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【宮崎】九州最高クラスのパワースポット!『鵜戸神宮』が圧巻!

本殿は洞窟の中に!太平洋の荒波受けるパワースポット『鵜戸神宮』へ参拝!


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宮崎県日南市。はるか太平洋を望む岬の突端に、とある伝説の聖地でもある神社が鎮座しています!それこそが九州最大クラスのパワースポット『鵜戸神宮』です!

 

筆者紹介

こちらは本業の傍ら全国47都道府県を旅して年間平均35泊!旅行プランナー/ブロガー「旅人サイファ」が執筆運営しております。

 

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こちらは【秋の南九州周遊旅行記】からの記事をお届けしています。

 

 

鵜戸神宮』とはどんなところ? 

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宮崎県日南市の海岸沿いに位置する『鵜戸神宮』は、日本の神話にも登場するパワースポットです。かの「海幸山幸伝説」の主人公、山幸彦ゆかりの地で、竜宮城から帰った山幸彦と、海神の娘豊玉姫が新居を構えたのがこの地と言われています。

 

鵜戸神宮のご由緒

山幸彦(彦火火出見尊)が、兄(海幸彦)の釣り針を探しに海宮(龍宮)に赴かれ、海神のむすめ豊玉姫命と深い契りを結ばれた。山幸彦が海宮から帰られた後、身重になられていた豊玉姫命は「天孫の御子を海原で生むことは出来ない」とこの鵜戸の地に参られた。霊窟に急いで産殿を造られていたが、鵜の羽で屋根を葺終わらないうちに御子(御祭神)はご誕生になった。故に、御名を「ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと」と申し上げる。

この時にここで生まれた「ウガヤフキアエズノミコト」とは、誰のことか分かりますか?


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実はこの「ウガヤフキアエズノミコト」とは、かの初代天皇となる「神武天皇」のお父上!高天ヶ原(天の国)から使わされた「ニニギノミコト」の孫にあたる人物なんです!

 

次代の神武天皇も、筑紫(九州)の日向の産まれとされていますから…生まれてから東征を開始する45歳までここ『鵜戸神宮』の鎮座する地で暮らしていたのかもしれませんね!

 

鵜戸神宮』へのアクセス/駐車場

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鵜戸神宮』へは、宮崎市から日南市とつなぐ国道220号線から少し外れた岬の突端に位置しています。宮崎市内からはおよそ60分ほど、宮崎自動車道の宮崎ICや宮崎空港からですと、50分ほどで到着します。

 

国道は、途中から新道が拓かれてトンネルでバイパスしてしまうので、『鵜戸神宮』の標識を見逃さないようにしてください。

 

駐車場は2ヶ所。最も近い駐車場は境内の鳥居の真ん前まで進入することができますので、足の悪い方や、閑散期はこちらをご利用ください。ただし、道は海岸沿いに進む細い道が1本だけ。狭小なため一部すれ違い困難な箇所もありますので充分ご注意を!

 

混雑期は、山の中腹にある観光駐車場の利用をおすすめします。ただし、こちらからですと『鵜戸神宮』の境内に入るまで、7.8分ほど石段の登り降りが必要になります。歩くのが大変な方は海沿いに進み、境内の駐車場を目指しましょう。

 

なお、駐車場はどちらも無料で利用できます。

 

公共交通機関ご利用の場合はJR日南線油津駅もしくは伊比井駅から路線バスでのアクセスになります。JR日南線も路線バスも、本数は非常に少ないので、場合によってはタクシー利用をあすすめします。

 

鵜戸神宮』の見どころ!f:id:traveler-cipher:20230115123809j:image

鵜戸神宮』の見どころのひとつは、まさにこの地が神話の現場であること!日本神話で触れられている「海幸山幸」伝説は有名ですが、兄の釣り針を失くした山幸彦が、竜宮城で海神の娘を伴って帰還したのが、まさにこの地とされているんです!この地に開いていた霊窟の内部に建てた産屋を、鵜の羽で屋根を葺いている最中に姫は産気付き、この地で皇子を出産しています。その故事から皇子の名前は「ウガヤフキアエズ」と名付けられています。

 

実は、ここ『鵜戸神宮』の本殿はいまも、その霊窟の中に建っています!それでは…本殿へ向かって進みましょう!


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鵜戸神宮』は、太平洋に突き出た岬の突端部に鎮座しています。参道のすぐ右手は大海原!高台にあるため、はるか太平洋を一望できます。

 

鳥居で一礼し、参道を進むとまず見えてくるのが神門。朱塗りの鮮やかな門が、青空によく映えます。こちらでも一礼して先に進みます。


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次に見えてくるのが、二層になっている豪華な楼門です。この時は、数年前に台風の直撃を受けた際に屋根瓦が破損したままになっており、門をくぐることはできませんでした。山側に迂回して先へ進みます。


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両側に灯籠の並ぶちどりばしを渡ると、参道は一気に急降下します。美しいアーチを描く玉橋を渡ると、15mほどの下り坂。その先に、伝説の霊窟が少しだけ見えてきます!ここが『鵜戸神宮』最大の見どころ!ここからの景色はまさに絶景です!


