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【長野】元祖の善光寺はここ!『元善光寺 座光寺』の戒壇巡りはもはや恐怖!

"一度詣れよ元善光寺 善光寺だけでは片詣り"元祖「善光寺」はここ!南信州元善光寺 座光寺』!

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日本仏教の根源ともいえる長野県「善光寺」。実は、その善光寺はもともと長野市内に建てられて居た訳ではありません!長野県飯田市。ここには、その「善光寺」の元となった寺院があるんです。それがここ『元善光寺 座光寺』です!

 

こんにちは!本業の傍ら、全国47都道府県を駆け巡っている旅行プランナー/ブロガーの「旅人サイファ」です。こちらは【夏休み山梨長野温泉旅行記】から、7月に訪れた旅行記をお届けしています。素敵な温泉とグルメの旅!ぜひお楽しみください!

 

昼神温泉」のお宿で一夜を明かした筆者一行は、飯田市内を北上。まずは飯田で最も有名な寺院『元善光寺 座光寺』を訪れました。

 

元善光寺 座光寺』へのアクセス/駐車場

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元善光寺 座光寺』は、飯田市の中心部から北東へ2kmほど離れたところに位置しています。

 

アクセスは、JR飯田線飯田駅から路線バス(またはタクシー)利用、もしくは三駅隣の元善光寺駅から徒歩でもアクセス可能です。

 

お車の場合は、中央自動車道座光寺PAに併設されている、座光寺スマートICからでしたら5.6分でたどり着きます。

 

境内には、参拝者用の無料駐車場がおよそ30台分用意されています。また、そちらが満車の場合は、元善光寺駅方面へ下ったところに60台分の駐車場もあります。境内はそれほど広くないので、満車の場合でも少し待てば空きが出るかと思います。

 

元善光寺 座光寺』の歴史f:id:traveler-cipher:20221003220609j:image

そもそも「善光寺」の「善光」って…なんだかご存じですか?

 

実はこれ「本多善光」という人物の名前なんです!この人が、ここ『元善光寺』や長野市の「善光寺」の元を作った方なんです!さらに、ここ『元善光寺』が建つ場所は、その「村田善光」誕生の地でもあります。

 

今から1400年前、欽明天皇の御代に天竺の国で作られた阿弥陀如来像が、百済国から日本へ渡ってこられました。しかし、海外の神を受け入れるかどうかという、物部氏蘇我氏による争いの後、物部氏によってその仏像は難波の堀に沈められてしまいました。

 

その後、推古天皇十年に信州麻績(おみ)の里(現在の飯田市座光寺)の住人本多善光(ほんだよしみつ)公が、国司の供をして都に上がった時に、難波の堀にて阿弥陀如来様にめぐりあい、生まれ故郷へお連れし、お祀りしたのが『元善光寺』の起源です。

 

その後、皇極天皇の時代に、勅命により本尊は芋井の里(現在の長野県長野市)へ遷座させられることになります。この寺が善光の名をとって善光寺と名付けられたことから、この寺は『元善光寺』と呼ばれるようになりました。

 

さらに遷座された本尊の代わりに勅命によって木彫りの本尊が残されました。また「毎月半ば十五日間は必ずこの故里(飯田)に帰りきて衆生を化益せん」という仏勅(お告げ)が残されたことで、「善光寺元善光寺と両方にお詣りしなければ片詣り」といわれています。

百済国から送られた阿弥陀如来像は、日本最古の仏像です。難波の堀で捨てられていたこの仏像を持帰り、お祀りした最初の場所が、この場所なんです!

 

皇極天皇の時代に、阿弥陀如来像は北の芋井の里へ移すよう命令が下されます。その引っ越した先に建てられたのが、現在まで残る長野市の「善光寺」!この時はじめて、本多善光の名を取って「善光寺」と名付けられました。

 

阿弥陀如来像を失ったこの地には、それを型どった木彫りの本尊が作られ祀られるようになります。これが現在まで続くこのお寺のルーツ!長野市の「善光寺」の名を受けて『元善光寺』と呼ばれ、長く厚い信仰を受けています。

 

しかもこの引っ越しのとき、「1ヶ月のうちの半分(15日)は『元善光寺』へ帰ってくる…」というお告げもあったようです!古くから「一度詣れよ元善光寺 善光寺だけでは片詣り」と謡われるようになったとか!

 

元善光寺 座光寺』境内の様子

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元善光寺 座光寺』の境内はさほど広くありません。駐車場から参道の階段をのぼると、すぐ目の前に本堂が見えてきます。傍らの手水鉢には、ビー玉が敷き詰められていて、キラキラ美しい!こんな夏らしい演出も素敵ですね!


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本堂は、長野市の「善光寺」をそっくりそのままミニチュアにしたような造りをしています。こちらでは、本堂に上がってお参りすることができますのでぜひどうぞ!

 

戒壇巡りは必見!

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こちら『元善光寺 座光寺』で絶対に外せないのが…長野市の「善光寺」にもある、本堂地下に入る「お戒壇巡り」!

 

ここ『元善光寺 座光寺』の戒壇巡りは…本家「善光寺」の戒壇巡りとは一味違います。むしろスリルは数段上!

 

真っ暗な地下道を進んで、ご本尊と繋がる錠前に触れることができればご縁ができるというものですが…長野市の「善光寺」は足元にうっすら明かりを置いてくれているので、ほとんど迷うことなく錠前にたどり着くことができます。

 

しかし!ここ『元善光寺 座光寺』のお戒壇巡りは、地下道は明かりひとつない真っ暗闇!曲がり角も予測できないので、正真正銘手探りでルートを把握しなければなりません!はっきり言ってめちゃめちゃ怖い!ゴールにたどり着いた時は、ほっと胸を撫で下ろしました(笑)


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決して広い境内ではありませんが、全国的に有名な「善光寺」の元祖がここ!「善光寺」だけでは片詣りで不吉とも言われていますので…ぜひ機会を作って、ここ『元善光寺 座光寺』へも足を足をお運びください!

 

さて、筆者一行はこのあと、この日のお宿「鹿教湯温泉」へ向かいました。その途中、安曇野へ立ち寄り!信州ご当地グルメである「おやき」の名店へ!次回もお楽しみください!

 

元善光寺 座光寺

 

アクセス

JR飯田線 飯田駅より路線バスまたはタクシー

中央自動車道 座光寺スマートICより6分

 

開堂時間

9:00-16:30

 

定休日

年中無休

 

参拝料金

無料

 

駐車場

境内周辺に無料駐車場あり

 

アドレス

長野県飯田市座光寺2638

0265-23-2525