旅人サイファのお出かけブログ

R3.5.15 ブログランキングサイト国内旅行ジャンル第1位獲得!旅行プランナー旅人サイファが送る『旅行に行きたくなるブログ』です!ぜひお立ち寄りください♪

スクロールして項目をお選びください!

【神奈川】もうもうと煙が上がる!『大涌谷』は箱根火山のシンボル!

箱根火山『大涌谷』は箱根温泉の源泉地帯!

 f:id:traveler-cipher:20230514155638j:image

「くろたまご」で有名な『大涌谷』は箱根火山のパワーが地表に現れるパワースポットでもあります!

 

筆者紹介

こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均35泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。

旅人サイファ実績

・スキルマーケット「ココナラ」にて旅行お出かけカテゴリ売上実績No1

・グルメサイト「ニッポンごはん旅」公認ライター

・スマートニュース/Yahoo!ニュースほかメディア掲載実績多数

・「にほんブログ村」国内旅行カテゴリPVランキング1位を記録

こちちらの記事は【箱根温泉&グルメ旅行記】からお届けしています。
 

 

大涌谷』の歴史

f:id:traveler-cipher:20230514155638j:image

荒涼とした斜面にもうもうと煙が上がる…そんな『大涌谷』の風景が出来上がったのはおよそ3000年前のことと言われています。

 

この辺りは火山地帯で、過去何度も水蒸気爆発を繰り返していたようです。その際に発生した火砕流によって作られた谷間がここ『大涌谷』で、かつては箱根の大地獄とも呼ばれていました。明治6年に、明治天皇が訪問されたのを機に改名し、現在の『大涌谷』という名になったそうです。(大地獄の方がインパクトあったような…?)

 

ここ大涌谷を開発し、一大観光地にした人物がいます。それが…2021年の大河ドラマの主人公「渋沢栄一」その人!彼は、この地に湧く源泉を整備するために大々的な資本を投下。安定した温泉供給網を整備したことで、箱根は現在まで賑わう温泉リゾートとなったのです。

 

大涌谷』の見どころ

f:id:traveler-cipher:20230514155814j:image

大涌谷』最大の見どころは、現在ももうもうと上がる火山活動にあります。駐車場のすぐ奥には、荒涼とした斜面から上がる煙を間近に見学することができます。その圧倒的な大地のパワーたるや…!まさに圧巻!


f:id:traveler-cipher:20230514160005j:image

ちなみに、煙の上がる大涌谷散策路は、火山活動の活発化により現在一般見学が停止されています。かつては自由に歩けた園路も、ご覧のとおり2015年から封鎖中なんです。

 

ですが、この700mにも及ぶ「大涌谷自然研究路」、2022年から事前予約で散策が可能になっているんです!1日4回の40分間のみ、各回30名までの事前予約制で、スタッフ引率のうえ散策路を見学できるんです!

 

しかし参加には条件がありまして…

  • 監視員の指示に従っての団体行動
  • 小学生以上
  • ヘルメット着用
  • 火山活動が観測された時に走って逃げられること(!)

など、厳しい取り決めがあります。今回は定員のため参加できませんでしたが…いつか参加してみたいものですね。


f:id:traveler-cipher:20230514163717j:image

ここ『大涌谷』の名物といえば…この「黒たまご」。大涌谷の源泉で茹でることで、たまごの殻に鉄分が付着し真っ黒なゆでたまごになるんです!


f:id:traveler-cipher:20230514163955j:image

ご覧のとおり、たまごは真っ黒!源泉地帯で茹でられたばかりの出来立てホカホカで味わうことができます。5個入りで1袋500円!バラ売りがないのがちょっと残念ですね。

 

この「黒たまご」、普通のゆでたまごよりも不思議と美味しく感じます。これ、実際に成分分析したところ、水で茹でたゆでたまごよりも、約20%も旨味成分が多かったとか!まさに温泉パワーを取り込んだ魔法のたまごなんです!言い伝えでは、ひとつ食べると7年も寿命が伸びるといいますから…5個食べれば35年!?


f:id:traveler-cipher:20230514155930j:image

またもうひとつ!ここ『大涌谷』に来たら食べて欲しいのが…この大涌谷限定の「たまごソフトクリーム」!たまごをふんだんに使った濃厚なアイスクリームで、まるでカスタードクリームのような旨味と甘味を感じる、とても美味しいソフトクリームです!


