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週末雑感 R4.9.11 エリザベス2世崩御…イギリスとイギリス連邦16ヶ国の元首!?

こんにちは!旅人サイファです。今回は旅行好きの皆さん必見です!

日曜日は、その時に起こっていることをリアルタイム投稿する、毎週恒例の『週末雑感』です。

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2022年9月8日、イギリス女王のエリザベス2世が崩御されました。享年96歳、在位は70年もの長期間にのぼりました。

 

この在位期間の長さは世界史的にも希少なもので、世界歴代2位という長期間でした。ちなみに世界最長在位期間は、フランスのルイ14世(太陽王)の72年に次ぐものです。

 

エリザベス女王は「イギリス国王」として紹介されることがほとんどですが、実は彼女は、「カナダ女王」であり「オーストラリア女王」であり、はたまた「ジャマイカ女王」「パプアニューギニア女王」「セントクリストファーネイビス女王」でもあったって…ご存知でしたか?

 

エリザベス2世の女王位

  1. イギリス
  2. カナダ
  3. オーストラリア
  4. ニュージーランド
  5. ジャマイカ
  6. バハマ
  7. グレナダ
  8. パプアニューギニア
  9. ソロモン諸島
  10. ツバル
  11. セントルシア
  12. セントビンセント・グレナディーン
  13. ベリーズ
  14. アンティグア・バーブーダ
  15. セントクリストファー・ネイビス

合計16か国

実はエリザベス女王は、上記16ヶ国の国家元首も兼務しているというから驚きです!「女王のために」と誓うのは、イギリス国民のみかと思われがちですが、実はこんなにも多くの国と国民が、女王を元首としているとは思いませんでした。

 

もちろん、カリブ海や太平洋の島々は、過去にイギリスから植民地として過酷な支配を受けていた歴史があります。そのため王室に反感を持つ人も多く、一枚岩とはいかないようですがね。

 

ちなみに、日本では通称「イギリス」と呼ばれる本国の正式名称も、ここ記載しておきましょう。これ、知らない人も多いんです。

 

それがこちら!

 

グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国

 

日本では、イギリス!イギリス!と登場頻度の高い国名ですが、実は正式名称には「イギリス」のイの字も入っていません。

 

「イギリス」とは、グレートブリテン島の南部にある、連合王国の構成国のひとつ「イングランド(イングリッシュ)」をカタカナ表記したものに過ぎません。

 

いわゆる『イギリス』とは、グレートブリテン島にある「イングランド」「ウェールズ」「スコットランド」とお隣アイルランド島の一隅にある「北部アイルランド」の4つの国から構成される連合王国なんです。

 

イギリスの概要

正式名称

グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国

構成国

イングランド

ウェールズ

スコットランド

・北部アイルランド

そのため、本来国の一部分を示すに過ぎない「イギリス(イングランド・イングリッシュ)」という国名表記は、不適切とも言えるのです。

 

まあ…もう100年以上定着してしまっているので、変えようがないのかもしれませんけどね。せめて『ブリティッシュ』なら、誤解も減ると思いますけどね。

 

さて、これまで70年もの長きにわたり、「女王のために」と団結していたイギリスとその連邦国。その象徴であった国歌「ゴッド・セーブ・ザ・クイーン」は、チャールズ国王の即位をもって、「ゴッド・セーブ・ザ・キング」に変わるそうです。また、通貨や紙幣に描かれているエリザベス女王の肖像も、変更されるかもしれないと取り沙汰されいます。

 

現在のイギリス国民のほとんどは、エリザベス女王以外の国王を知りません。初めて体験する「女王のいないイギリス」に戸惑う国民も多いと聞いています。今もまだ、国中が悲しみ、動揺していることでしょう。

 

これだけ国民に愛されたエリザベス2世。96歳のまさに大往生でした。慎んで哀悼の意を表します。

 

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