マングローブのジャングルをカヌーで大冒険！『黒潮の森マングローブパーク』のカヌーガイドツアーがおすすめ！
気分は大冒険家！？奄美大島が誇る大自然！マングローブのジャングルを行くカヌーガイドツアーをご紹介します！
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この記事は8月の夏休みに訪れた【夏休み奄美大島旅行記】からの連載記事です。世界遺産奄美大島の魅力をお伝えしていきます！どうぞお楽しみください。
奄美大島のほぼ中央に位置する住用町。ここは、奄美大島随一の原生林が残る、大自然が魅力の地域です。日本国内とは思えないようなこの景色…すごくないですか！？見渡す限りのジャングルが広がる、まるで未開の島のよう！
町全体の94%を山林が占めており、
水と緑に囲まれた自然豊かな町です。
太平洋に面した住用湾の河口には、
雄大な マングローブ原生林(国立公園特別保護区)が広がっております。
奄美大島へ観光の際は、豊かな自然や歴史、四季を通して
『黒潮の森マングローブパーク』へのアクセス/駐車場
住用町にある『道の駅黒潮の森』は、そんなマングローブジャングルの入り口に位置しています。奄美大島を貫く国道58号線を走っていれば必ず目に止まりますので分かりやすいかと思います。
奄美空港からは車でおよそ70分、奄美市中心部の名瀬市街地からでも車で30分ほどかかりますので、余裕を持ってお越しいただいた方が良いかと思います。
道の駅でもありますので、駐車場はかなり広いです。無料でとめられますのでご安心ください！
『黒潮の森マングローブパーク』の料金
『黒潮の森マングローブパーク』は、マングローブの大自然について学べる資料館と、そのマングローブのジャングルをカヌーで探検するガイドツアーが併設されています。
入園料には、資料館への入場と公園内散策、マレットゴルフ体験料も含まれていますが、ここはやはりカヌーツアーがおすすめ！
カヌーツアーを申し込めば、マングローブパークへの入園料も含まれますのでぜひそちらを！
カヌー体験のスケジュール
2022年夏のスケジュールがこちら！この時は1日5回のカヌーツアーが開催されていました。ご覧の通り13:00からの回は満員！定員になってしまうこともあるので、当日でも電話での予約をしておいた方が良いでしょう。
各回のカヌーツアーはおよそ60分。マングローブのジャングルは、満潮時と干潮時で全くその姿を変えると言われていますので、ご予約のタイミングも含めて相談してみると良いでしょう！
カヌー体験の様子
カヌー発着所は、パーク内の奥にあります。園内へ広い芝生広場や、傍らに小川が流れる気持ちの良い空間になっています。そんな園内をぶらぶら歩くこと5分ほどで到着です。
付属の無料ロッカーに荷物を預けて受付を済ませると、参加者は全員ライフジャケットを渡されます。決して危ないアクティビティではありませんが、こういった備えは確実に！
全員にライフジャケットとパドルが行き渡ったら、ガイドさんからのブリーフィングが始まります。パドルの使い方やターンの仕方など、基本的なカヌーの扱いをここで学びます。
ブリーフィングを終えたら、シングルとペアに別れてカヌーへ乗り込みます。我々は5人組でしたので、大人子供それぞれペアになり、残った筆者はシングルでカヌーへ！
いよいよマングローブの森へ向けて出発！
階段状になっている船着き場を出ると、そこはすぐ自然の川！流れに合わせてカヌーを漕ぎ出します。行きは川の流れに沿って進むので、割りと楽チン！ここでパドルの使い方に慣れておきましょう！
川の流れは穏やかそのもの。両側には早速森が広がっていますね。川の中に目をやれば、しゅっ！しゅっ！と動く魚が見えることがあるかも！？なんと、オオウナギも生息しているらしいですよ！
カヌーを漕ぐことおよそ15分。川の支流へとカヌーを進ませます。いよいよこの辺りからマングローブのジャングル地帯！両側には、根本を水中に浸けた木々が並ぶようになってきます。川の中にも、ニョキニョキとマングローブの苗が生えて来ているのを見つけることができましたよ。ちゃんと次世代も育っているんですね！
さて、カヌーはマングローブのジャングルをぐんぐん進みます。やがて川幅も狭くなり、大人も歩けるくらいの川底のところでひと休み。すぐ両側にはマングローブの木々が生い茂っています。根本を見ると、掌くらいのカニなんかものそのそ歩いているのを見つけられます！子供たちは大興奮！
やがて、全員揃ったところでカヌーを止めて、ガイドさんからのマングローブについてのガイドがはじまりました。
そもそもマングローブって…なんでしょう？
マングローブとは熱帯・亜熱帯の河口の湿地帯や沿岸部の干潟に生育し、潮汐によってある時間冠水される湿地に生育する樹木群の総称であり、マングローブ林は多数の植物により構成されています。住用町のマングローブは、主にメヒルギ・オヒルギの２種で構成されています。
また、住用町のマングローブは沖縄県西表島に次ぐ、日本では二番目の規模です。ここには貴重な動植物が多く生息し、沖縄では絶滅したと言われ、百万年もの期間独自の進化をたどった「リュウキュウアユ」の生息地です。
真水と塩水が入り雑じったところで繁殖するマングローブですが、実はこのマングローブの木々も、塩分は得意ではありません。しかし、このマングローブの一種「オヒルギ」は驚くべき生態を持っているんです。
このオヒルギの賢いところが、その苦手な塩気を1枚の葉だけに集約してしまうというところ！この木をよく見ると、1本の木に1枚だけ黄色い葉っぱがあります。なんと、根から吸った塩水のうち、塩分だけを1枚の葉っぱに集めて排出、残りの幹や葉っぱは真水のみを吸収して木本体の栄養としているそうなんです！
かつて、NHKの番組「ブラタモリ」でこの地を訪れたタモリさんは、このオヒルギの黄色い葉っぱをかじって、「うん。しょっぱい。」と言っていたとか！カヌー乗り場にはそのロケ時の写真もあるので探してみてくださいね！
さて、マングローブカヌーは帰り道。帰りは、流れに逆らって進まねばならないためちょっと大変でした！ペアで乗った方は、相方さんと息を合わせないとなかなか前に進みません！帰り道はちょっと頑張りが必要ですのでお気をつけて！
なんやかんやでようやく戻ったツアー一行。とても楽しい体験をすることができました！およそ60分の大冒険！70代後半の実母も参加できた難易度ですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね！
なお、疲れた方には施設内にカフェ&レストランもありますので、そちらご利用もおすすめです！
さて筆者一行はこの後、敷地内にある世界遺産センターへ立ち寄りました。2021年に世界遺産登録されたことを受け、2022年にオープンしたばかりの施設です。次回はそちらのレポートをお届けします！お楽しみに！
黒潮の森マングローブパーク
アクセス
奄美空港より車で70分
名瀬市街地より車で30分
営業時間
10:00-17:00
カヌーガイド1日5回開催
定休日
1/1のみ
料金
入園料500円
カヌー2000円(入園料込み)
駐車場
無料駐車場あり
アドレス
0997-56-3358
