『木花神社』は神様が産まれたまさにその場所!

《海幸彦山幸彦兄弟が産まれた場所が…ここ『木花神社』です!》
筆者紹介
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『木花神社』の歴史

宮崎県宮崎市にある『木花神社』は、日本の神話に深く関わる神社で、特に安産や子育ての神様として信仰を集めています。
御祭神は、「日子番能邇邇芸命(ニニギノミコト)」と「木花佐久夜毘売(コノハナサクヤヒメ)」。神社の名前である「木花」は、このコノハナサクヤヒメの「木の花」に由来すると伝えられています。
ここ『木花神社」は、コノハナサクヤヒメがニニギノミコトとの間に三皇子を産んだ神話の舞台と伝わっています。
コノハナサクヤヒメが、一夜の契りだけで身ごもった自分の子の正当性を証明するため、火を放って出産したとされる産屋(うぶや)の跡が境内に残っています。また「霊泉桜川」は、三皇子の産湯に使われたと伝えられる霊泉です。
創建の時期は不詳ですが…もしも伝承が正しければ、神話の時代からこの地に鎮座していたことになりますね。
終戦までは、特に地元の婦人会などによる出征軍人の武運長久や安産祈願のための参籠の風習があり、現在でも安産や子育てのご利益があるとして信仰されています。
『木花神社』の見どころ

天孫降臨したニニギノミコトと、その妻コノハナサクヤヒメが次世代の神を産み落とした場所が実在すると聞いて…宮崎市郊外の小さな神社へとやって来ました。
それが『木花神社』…!
この場所は、ニニギノミコトの御子が生まれた場所とされています。つまり…まさにこの場所で神が誕生しているんです!

『木花神社』は、住宅街の後方…小高い丘の上に作られています。石段を登ると、正面に鳥居と小さなお社が見えてきました。
この小さなお社が…『木花神社』の本殿。こちらにニニギノミコトとコノハナサクヤヒメがお祀りされています。まずはこちらで参拝を済ませます。

境内を回ってみると…なにやら祭祀場の跡のようなものがありました。こちらは「無戸室(うつむろ)」の跡。なんとまさにこの場所こそが…ニニギノミコトの御子が産まれたその場所!
ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの間には、三人の御子が産まれています。
第一子が火照命/火闌降命(=海幸彦)
第二子が火須勢理命/火明命
このうち、彦火火出見尊…つまり山幸彦がニニギノミコトの後を継ぎ、その孫が後に初代天皇となる神武天皇です。
そんな、ど直系の皇祖神が…いま筆者が立っている場所で産まれたと考えると!スゴすぎません!?

境内からは、青島へと続く平野が広がっているのを展望できます。ちょっとした城郭があったかのような立地ですから…もしかしたら本当にここでニニギノミコトが暮らしていたかも!?
ここ『木花神社』は、あまり知られていない小さな神社ではありますが…その伝説の重さを考えると、日本史の超重要スポットですよね!

なお境内には…世阿弥による能で有名な「霊泉桜川」が湧いています。この泉の水は、山幸彦ら御子たちの産湯にも使われたともいわれています。
ここ『木花神社』は、古代歴史ロマンに溢れるスポットです。もしかしたら…はるか昔、本当にこの地で神様たちが暮らしていたと考えると、感慨深いものがありますよね!
『木花神社』へのアクセス/駐車場/所要時間

『木花神社』は、宮崎市街地の南方に位置しています。ややアクセスが大変なところにありますので、お車で向かうのがおすすめです。

周辺は住宅地で少々分かりにくいので気を付けて運転なさってください。境内の一段下がったところに数台文の駐車場があります。
公共交通機関ご利用の場合は、JR木花駅よりタクシー利用がおすすめです。(予約推奨)
境内はそれほど広くはありません。参拝は15分ほどあれば充分です。
【東九州大分宮崎旅行記】3日目。この日は宮崎市の名所を中心にまわりました。神様が産まれた場所とされる神社を参拝したら…今回の旅は終了!宮崎空港へと向かいます。次回は費用面のまとめレポートをお届けします。この旅行…いったいいくらかかった?
『木花神社』の基本情報
アクセス
宮崎自動車道 宮崎ICより10分
営業時間
24時間自由
定休日
年中無休
入場料金
参拝無料
駐車場
無料駐車場あり
アドレス
宮崎県宮崎市熊野9508
0985-58-0229