こんばんは!旅人サイファです!
本日もNHK大河ドラマ【鎌倉殿の13人】ざっくりコラム最速でをお届けします。
ついに全面対決となった北条VS比企。坂東武者の頂点を巡る争いは抜き差しならぬところまで来ていました。
二代将軍である頼家が意識不明のまま寝たきり。このまま目を覚ます可能性は万にひとつもない。頼朝亡き後の混乱を繰り返す訳にはいかないと、御家人たちは対策を協議します。
後継者の候補は3人。
①一幡は頼家の嫡男で比企が後ろ楯
②千幡は頼家の実弟で北条が後ろ楯
③善哉は頼家の次男で三浦が後ろ楯
順当にいけば、嫡流は①一幡です。なにせ当主・頼家の嫡男ですからね。
そこに難癖を付けたのが北条でした。
このまま比企の独走を許せば、北条一族の立つ瀬が無くなる!とばかりに、一方的に比企を騙し討ちにし、比企一族を討伐、さらにそればかりでなく、比企のもとにいた一幡までもを殺害します。
これ…冷静に考えると北条の権力欲に過ぎないかなり横暴なものですよね。
北条義時が、その嫡男泰時から「父上はそんなに北条の世を作りたいのですかっ!?」と問われた際、即座に「当たり前だっ!」と回答しています。
兄宗時が「坂東武者のための世を、北条が頂点に立って作り上げる!」と宣言した北条による坂東武者の世界。
明らかに義の無い北条の行いでしたが…結果的にはこれが鎌倉政権を安定させることになりました。
後継者はひとり
権力者もひとり
北条によるエゴと言われようと、この決断が、鎌倉政権の安定化に寄与したのは間違いありません。
諦めが悪い男とは、丸腰で行くと豪語しておきながら、下に鎧を着込んで行った比企能員か?それとも…その死が予期されて居たにも関わらず甦った頼家か?
このタイミングで、まさか頼家が目を覚ましたことで…また世の中は混沌とします。その後には、頼家自身の悲劇が待ち受けているのです。
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