絶景岬に野生馬が暮らす!『都井岬』は絶対行くべきおすすめスポット!
宮崎県串間市。宮崎県の最南部にあたる『都井岬』には、野生の馬の楽園があります!
筆者紹介
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こちらは【秋の南九州周遊旅行記】からの記事をお届けしています。
『都井岬』とはどんなところ?
宮崎県の最南部に当たる『都井岬』は、まさに眺望絶佳!高台から美しい海を眺める展望スポットです。風景を眺めるだけでも一級品のスポットですが、実は全国的にも貴重な場所なのです。
それがこれ!ここ『都井岬』には、野生馬が生息しているんです!その数、都井岬一帯におよそ100頭ほど!いくつかの群れを作って、自由気ままに闊歩しているのです!牧場のように放牧している訳ではなく、エサなどは一切与えていないので、お馬さんたちはほぼの野生のままの生活を続けているんです!
動画です!
この『都井岬』に生息している馬は「御崎馬」として国の天然記念物に指定されています。
この「御崎馬」たちは、およそ300年前江戸時代中頃からこの地で生きています。彼らは、元々はこの辺り一帯の領主であった高鍋藩秋月家が軍用馬を生産するためにこの地で放牧されていたのです。
そんな日本古来の馬たちが、ほとんど人の手が入らない日々を経て再度野生化したのが彼ら「御崎馬」です。一時期、西洋馬との混血も進められたようですが結局定着せず、結果として日本古来種の姿をほぼそのまま残した貴重な野生馬として、現在まで生き続けているのです。
なお、現在日本に生息している野生馬は、ここ『都井岬』の御崎馬を含めて、全8種しかいません。
『都井岬』へのアクセス/駐車場
『都井岬』は、宮崎市内から車で2時間近くかかります。風光明媚な日南海岸を南下すれば気持ちの良いドライブが楽しめますのでおすすめ!車の場合は『都井岬』に入る道路に「駒止の門」が作られていますので、そこで協力金を支払い通行します。
路線バスで行くこともできますが、『都井岬』のエリア内に見どころが点在していますので楽しみは半減してしまうかも。可能であればタクシーのご利用がおすすめです。
『都井岬』のゲート内は、もうそこは野生馬たちの楽園です。左右に広がる草原はもちろん、車道までも自由に歩いて出てきますので、あまりスピードを出さないようにご注意ください。エリア内に駐車場はいくつかありますので、ところどころ車を止めて歩いて散策するのがおすすめです。
最も広い駐車場は、都井岬観光交流館にあります。トイレや売店もありますし、お馬さんたちの動静に詳しい係員さんもいらっしゃるので、まずはこちらへ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
『都井岬』の見どころ!
『都井岬』の御崎馬たちは、550haにも及ぶ広大な敷地の中で、自由気ままに草を食んで生きています。ここでは人間よりもお馬さん優先!だってこの通り!
車を走らせていると、目の前に野生のお馬さんたちが普通に現れるんです!
この子たちは、車道のすぐそば!ガードレールのすぐ近くまで来て草を食べていました。向こう側は崖だけど…君たち落ちない?大丈夫?
ゲートから車を走らせることおよそ10分ほどで、「都井岬観光交流館パカラパカ」へ到着します。
内部は、御崎馬の情報を集めた情報館と、売店、カフェになっていました。全面ガラス張りで眺めが素晴らしいので、ここでのんびりランチを頂いても良いですね。
この「都井岬観光交流館」のまわりにもお馬さんたちは遊びに来ることがあります。この日も目の前すぐ近くのところまで近づいて来てくれました!人馴れしてはいますが、あくまで野生のお馬さん。絶対に触ったりしてはいけません。ご機嫌によっては、噛まれたり蹴られたりもするそうですのでご注意を。
車に乗り込もうとすると…すぐ近くに子馬さん(笑)これでは車を出すことができませんね。こうなっては、自らの意思で退いてくれるのを待つしかありません。お馬さん優先です。
都井岬灯台もおすすめ!
さて、「都井岬観光交流館」からさらに先に車を走らせます。この先にはあまりお馬さんはいません。岬の先端に向けてぐんぐん高度を上げて走らせること5分ほどで、「都井岬灯台」へ到着します。
この周辺は高台になっているのでさらに眺望が素晴らしい!ここの灯台は、九州では唯一内部に入って見学できる灯台になっています。お時間があればぜひどうぞ。
御崎神社も必見!
都井岬灯台から来た道を戻り、海側へ別れる枝道を進むと「御崎神社」へたどり着きます。
この辺りは、九州でも珍しく、南国の植物ソテツが自生しています。海へ向かって参道が伸びていますので、階段を降りていきましょう。
海岸近くまで降りると、小さな祠のようなお社が現れます。こちらで手を合わせ、旅の安全を祈願しました。ちなみにここからの眺めもまた絶景!海まですぐ近くなので迫力がすさまじい!
最もおすすめのスポットは小松ヶ丘!
『都井岬』のゲートから先は、至るところでお馬さんたちに出会うことができますが、最もおすすめなのがゲートからすぐ近くの「小松ヶ丘」です。餌となる草が豊富なためか、ここの斜面にはいつも多くの群れが草を食んでいるそうです。
「小松ヶ丘」のすぐそばに駐車場が設けられているので、そちらへ車をとめて、道路の反対側にある丘を登ると、歩くと5分ほどでこの風景!
青々とした空と海を背景に、のんびりと草を食む「御崎馬」たち。この風景を見るだけで、わざわざ足を運ぶだけの価値があります!この「小松ヶ丘」は、ルート上にありながら、丘のために見渡せず素通りされてしまいがちです。しかし、お馬さんたちが最も多くいるのがここ「小松ヶ丘」ですので、必ず丘の上まで歩いてください!そこには「御崎馬」たちがのんびり暮らす、超絶景が待っていますから!
【秋の南九州旅行記】は3日目。この日は、あまり観光客が訪れない宮崎県南端から鹿児島県大隅半島を周遊します。次回は、映画「永遠のゼロ」の舞台である海軍基地を目指します。お楽しみに…!
『都井岬』の基本情報
アクセス
東九州自動車道 宮崎ICより120分
開門時間
4-9月 8:30-18:00
10-3月 8:00-17:30
定休日
年中無休
※観光交流館パカラパカは火曜定休
入場料金
野生馬保護協力金として
車1台 400円
バイク1台 100円
駐車場
各所に無料駐車場あり
アドレス
宮崎県串間市大字大納42-3
0987-27-3477