『平安神宮』は京都屈指の人気を誇る初詣スポット!
平安遷都1100年を記念して作られた『平安神宮』は京都屈指の初詣スポットです。
筆者紹介
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こちらは【年末年始京都旅行記】連載からの記事をお届けしています。
『平安神宮』の歴史
数多くの歴史ある寺社が残る古都・京都。『平安神宮』はその中でも最大規模の面積を誇る神社です。当然…かなり古くからある物だと思われがちですが、さにあらず。実は、明治28年に作られたという、京都ではつい最近、かなり新しい部類に入る神社なんです。
明治28年、平安京遷都1100年を記念して内国勧業博覧会が開かれました。そのメイン会場、博覧会の目玉として作られたのが、かつての大内裏大極殿を模して作られた『平安神宮』です。
当初は、実際に大極殿が置かれていた千本丸太町付近に大々的に作られる予定でしたが、当時既に市街地化が激しかったために断念。広く開発用の土地に余裕があった岡崎の地に場所を移して作られたものです。
御祭神は平安京の産みの親「桓武天皇」と京都で過ごされた最後の天皇「孝明天皇(明治天皇の父君)」の二柱です。
桓武天皇は、それまでしがらみの多かった奈良の平城京を廃し、ここ京都に平安京を作り上げた天皇です。彼がこの地に着目しなかったら…「京都」は存在しませんでした。
なお、京都三大祭のひとつ「時代祭」はここ『平安神宮』のお祭りです。時代祭の開催日は10/22と決められていますが、これはなぜこの日なのか…ご存知ですか?
実は、桓武天皇が長岡京から新たに造営させた平安京に入ったのが、延暦十五(794)年10月22日なんです!つまり、10月22日は千年の都京都の誕生日!その誕生日に、毎年時代祭が行われているということなんです!
『平安神宮』へのアクセス/駐車場
『平安神宮』へは、京都市バスの「岡崎公園/美術館/平安神宮前」から徒歩5分ほどです。5系統、32系統、46系統、100系統、110系統と、数多くの路線が通っていますので、アクセスはしやすいはずです。
電車の場合は、京都市営地下鉄東西線の「東山駅」から北へ徒歩10分ほどで到着します。また、京阪本線の「三条駅」からも徒歩15分ほどと徒歩圏内です。
お車の場合は、京都駅からおよそ20分、名神高速道路の京都東ICからおよそ25分ほどです。ただし『平安神宮』には駐車場はありません。岡崎公園周辺のコインパーキングや公共駐車場をご利用ください。
『平安神宮』の初詣の様子
2023年の初詣、京都に滞在していた我々一行は、午前0時過ぎと朝10時過ぎ2回ご挨拶へいきました。まずは夜間の様子をレポートしますね。
コロナ禍もかなり落ち着きを見せてきた2023年1月1日。大鳥居から応天門へ至る参道には、多くの露店が出て賑わっていました。やはり活気があるのは素晴らしいですね!
闇夜に浮かぶ応天門!さすがの存在感です。12/31~翌1/1のみ、期間限定で終夜開門されています。夜間の『平安神宮』に入れるのはかなりレアですね!
1/1の0時過ぎの境内の様子がこちら!うわー!すごい人!左右にお守りやおみくじを購入する列が伸び、拝殿で参拝する列はこの人垣の向こう側になります。初めての方は戸惑うかもしれません。参拝目的の方は、お守り購入列を掻き分けて向こう側へ行かねばなりません。
この日の参拝列最後尾はこの辺り。拝殿で参拝もしつつお守りやおみくじを購入なさりたい場合は、60分以上はかかるはずですので覚悟が必要です。
さて、こちらは翌朝1/1の朝10時頃の様子です。夜間に比較すると人出も落ち着いているような印象ですね。
境内の様子もご覧の通り。お守りやおみくじの列がないせいで、とても空いていましたね。午後になると人出も増えるんでしょうね!
『平安神宮』は、京都でも屈指の人気を誇る初詣スポットです。市内では「伏見稲荷大社」、「八坂神社」、「北野天満宮」が例年不動のトップ3!次いで、ここ『平安神宮』や「下鴨神社」、「松尾大社」などがランキング上位を占めています。
なお、ここ『平安神宮』の拝殿は、かつて京都御所内にあった「朝堂院」と呼ばれる中核部分を5/8スケールで忠実に再現しています。実はここ『平安神宮』の建築は、日本ではほぼここ以外では見ることが出来ない「宮殿造り」と呼ばれるもの。その象徴がご覧のような緑色の瓦屋根なんです。この緑色の瓦屋根は、天皇が関係する建物のみに許可される特別なもの!非常に格式高いことがここからも良く分かりますね。
ところで…ここ『平安神宮』はなぜ5/8スケールでの復元なのか…?これ、調べたのですが正解は見つけられませんでした。1/1スケールにするには用地が足りなかったのもあるでしょうが、なぜ5/8という数字に落ち着いたのか?確か5/8チップスというお菓子がありましたよね(ド昭和)
この5/8という数字を調べてみると「黄金比」という数字に関わっているようです。黄金比は、「人間が最も美しいと感じるデザイン」で、1:1.168と表されます。これの近似値が≒5:8これが関係してるのかどうか…?関係ないか(笑)
ともかく、格式高い「宮殿造り」という様式で、かつて平安時代に御所に建てられていたものをそっくりそのままミニチュアにした『平安神宮』。京都を作った産みの親「桓武天皇」を御祭神として、現在も京都の守護して下さっている神社です。
【年末年始京都旅行記】も4日目です。元日のこの日は、「東天王 岡崎神社」からここ『平安神宮』へと初詣に回っています。この後は、洛西方面の神社を回りました。次回もお楽しみに!
『平安神宮』の基本情報
アクセス
京都市バス 岡崎公園/美術館/平安神宮前 バス停より徒歩5分
京都市営地下鉄東西線 東山駅より徒歩10分
参拝時間
6:00-18:00
※冬季は短縮あり
定休日
年中無休
参拝料金
無料
神苑拝観料 大人600円 小人300円
駐車場
なし周辺公共駐車場利用
アドレス
075-761-0221