旅人サイファのお出かけブログ

R3.5.15 ブログランキングサイト国内旅行ジャンル第1位獲得!旅行プランナー旅人サイファが送る『旅行に行きたくなるブログ』です!ぜひお立ち寄りください♪

スクロールして項目をお選びください!

【岐阜県第2の都市はどこ!?】~都道府県No.2物語~

全国には47の都道府県が置かれています。その47の都道府県内には、行政の中枢として機能する県庁所在地が置かれていますよね。

 

そのうち、ほとんどの県では、県内で人口最多の都市に県庁が置かれています。

 

そんな県庁所在地や最大都市(人口最多都市)は比較的有名ですが、それらに次ぐ第2の都市は?と問われると戸惑う方も多いのではないでしょうか?そう!その県の「第2の都市」って意外と知られていないのです。

 

そんな、都道府県内の第2の都市に焦点をあてた連載がこの【都道府県No.2物語】!人口ランキングデータを基に、今回は『岐阜県』の第2都市を探っていきます!

 

f:id:traveler-cipher:20221010161022j:image

 

こんにちは!全国各地を旅行して、その土地土地のことを考えている旅人サイファです。毎週月曜日は毎回ひとつの県を取り上げた~都道府県No.2物語~をお送りしています。

 

岐阜県第2の都市はここ!

岐阜県第2の都市は…『大垣市』です。岐阜県西部の中心都市ですね!関ヶ原の戦いの際、石田三成ほか西軍首脳陣が籠った大本営が大垣の中心に今も残る「大垣城」でした。東西勢力の接する干渉ポイントが、ここ大垣市辺りにあるのでしょうね。

 

岐阜県の歴史

岐阜県は、律令国でいう旧美濃国と旧飛騨国から作られた県です。

 

美濃国は、元々は源氏の名族「土岐氏」が治める国でした。が、戦国時代に、その配下武将であった「斎藤道三」によって国ごと乗っ取られ、以後は斎藤氏の領国となります。斎藤氏滅亡後は、織田信長の本拠地となり、天下経営の拠点となります。

 

江戸時代には、大垣藩10万石を筆頭に、苗木藩、郡上藩などの小藩が割拠し、その他大部分は尾張藩の領地として支配されていました。

 

明治維新後の廃藩置県では、旧美濃国部分を領する「岐阜県」が作られ、県庁は笠松に置かれました。明治9年に「筑摩県」が解体され、旧飛騨国部分が移管、現在の『岐阜県』とほぼ同じ県域となります。

 

先ほど、「岐阜県は旧美濃国と旧飛騨国から成立している」と延べました。しかし、厳密に言うと旧国の境目だった一部村落の分離に伴い、旧越前国、旧信濃国、旧尾張国、旧伊勢国だった地域も、現在岐阜県の県域に含まれています。旧国6ヶ国からなる県は他に例がなく、隠れた日本一かもしれません!(※兵庫県が旧5ヶ国から成り立っています)

 

岐阜県の県庁所在地

岐阜県の県庁は、そのものズバリ「岐阜市」に置かれています。実はこの「岐阜(ギフ)」という地名は、日本古来の地名でなく、ある人物が名付けた、日本史上でも画期的な命名でした。

 

その人物とは戦国の革命児「織田信長」です。尾張国からここ美濃国に進攻した織田信長は、敵の本拠地てあった稲葉山城を攻め落とし、新たに自らの居城としました。その際「井ノ口」という地名だったこの地を、新たに「岐阜」と改名させ、統治を開始します。

 

この「地名を改名する」という行為は、これ以前、実は日本史上あまり例がない、画期的な出来事でした。地名を改名できるのは、天皇にだけ許された特権だったようなのです。(諸説あり)

 

この後は、信長配下の武将たちは羽柴秀吉が自らの居城を「今浜→長浜」としたり、蒲生氏郷が「黒川→若松」としたりと、好き勝手に地名を変えるようになりますが、その初例が、信長による「岐阜改名」だと言われています。

 

第2都市候補

大垣市

美濃国西部の中心都市がここ大垣市です。古くは、都と東国を結ぶ東山道の宿場町として、賑わいを見せました。平成の大合併で新たに加わった、旧上石津町部分と旧墨俣町部分は、旧来の大垣市部分と接しておらず、日本で唯一の二重飛び地となっています。

 

高山市

飛騨国の中心都市がここ「高山市」です。織田勢力に併合されて以降は、その配下の金森氏が治める城下町でしたが、江戸時代になると徳川幕府が直々に治める天領として栄えました。平成の大合併を経て、高山市は現在の日本一面積の広い市町村になっています。その面積は東京都全域とほぼ同じくらいというから驚きです!

 

各務原市

岐阜市名古屋市ベッドタウンとして発展してい「各務原市」ですが、この市名、皆さん読めますか?

「かがみはらし」?「かかみはらし?」「かかみがはらし」?「かかみはらし」?

実は全国屈指の難読地名だったりするんです!正式な市名は「かかみがはら」ですが、名鉄の駅名は「かがみはらえき」ですし、県立高校は「かかみはらこうとうがっこう」と、一貫していません!

 

人口ランキング推移

1980年~2010年の間の、岐阜県内の人口ランキング推移を見てみましょう!

 

 

岐阜県の人口ランキングは、30年間上位4市の顔ぶれが変わっていませんね!トップは唯一の40万人都市「岐阜市」、それに「大垣市」「各務原市」「多治見市」が続いています。

 

注目は3位4位の「各務原市」と「多治見市」で、右肩上がりに人口が伸びているのが分かりますね。

 

最新!岐阜県第2都市はここ!

それでは!2021年10月の人口ランキングから岐阜県内の最新人口データを見てみましょう! 

 

第1位 岐阜市 40.0万人(全国56位)

第2位 大垣市 15.7万人(同172位)

第3位 各務原市 14.3万人(同189位)

第4位 多治見市 10.5万人(同267位)

第5位 可児市 9.9万人(同284位)

 

最新データでも『大垣市』が岐阜県内No.2の座を死守していますね!ですが、ここに来て第3位の「各務原市」との差が近付いてきているのが注目ポイントですね。その差はわずか1.1万人ほど。

 

もしかしたら近い将来、大垣市を抜いて各務原市が第2都市へ躍進するかもしれません。大都市・名古屋に近いというメリットは大きいですよね。

 

しかし大垣市も、東日本と西日本をつなぐ結節点として存在感を維持しています。飛び地部分の解消のため新たな合併の動きもあるかも?

 

と、言うことで…【岐阜県第2の都市は…大垣市】でした!