f:id:traveler-cipher:20230514160024j:image

先ほどご紹介した「大涌谷自然研究路」の入り口には、平安時代弘法大師によって作られたと言われる「延命地蔵尊」が祀られています。


f:id:traveler-cipher:20230514160038j:image

すぐとなりには、「神泉の湯」という温泉が涌き出る泉があります。かつては、ここの温泉を使って「黒たまご」は作られていたとか!延命効果の由来はこここら生まれているようですね!


f:id:traveler-cipher:20230514160053j:image

さて『大涌谷』には、もうひとつ…ぜひ立ち寄って欲しいスポットがあります。それが、大涌谷くろたまご館の地下にある「箱根ジオミュージアム」!


f:id:traveler-cipher:20230514160116j:image

ここでは、箱根の火山活動とその火山活動の恵みである温泉について学ぶことができます。

 

箱根山は、伊豆半島の付け根に位置する山岳ですが…伊豆半島って、もともとはフィリピン海に浮かぶ離島だったってご存じでしたか?

 

実は日本列島の中で、伊豆半島だけが「フィリピン海プレート」という、他とは異なるプレートに乗っかっており…数万年前に日本列島に衝突して現在のように陸続きの半島となったのです。

 

箱根山は、日本列島の乗る「ユーラシアプレート」と伊豆半島の乗る「フィリピン海プレート」のちょうど境界線!大地の活動パワーがせめぎ遭うパワースポットなんです!


f:id:traveler-cipher:20230514160139j:image

ちなみに…箱根の大涌谷源泉といえば、濃厚な硫黄成分を含む良質な温泉として知られています。

 

ですが、実はこの大涌谷源泉って…人工的に造成された「造成温泉」だってことご存じでしたか!?

 

大涌谷の東側斜面を良く見ると、階段やパイプが張られたエリアにもうもうと湯煙が上がっているのがよく分かるかと思います。実はここが、人工温泉の生産工場!

 

大涌谷の地下から開けられたボーリング孔から噴出する火山ガスと、仙石原に貯められた地下水をここで混ぜ合わせることで…火山ガスを取り込んだ温泉へと変化するのです!もちろんこれもれっきとした温泉ですし、白濁し強く硫黄が香る、素晴らしい温泉です。

 

ちなみに、この温泉供給網を整備したのが前述した渋沢栄一その人!ここで作られた温泉のおげで、源泉に恵まれなかった奥箱根地域へも良質な温泉が供給されるに至ったのです!ちなみに、各温泉施設(宿など)へ引き湯している送菅の総延長は1.4kmにものぼるとか!

 

大涌谷』へのアクセス/駐車場

f:id:traveler-cipher:20230514155843j:image

大涌谷』へは、箱根ロープウェイか路線バスでのアクセスと、車でのアクセスが可能です。箱根ロープウェイの場合は、強羅からケーブルカーで早雲山駅へ、もしくは反対側の湖尻駅から乗車することができます。大涌谷駅は中間駅ですが途中下車可能です。


f:id:traveler-cipher:20230514160254j:image

路線バスの場合は、伊豆箱根バスでのアクセスになります。箱根山内を多く走行している箱根登山バスではルートがございませんのでご注意ください。箱根湯本駅から乗り換え無しで訪問可能で、渋滞がなければおよそ35分前後で到着することができます。


f:id:traveler-cipher:20230514160304j:image

お車の場合は、東名高速道路の御殿場ICから30分ほど。ですが、大涌谷三叉路から大涌谷までは一本道のため、観光シーズン中は大渋滞が発生することも!なお駐車場は全て有料駐車場のみとなっています。

 

まとめ

箱根火山の象徴ともいえるのがここ『大涌谷』です。一時期、火山活動活発化によって立ち入り禁止となっていましたが、現在は多くの観光客で賑わっています。注目は、大涌谷自然研究路の引率入場!チャンスがあればぜひ参加してみてください!

 

2泊3日で訪れた【箱根温泉&グルメ旅行記】も今回で最終回です。次シリーズは、春の都内を散策シリーズをお届け予定です。次回もお楽しみに!

 

大涌谷』の基本情報

アクセス

箱根ロープウェイ 大涌谷駅よりすぐ

小田急小田原線 箱根湯本駅より路線バス

東名高速道路 御殿場ICより45分

 

営業時間

9:00-17:00

 

定休日

年中無休

 

入場料金

無料

 

駐車場

有料駐車場あり

 

アドレス

神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1251-1

0460-84-5201

大涌谷インフォメーションセンター