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階段を降りきると、左手に鳥居があり、ここから霊窟へと入ることができます。霊窟の奥からは、とても強い気を感じます…!どこか、空気すら異なるような!


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こちらが本殿です!洞窟の中にすっぽりと入る朱塗り本殿!まさに竜宮城とはこのようなところか!?と思わせるような外観をしていますね。こちらに祀られているのが、この地で産まれた「ウガヤフキアエズノミコト」…神武天皇のお父上です。本殿前で、ニ礼ニ拍手一礼をして参拝します。


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実はここ『鵜戸神宮』は、本殿の裏側にも見どころがあります。それこそが、『鵜戸神宮』のパワーの源ともされる…「おちち岩」!産まれたばかりの「ウガヤフキアエズノミコト」のために、母姫が乳房を岩に貼り付けた…とも言われる奇岩で、現在でも霊水がこの岩から滴っているんです!神様のお乳ですからね…パワー溢れているに決まっています!


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そして、最後の見どころが…ここ!本殿前の爆裂海岸線!目の前は断崖絶壁!太平洋の荒波が直撃する岩場になっています。いくつかの岩は荒波によって削られたのでしょうか、波に揉まれて小島になってしまっています。


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欄干の真下に、荒縄で輪を掛けられた岩が見えるでしょうか。あの岩は「亀石」と言われ、山幸彦と姫君が竜宮城から帰還してきた時に乗ってきた亀とか!あの竜宮城の亀ですよ!?

 

この亀石の甲羅に、社務所で売っている運玉を投げて見事に着地すると…願いが叶うと言われています。この運玉ですが、公式ホームページには、とても良い話が載せられていました。

 

亀石・運玉の話

御本殿前広場の眼下には、太平洋・日向灘の紺碧の海原が広がり、御船岩、二柱岩、扇岩、夫婦岩などがそそりたっています。その奇岩怪礁の中でも特に目立つのが、亀石です。桝形岩ともいいます。

日本書紀』には、御祭神鸕鷀草葺不合尊の御母君、豊玉姫命がお子さまをお生みになるとき、海宮より大亀に乗って来られたと記しています。

 鵜戸神宮では、この乗って来られた亀が今の亀石になったと伝えています。本殿前の広場から海岸を見下ろすと十二メートル先に、頭から尻尾まで約八メートルの亀石があり、その背中には六十センチ角の枡形のくぼみがあります。

以前はそれに向かってお賽銭をなげ、祈願したそうです。現在は、粘土を丸くこね「運」の文字を押して軽く焼いた「運玉」を投げるように変更されています。

これには訳があります。昭和二十九年頃、鵜戸の小学生は決まって月曜日に遅刻をしたそうです。前日の日曜日に参拝者が亀石に投げた賽銭を、月曜日の早朝にそのまわりからそっと拾っていたので学校に遅刻したというのです。

 

そこで、当時の後藤幸平宮司をはじめとして学校関係者が、子どもの健全育成のために智恵を出し合って今の「運玉」を作りました。結果は、子どもがそれを作り、鵜戸神宮に納める。鵜戸神宮は、子どものための学費や、修学旅行の費用等に充てるための補助をするというものでした。

この制度は、その考えを堅持して今でも続いています。現在の鵜戸小中学校の児童生徒とその両親が中心となり、心を込めて謹製しているのです。またのちには、「運玉」作成のその精神を生かすため、日南市風田にある知的障害者施設「つよし学園」も作って納めるようになっています。

この学校の卒業生たちの思い出は、友達や先生と泥だらけになって作った運玉のことや、正月には鵜戸神宮で運玉授与を奉仕したことだといいます。

今も昔も、老いも若きも、参拝者の楽しみは「運玉」です。男性は左手で、女性は右手でお願いを込めて、亀石めがけて一心に投げます。亀石の背中に命中すれば良し。枡形のくぼみに入ればさらに良し。参拝者の願いを叶えんと、運玉は今日も飛び交っています。

なんとも素敵なお話ですよね。現在にまで続く子供たちへの支援。『鵜戸神宮』にいらしたら、ぜひ運玉を購入して亀石に向かって投げてみてください!回り回って…地元の子供たちの支援に繋がるようですから!

 

【秋の南九州旅行記】2日目。筆者は、鹿児島県霧島市内から、都城市西都市宮崎市→日南市と巡ってきました。この日の行程はここでほぼ終了!この日のお宿・飫肥へ向かって車を走らせました!次回は日南市飫肥のお宿紹介です。このお宿が素晴らしいコスパでした!次回もお楽しみに!

 

鵜戸神宮』の基本情報

アクセス

JR日南線 油津駅/伊比井駅より路線バス

宮崎自動車道 宮崎ICより50分

 

開門時間

6:00-18:00

 

定休日

年中無休

 

参拝料金

無料

 

駐車場

参拝者用無料駐車場あり

 

アドレス

宮崎県日南市宮浦3232

0987-29-1001