とのことで3県はまた再合併。再合併した際に、どこも譲らなかったんでしょうね。

結局元々の名称である『北海道』が復活したのであります。

その頃には他地方の東海道北陸道といった『道』という区分は廃止されていたため、一番乗り新しく作られた北海『道』だけが唯一残された…というお話。

要点をまとめると。

  • 元々は古代律令制にならった新領地の名称
  • 一時、3つの県に分割されるも立ち行かなくなり再合併
  • 既に他地方では廃止されていた『道』という区分が唯一残された

と、いう訳!

少々複雑ですが、紆余曲折があって現在の唯一の名称があるようです。

本来『北海道』という呼称は『北陸』や『山陰』『山陽』と同じレベルの、○○地方を指す名称だったんですね!

以上!

前回はこちらから♪

その1です♪



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