旅人サイファのお出かけブログ

R3.5.15 ブログランキングサイト国内旅行ジャンル第1位獲得!旅行プランナー旅人サイファが送る『旅行に行きたくなるブログ』です!ぜひお立ち寄りください♪

スクロールして項目をお選びください!

週末雑感 R4.12.25 クリスマスからお正月へ!日本人は無宗教?

こんにちは!旅人サイファです。

毎週日曜日は、その時に起こっていることをリアルタイム投稿する、毎週恒例の『週末雑感』です。

f:id:traveler-cipher:20201104085205j:image

本日は12月25日!クリスマスですね。皆さんはどのようなクリスマスをお過ごしですか?

 

我が家は、子供たちにサンタ=父ということがバレてから、イベント感は急速に薄れています(笑)なにせ、クリスマスプレゼントも3ヶ月前にポケモン(スカーレット)を前渡ししちゃってますからね。

 

そんな訳で、昨日のクリスマスイブも

という、まったくクリスマスカラーの無い1日を過ごしていました(笑)

 

ちなみに、クリスマス当日は15時くらいから、コンビニ各店舗で売れ残りケーキの叩き売りが始まります。

昨年もそれでセブンイレブンの半額ケーキをゲットしました。今年も午後にコンビニ巡りしてみようかなー。

 

さて、12月25日はクリスマスですが、元々の語源は『キリストのミサ』のようです。イエス・キリストの降誕を祝う聖なる日ですが、実は、イエスの誕生日は聖書にも記載されていません。後世に後付けで「12月25日=イエス・キリストの誕生日」設定されたようなんです。

 

そもそもは、日の最も短くなる1日『冬至』に行う宗教行事だったようで、体調を崩しがちな冬季を乗り切るために秋に収穫したものをしっかり食べて体力を蓄えるものでした。

日本における「冬至かぼちゃ」や「ゆず湯」の風習と根幹は同一なんですね!なかなか興味深い。

 

夜間でも煌々と電灯が輝く現代世界では実感しにくいところですが、「冬至」というものは、一年で最も昼間時間が短くなる日です。この日を境に、少しずつ少しずつ昼間時間は長くなり、春分の日に昼と夜の時間が等しくなります。そして夏至に向けて今度は昼間時間が長くなり、夏至を境に減少に転じるのです。

 

つまり、冬至とは、太陽の力が再び力を取り戻すスタート地点と捉えられていたのです。古代では、現代世界よりも天文学がより身近なものでしたから、夏至冬至春分秋分は極めて重要な日と位置付けられていたんでしょうね。これは、洋の東西を問わず世界共通なのも面白いところです。

 

さて、クリスマスを終えると、世の中は一気にお正月モードへと突入します。昨日までクリスマスツリーで彩っていた町も、世界が変わるかのように松飾りへとその様相をガラリと変えます。これは、日本特有の文化ですよね。

 

よく日本人は「無宗教」と言われることがありますが、これは明確な間違いです。日本人ほど様々な宗教を受け入れる民族は他にありません。

神社神道、仏教、儒教キリスト教…様々な宗教を多彩に取り入れて、「日本教」とも言える独自の姿に融合してしまうことこそが、日本人のアイデンティティとも言えるでしょう。これは「八百万の神」を受け入れる「多神教」であることがベースにあります。

 

一方で、世界の他の宗教の多くが「一神教」です。キリスト教も、イスラム教も、ユダヤ教も、神は唯一絶対のもの。それ以外の神は認めてはならぬ!という厳格な宗教です。彼ら、一神教の信者たちからみたら、「クリスマスを祝っておいて、その1週間後に神社へ初詣に行く」日本人の姿は奇異に写るのです。

 

つまり、日本人は「無宗教」ではなく「多宗教」であるというだけ。「一神教」の人間からみると、節操のない「宗教心のない」人間にみえてしまうのでしょう。

 

ですがこれは、日本人が誇る美点だと思っています。世界中に、宗教を巡っての争いは後を絶ちません。それは、他の宗教を認めてはならないという「一神教的な考え」が根幹にあるからでしょう。

 

節操のない(ようにみえる)日本人だからこそ、寛容に全てを受け入れられる世界を率先してみせていくことができるかもしれません。

 

前回です