旅人サイファのお出かけブログ

R3.5.15 ブログランキングサイト国内旅行ジャンル第1位獲得!旅行プランナー旅人サイファが送る『旅行に行きたくなるブログ』です!ぜひお立ち寄りください♪

スクロールして項目をお選びください!

【茨城県第2の都市はどこ!?】~都道府県No.2物語~

茨城県 第2の都市はどこ?】

全国には47の都道府県が置かれています。その47の都道府県内には、行政の中枢として機能する県庁所在地が置かれていますよね。

 

大抵の県では、県内で人口最多の都市が県庁所在地とされることが多いです。

 

県庁所在地や最大都市(人口最多都市)は有名ですが、それらに次ぐ第2.の都市は?と問われると戸惑う方も多いのではないでしょうか?

 

そうなんです。最大都市(人口最多都市)に次ぐ「第2の都市」って意外と知られていないのです。

 

そんな、都道府県内の第2の都市に焦点をあてた連載【都道府県No.2物語】!人口ランキングデータを基に、今回から関東地方編へ突入!まずは『茨城県』の第2都市を探っていきます!


f:id:traveler-cipher:20220709112530j:image

こんにちは!全国各地を旅行して、その土地土地のことを考えている旅人サイファです。毎週月曜日は毎回ひとつの県を取り上げた~都道府県No.2物語~をお送りしています。

 

2023年版更新!最新ランキング!

第1位 水戸市 26.9万人

第2位 つくば市 25.2万人

第3位 日立市 16.9万人

第4位 ひたちなか市 15.4万人

第5位 土浦市 14.1万人

茨城県も要注目ですね!つくばエクスプレスの開業でぐんぐん人口を延ばしている『つくば市』が、徐々に人口を減らしている「水戸市」を猛追!その差は2万人を切りました!この勢いを持続したら…近い将来逆転も見えていますね!

茨城県の歴史

関東地方の北東一角を占めるのが茨城県です。古代には、蝦夷と呼ばれた狩猟民族の居住地との接点で、北の福島県との県境には奥州三関のひとつ「勿来関」が置かれていました。

 

「茨城」の語源は、その蝦夷に対して茨棘(いばらとげ)で虐殺しこの地をヤマト化した…という逸話から付けられたという説もありますから…兼ねてから、ヤマトと蝦夷の結節点だったんでしょうね。

 

現在の県域は、律令国では旧常陸国一国に加えて、旧下総国の一部が加えられたエリアから成り立っています。

 

鎌倉時代から、この一帯は源氏の一族でもある「佐竹氏」の領国でした。戦国時代にはその佐竹氏が常陸国を制圧し、確固たる地位を得ます。

 

しかし、関ヶ原の戦いの際に、積極的に徳川に味方しなかったために出羽秋田へ転封。代わってこの地は、徳川家康の末子、徳川頼房を祖とする御三家のひとつ水戸徳川家の領地となり幕末まで栄えます。

 

県内は以下の5つの地域に分けられます。

  1. 県北地域(日立、常陸太田、高萩など)
  2. 県央地域(水戸、ひたちなか、笠間など)
  3. 鹿行地域(鹿嶋、鉾田など)
  4. 県南地域(土浦、つくばなど)
  5. 県西地域(古河、常総など)

 

実は県内の各地域は県内他地域との交流が非常に薄く…

…との方が結び付きが強いとされています。

 

茨城県の県庁所在地

茨城県の県庁は「水戸市」に置かれています。県域のほぼ中心部に位置しており、県内どこへ行くのにも便利な土地ですね。

 

元々は、徳川御三家のひとつ「水戸徳川家」の居城「水戸城」とその城下町から発展した町です。シンボルは藩校「弘道館」と「納豆」、そして「偕楽園の梅」でしょうかね。

 

尊皇攘夷思想の本家本元として、一時は幕末の主役との言える活躍を見せた水戸でしたが、やがて内部分裂により没落。明治新政府からも評価が低く、廃藩置県の際に「水戸県」とされなかったという逸話があります。

 

第2都市候補

土浦市

歴史的な観点から見れば、ここ「土浦市」こそ茨城県No.2にふさわしい町です!合一して茨城県が成立する前に作られた「新治県」の県庁もここ土浦に置かれていました。

 

日立市

日本有数の企業城下町である「日立市」も筆頭候補!県内随一の工業港湾都市であり、国内屈指の規模を誇った家電メーカー「日立製作所」と共に発展した町です。

 

古河市

茨城県内ながら、日光街道東北線沿いに位置しているために存在感の薄い「古河市」も隠れた有力候補!元々は旧下総国だったこともあり、他の旧常陸国の町とは一風異なる文化が育っています。

 

つくば市

日本最大の学研都市「つくば市」が近年急上昇!都内へ直接アクセスできる鉄道「つくばエクスプレス」の開業で一気にそのステータスを上げました。

 

取手市

都内へのアクセスでは、県内No.1なのが「取手市」!上野駅までわずか40~50分というアクセスの良さが売りです。茨城県の窓口として、面目を保てるか?

 

人口ランキング推移

 

こちら、1980年~2010年までの茨城県の人口ランキング推移です。なかなか興味深いデータですね!トップは40年間変わらず!県都水戸市」が君臨しています。

 

1980年の段階では、第2位の「日立市」がわずか1万人差にまで肉薄!あわやトップに躍り出るか?という勢いを見せていました。

 

しかし、その後水戸市が人口を伸ばす一方、日立市は伸び悩み…徐々にその差は開いていますね。

 

2010年に、日立市に変わって2位に躍り出たのが「つくば市」!1980年には圏外ながら、その後1990年から3位→3位→2位と順位を上げています。

 

また旧勝田市も、ひたちなか市へと名前を変えつつ常に上位ポジションをキープしていますね。つくば市の躍進以外は、あまり顔ぶれに変化がないランキングになっていますね。

 

2021年!茨城県第2都市はここ!

それでは!2021年10月の人口ランキングから最新の茨城県内最新人口データを見てみましょう! 

 

第1位 水戸市 27.0万人(全国94位)

第2位 つくば市 24.6万人(同107位)

第3位 日立市 17.1万人(同155位)

第4位 ひたちなか市 15.5万人(同173位)

第5位 土浦市 14.1万人(同195位)

 

やはりと言うべきか!第2位の座は躍進著しい「つくば市」が確保しています!むしろ、水戸市との差をさらに詰めていますから…あわよくばトップを窺える位置かも!?

 

公的機関や民間企業の研究施設が集まるため、雇用の充実していることが「つくば市」の強さの秘訣かもしれません。もしかしたら数十年後には…水戸市を抜いているかもしれません!?

 

と、言うことで…【茨城県第2の都市は…つくば市】でした!